世界中のファッション・ビューティートレンドを生み出している韓国で、新しいヘアスタイル”チャンモリパーマ”が誕生！
日本でも早速”タンバルモリ”や”ヨシンモリ”に続いてじわじわと注目を集めています。
本記事ではそんなチャンモリパーマの魅力を徹底解剖。チャンモリパーマの基本的なやり方からメリット・デメリットまで、細かくご紹介します。韓国ガールの最新ヘアトレンドを知りたい方は要チェックです◎
韓国のチャンモリパーマとは産毛パーマのこと！
韓国で一大ブームになっている最新ヘア”チャンモリパーマ”。
チャンモリというのは、韓国語で産毛や後れ毛のこと。おでこ周りにある産毛にゆるめのパーマをかけることで、その毛流れやシェーディング作用を利用して小顔効果を引き出すのが狙いです。
ひたいの形も理想通りに形成できるので、おでこや輪郭にコンプレックスを抱えている女性から多く支持されています！
”チャンモリパーマ”を編み出したのは、「A. by BOM」のスタイリストKELLY氏と言われています。
これまでにBoAやサンダラ・パクなど数々の有名韓国芸能人のヘアメイクを担当してきた、超一流のスタイリストです。
韓国ならでは！チャンモリパーマ誕生の背景
韓国で”チャンモリパーマ”が誕生したきっかけには、日本のヘアトレンドとは異なる韓国ならではの背景があるといわれています。
それは、韓国女性の多くが前髪のないワンレンスタイルを好むから。
日本では年齢やトレンドに関係なく前髪を作るタイプのヘアスタイルが定番となっており、前髪なしのワンレングスを選ぶ人は少なめです。しかし、韓国女性の間では大人っぽく見えるという観点から、前髪なしのヘアスタイルが一般的。前髪を作っている女性はかなり少数派なのです。
そんな韓国において、前髪なしのヘアスタイルでいかにおでこや輪郭を綺麗に見せられるかは超重要ポイント。前髪で隠すという小細工が通用しないので、代わりに産毛の流れやシェーディング効果を駆使する”チャンモリパーマ”が生み出されました。
韓国でおでこのラインが重要視されていることは、韓国女優やKPOPアイドルのヘアスタイリングを見ていてもよく分かりますよ！ワンレングスが似合っている女性は皆、生え際がクルンと丸みを帯びているんです。これまで生え際の小顔効果を狙う方法としてはパウダーシェーディングが一般的でしたが、チャンモリパーマならより自然に輪郭修正ができちゃいます◎
チャンモリパーマは日本のサロンでもできるの？
日本の美容室でもチャンモリパーマを取り入れているところが少しづつ増えてきています。韓国の美容室に行かなくても大丈夫。近年の日本では韓国のヘアトレンドが大流行しているので、サロンでも韓国風なスタイルに対応してもらいやすくなっていますよ◎
チャンモリパーマのメリット・デメリット
チャンモリパーマに挑戦する間に押さえておきたいメリットとデメリットをまとめました。
「私の髪に合っているの？」と不安な方は、この項目を参考にしましょう！
メリット
おでこの形を綺麗に見せられる
チャンモリパーマを活用して人工的に産毛を作ることで、理想通りのおでこの形をゲットできます。ワンレングスのように前髪のないヘアスタイルを維持している人は、特に生え際のラインが目立ちます。おでこの形が綺麗かどうかで、ヘア全体の垢抜け度もぐっとアップ！産毛を揃えることで自信を持って前髪を上げられるようになりますよ！
また産毛の量や濃さも自在に調整できるので、生え際の薄さに悩んでいる方にもおすすめ。シェーディングパウダーを使うよりもナチュラルにカバーできるでしょう。
小顔効果を狙える
産毛の範囲が広がれば、見える肌の量が減って自然と小顔効果を狙えます。一度パーマをかけた産毛はしっかり下向きに固定されるので、後ろ髪とごちゃ混ぜになってしまう心配もありません。顔の縦幅を短縮することで、ナチュラルに肌の余白部分を埋めてくれるでしょう。面長やおでこの広さで悩んでいる方には、特に効果的です。
アップスタイルが垢抜けする
アップスタイルのヘアが一気に垢抜けするのもメリットの1つ。前髪やもみあげの間からチャンモリパーマで作った産毛が覗くことで、まとめ髪でもかっちりとしすぎない程よい抜け感を演出できます。
日常的にお団子やポニーテールなどをする方は特に必見。一手間加えるだけで、いつものアップスタイルを一気にアップデートできますよ◎
デメリット
うねりやくせ毛が強いと綺麗にかかりにくい
根元のうねりが強い髪には、チャンモリパーマが綺麗にかからない場合があります。場合によっては元々のくせ毛がより深刻になってしまうことも。どうしてもチャンモリパーマをかけたいという方は、あらかじめ担当の美容師に相談してみましょう。
縮毛矯正との相性が悪い
縮毛矯正がかかっている髪は針金が伸びるようにピンと張っている状態なので、産毛の柔らかさを表現するチャンモリパーマと相性が良くないです。チャンモリパーマには、くせのない柔らかな髪質がベスト。縮毛をかけた状態の髪に施術をすると、自然な産毛の流れを演出できなくなってしまいます。
縮毛矯正をかけている方は、矯正の効果が取れるまで少し期間を置いてからチャンモリパーマに挑戦する方が良いでしょう。
取り入れている日本のサロンがまだ少ない
韓国での流行を受けて日本でもチャンモリパーマを取り入れているサロンが少しずつ増えていますが、現状ではまだまだ少数。チャンモリパーマの施術ができるスタイリストの数も少ないため、サロン選びは苦労するかもしれません。
チャンモリパーマが上手なサロン・スタイリストを探したいときは、韓国系のヘアスタイルに力を入れているかに着目するのがポイント。韓国系が得意なサロンなら、最新の韓国トレンドをいち早く取り入れている可能性も高いでしょう。
チャンモリパーマはこんな人におすすめ
おでこを丸く見せたい！富士額が昔からコンプレックスだった！という方には、チャンモリパーマがぴったりです。
また、チャンモリパーマはワンレングス（前髪なし）の方だけでなく前髪ありの方にもおすすめ◎
アップヘアにした時、「前髪と触覚（もみあげ）の間がぱっくり空いてしまう！」というお悩みを解決してくれます。
チャンモリの自然な産毛が隙間を埋めてくれるので、綺麗なアップヘアスタイルを実現できるでしょう。
チャンモリパーマの施術手順
ここでは、美容室でおこなわれる一般的なチャンモリパーマの基本的な施術手順を紹介します。
サロンによって異なりますので、詳しくは担当者に確認してみてくださいね。
STEP1｜生え際・産毛の毛流れをチェック
チャンモリはおでこ周りの産毛を人工的に作るパーマです。とはいえ、産毛を綺麗に見せるためにはできるだけナチュラルな毛流れやカールを意識することが大切。1人1人の生え際の形や毛流れをしっかりチェックして、自分の骨格に合ったチャンモリのデザインを決定します。
チャンモリ（産毛）の濃さも自由に決められるので、薄めがいい・多めがいいなど好みがあればこのタイミングで相談しましょう。薄めなチャンモリならより自然に、濃いめなチャンモリだとレトロ感のある個性的なスタイルに仕上がります。
STEP2｜もみあげにつなげながらチャンモリをカットする
生え際に沿って産毛をカットしていきます。もみあげとの境目がなくなるようにつなげてカットしてもらうのが、韓国風に仕上がるポイントです。
STEP3｜パーマ液をつけてカールを固定させる
チャンモリ全体にパーマ液を塗布し、毛の流れが八の字になるように整えます。上からペーパーで抑えれば、カールの流れが崩れることなく綺麗なチャンモリパーマに仕上がるでしょう。この時使用するペーパーは、チャンモリパーマの生みの親であるKELLY氏にちなんでKELLYシートと呼ばれています。
STEP4｜髪を洗い流して仕上げをする
チャンモリについたパーマ液をしっかり洗い流して、毛流れに沿うように髪を乾かします。髪が乾燥しやすい・広がりやすいという方は、少量のスタイリング剤を使用すると良いでしょう。櫛の反対側などを使って毛先を整えたら完成です。
ポイント
サロンでオーダーする際は、理想のチャンモリである韓国女優やKPOPアイドルの写真などを持参するのがおすすめ◎
仕上がりのイメージが伝わりやすくなりますよ！
普段のヘアスタイルごとに似合うチャンモリの形も変わってくるので、日頃からアップスタイルをするのか・ダウンヘアに合わせたいのかなども併せて伝えると良いでしょう。
チャンモリパーマに関する Q&A
最後に、チャンモリパーマに関する疑問へQ&A形式でお答えします！
チャンモリパーマはセルフでもできる？
チャンモリパーマをセルフで行うことも可能ですが、綺麗なチャンモリに仕上げたいならまずはサロンで施術してもらうのが良いでしょう！
チャンモリパーマは産毛カットの仕方やパーマ液の塗り方など、素人では難しい点も多々。一度パーマがかかると取れるまでに時間がかかるのはもちろん、誤った方法で髪が傷んでしまうリスクもあるので要注意です。
また産毛は頭皮と近いので、パーマ剤が頭皮につかないようにするのはなかなかの至難の業。パーマ剤が頭皮についてしまうと、地肌が傷んでしまい、将来的に髪が薄くなったり、抜け毛やフケなどのトラブルに繋がってしまうといわれています。
パーマ剤が頭皮につかないよう美容師さんたちは細心の注意を払ってくれますし、サロンによっては刺激の弱いコスメパーマ用のパーマ液を使用してもらうことも可能です。
チャンモリパーマは縮毛矯正をかけてても大丈夫？
デメリットでも取り上げたように、チャンモリパーマは縮毛矯正をかけている髪に向いていません。
縮毛矯正を繰り返すことでピンとまっすぐになっている髪は、柔らかさが失われて硬くなっている傾向にあります。そのため、丸みのあるしなやかなカーブを作るチャンモリ（産毛）とは相性が良くないのです。
せっかくパーマをあててもカールが綺麗に出ない・生え際の毛流れに違和感があるなどの症状を引き起こすリスクも。
チャンモリパーマをしたい場合は、縮毛矯正をしていない期間に施術を受けるのがベストです。
現時点で縮毛矯正をしていなくても、矯正が取れてから時間が経っていないと同じような現象が起こる可能性があります。その場合はできるだけ期間を置いて、髪が本来の柔らかさに戻るまで待ちましょう。
チャンモリパーマはメンズもできるの？
チャンモリパーマはメンズの方でもできます。
基本的なやり方はこの記事で紹介している手順と同じです。1人1人の骨格や毛流れを考慮しながら、好みの長さ・濃さのチャンモリを作っていきます。
おでこの広さや生え際の形に悩んでいる男性には特おすすめ！
パウダーシェーディングなどのメイクアップでフェイスラインを整えるより、ずっと自然におでこの形を整えられますよ◎
チャンモリパーマはどのくらい持つ？
チャンモリパーマの持ちは、だいたい2〜3ヶ月程度とされています。
産毛が顔にかかるレベルまで伸びたらお手入れのサイン。骨格や毛流れに沿って再度カットしてもらい、パーマをかけ直しましょう。
チャンモリパーマの値段はいくら？料金相場が知りたい！
トレンドが日本に入ってきたばかりなので、チャンモリパーマの料金相場はまだ安定していません。美容室や施術者の方によって値段に幅があるピンキリ状態となっています。
ある程度は前後しますが、だいたい1万円前後と覚えておくと良いでしょう。
チャンモリパーマは、日本では通常の前髪パーマやコスメパーマなどと同様に扱われることがほとんど。一般的な全頭用のデジタルパーマやコールドパーマよりも安い価格で施術を受けられます。
ちなみにトレンドの発信地である韓国のサロンでチャンモリパーマをする場合は、およそ5,0000w〜7,0000w（日本円にして5,000円〜7,000円程度）が相場価格です。
韓国発チャンモリパーマでコンプレックスを克服！最新のオルチャンヘアを楽しもう！
韓国発の最新トレンドヘア”チャンモリパーマ”は、自然な産毛を作ることでおでこや生え際を綺麗にカバーしてくれる画期的な手段です。
「おでこの形に自信がないけどワンレンスタイルを楽しみたい！」
「アップヘアにした時の前髪と後ろ髪の隙間を埋めたい！」
など、様々なコンプレックスを解消できます。
最近は日本の美容室でも施術をしているところが増えつつあるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてくださいね！
