今回お届けするのは、男性向けのヘアアイロン特集!ヘアアイロンの正しい使い方〜上手な選び方まで、気になる情報を詳しく解説していきます◎
アイロンで再現できるトレンドヘアの作り方も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。「アイロンが上手に使えない」「スタイリングが苦手」というメンズは必見です。
男性の垢抜けにはヘアアイロンが必須!
毛流れを揃えたり、寝癖を治したりするのにはもちろん、前髪だけの立ち上げや毛先のニュアンス感アップにも役立つヘアアイロン。
男性にとってスタイリングに欠かせない重要なアイテムですよね!
しかし、なかには「使い方がわからない」「火傷しそうで使うのが怖い」など、ヘアアイロンを上手に活用できていないメンズもいるのではないでしょうか?
ヘアアイロンを使いこなすには、正しい扱い方を学んで練習を重ねることが大切です。
男性がヘアアイロンを使うメリット
- くせ毛やうねりを解消できる
- ボリュームを出しやすくなる
- パーマ風のカールが作れる
- ヘアスタイルのもちがよくなる
- 毛先や前髪にニュアンス感を出せる
ヘアアイロンを使うだけで、メンズのヘアセットの幅はグンと広がります◎
トレンドのおしゃれな髪型も再現しやすくなって、垢抜けた雰囲気になるでしょう。
今回は、ヘアセット初心者さんでも簡単にマスターできる“ヘアアイロンの使い方“をご紹介します。
おしゃれ上級者さんに向けた応用アレンジのやり方も解説しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
《初心者の男性におすすめ》ヘアアイロンの選び方・3つのポイント
まずは、男性がヘアアイロンを選ぶ際に押さえておきたいポイントからチェックしていきましょう!
ポイントは全部で3つあります◎
《1》小回りが効く
ヘアアイロンを選ぶ際は、サイズ感と持ちやすさを意識するのが大切です。
男性は女性に比べて髪の短い人が多いため、プレートで髪を挟みづらく、また火傷のリスクも高め。
小回りの効くミニマムなサイズ感のアイロンを選ぶことで、より快適かつ安全にスタイリングできるでしょう◎
一般的には、25ミリ以下のアイロンが男性向きとされています。
同じサイズのヘアアイロンでもメーカーや種類によって扱いやすさが異なるので、お好みに合わせて試してみてくださいね。
また、ヘッドの部分ができるだけ薄いものを選ぶのもポイント!
ヘッドに厚みのあるストレートアイロンは、髪の毛を根元から挟みにくく、前髪やトップの立ち上げに不向きです。
ヘッド部分が薄いアイロンならその心配もなく、根元からしっかり熱を当てられますよ!
《2》すぐに温度が上がる
ヘアセットの時間を短縮するためにも、できるだけすぐにプレートが温まるヘアアイロンを選びましょう。
出勤・通学前の忙しい時間には、スタイリング1つにそこまで時間や手間をかけていられないことも多いはず。
設定温度に到達するのが早いアイロンのほうが、利便性が高いです◎
目安としては、30〜40秒ほどで100度以上まで上がるものがおすすめ!
髪質や再現したい髪型にもよりますが、だいたい120度前後の熱があれば、ある程度の細かなスタイリングも可能です。
《3》細かな温度調整機能
細かな温度調節機能があるかどうかも、ヘアアイロンを選ぶうえで重要なポイントです。
ヘアアイロンは、私たちが思っている以上に髪へ負担をかけています。
温度が高いほどスタイリングしやすいですが、高温での連続使用は髪へのダメージも大きいです。
場合によっては、高温のヘアアイロンを使い続けることで、切れ毛・枝毛などトラブルの原因となってしまうことも。
温度調節で自分の髪質・ダメージ状態に合わせると、必要以上に髪を傷つけるリスクを軽減できます◎
使用頻度の高い120〜180度のなかで細かく調節できるものがおすすめです。
5度・10度ごとに設定するヘアアイロンが多いですが、なかには1度単位で調節可能なアイテムもありますよ!
【基本編】男性向けヘアアイロンの使い方
基本的なヘアアイロンの使い方を解説していきます。
ヘアアイロン初心者の男性は、初歩的なやり方からマスターしましょう!
- 目の荒いブラシorくしで髪の毛全体を整える。
- ヘアアイロンを140度以上に温める。
- トップの根元を挟み、毛先までゆっくり滑らせる。
だいたい3〜5秒くらいかけて熱を当てるイメージ。 - 後ろの毛は、若干内巻きになるように手首を内側に傾けながら巻いていく。
軽くボリュームを入れることで、後頭部の絶壁を綺麗にカバーできる。 - 前髪は動きが出るように、毛先だけカールさせる。
途中まで真っ直ぐアイロンを当てて、毛先だけ手首を返すと上手に巻ける。 - ヘアオイルでツヤをプラスし、手ぐしで全体のバランスを整える。
【応用編】男性向けヘアアイロンの使い方
基本の使い方をマスターできたら、ヘアアイロンを使った応用アレンジにチャレンジしてみましょう◎
一気にトレンド感がアップして、こなれ感のある顔まわりを作れますよ!
センターパート×ヘアアイロン
ホットなメンズヘアトレンドといえば、センターパートが外せませんね!
流行りのマッシュスタイルと合わせてもおしゃれです。
おしゃれなセンターパートを作るポイントは、前髪の自然な立ち上がりと毛流れを意識したカールライン。
この2点を押さえておくだけで、一気に抜け感のある仕上がりになりますよ◎
前髪は少し長めに伸ばしておくと、扱いやすくておすすめです。
センターパートの作り方
- 前髪を目の荒いブラシorくしで整え、おでこの真ん中でざっくり分ける。
- 分け目の根元を持ち上げて、アイロンを3秒ほど当てる。
離したらすぐに触らず、熱が冷めるまで放置する。 - 根元が自然な角度で立ち上がったら、中間〜毛先に向かってアイロンを滑らせる。
このとき、アルファベットのSをイメージして動かす。 - 毛先まで熱を通したら、一度アイロンを離す。
熱が冷めるまで放置する。 - 2〜4までの工程を、残りの前髪にも繰り返す。
- 毛先のカールが強すぎる場合は、ストレートアイロンを真っ直ぐ当てて、適度に伸ばす。
反対に、カールが弱すぎる場合は、毛先だけ外に向かって巻き直す。 - 手ぐしで毛束を散らす。
スタイリング剤を適量揉み込み、しっかり馴染ませたら完成。
アップバング×ヘアアイロン
アップバングは、メンズヘアのなかでも特に人気の高い定番アレンジ。
顔まわりがすっきりするので、爽やかで清潔感のある印象に仕上がります◎
ある程度の長さと毛量がある人のほうがセットしやすいです。
髪質は硬めのほうがヘア崩れしにくいですが、スタイリング剤をつければ軟毛でも問題なくアレンジできますよ!
アップバングの作り方
- 前髪を一度水で濡らす。
タオルドライで8割程度乾かしておく。 - 目の荒いブラシで髪の毛を溶かしながら乾かす。
このとき、いつも流す方向とは逆方向に髪を持っていく。 - 前髪を根元から持ち上げて、ドライヤーの熱風を下から当てる。
- 温めておいたアイロンを、立ち上げた根元に重ねて、ドライヤーで作った立ち上げカールの上書きをする。
- 根元がしっかり立ち上がったら、中間〜毛先に向かって熱を通す。
髪を持ち上げながらふわっと下ろすように滑らせるのがポイント。 - ワックスを揉み込んで、前髪の形を整える。
軟毛の人は上からスプレーをかけると、キープ力がアップするのでおすすめ。
コンマバング×ヘアアイロン
コンマバングは、センターパートの変形スタイルのこと。
記号のコンマのように、内側へくるんと巻かれた前髪が特徴的です◎
顔まわりにアクセントができるので、他のアレンジよりも個性的でセンスのある印象に仕上がります。
髪の長さや髪質問わず、幅広い男性におすすめですよ!
コンマバングの作り方
- 途中まではセンターパートのやり方と同じ。(1〜6までの工程参照)
- 分け目の一番内側の髪の毛を1束すくう。
取りすぎるとバランスか崩れやすいので、毛束は少なめにするのがおすすめ。 - 中間部分をコテで挟んで、そのまま内巻きにする。
手首を内側に入れながら、ゆっくりカールさせるのがポイント。 - 1束だけ毛流れに逆らったカールができたら、オイルorバームを馴染ませる。
つけすぎるとカールが取れる原因になるので、要注意。 - 全体に適度な束感とツヤが出たら、完成。
ツイストパーマ風×ヘアアイロン
ヘアアイロンを使えば、パーマをかけなくてもパーマ風のニュアンスを再現できます。
ツイストパーマはメンズパーマのなかでも人気のあるデザインなので、自力でセットできると嬉しいですよね!
ほかのアレンジよりもキープ力が大事なので、少し高めの温度設定で巻くのがポイント◎
髪の毛が傷んでいると毛先がチリチリして見えやすいので、あらかじめ注意しましょう。
ツイストパーマ風スタイルの作り方
- トップの髪の毛を1束取り、根元にアイロンを当てる。
- 手首を軽く内側にひねったまま、5秒ほどキープする。
- アイロンを離し、作ったカールのすぐ下の髪を再度挟む。
- 先ほど作ったカールと反対向きになるように、手首を外側に捻りながら巻いていく。
こちらも5秒ほどキープする。 - 2〜4の工程を毛先まで繰り返し、細かいウェーブ巻きができていればOK。
- 他の毛束も同じように少しずつ巻いていく。
- 巻き終えたらカールをほぐし、手ぐしでバランスを整える。
ヘアオイルでツヤ感をプラスしたら、完成。
ヘアアイロンを使うときの注意点
ここでは、ヘアアイロンを使う際の注意点をまとめました。
使い方を間違えると、ヘアダメージや崩れの原因になるので、十分注意しましょう◎
一度に挟む毛束は少なめにする
ヘアアイロンを使う際は、一度に挟む毛量の調節がとても大切です。
毛量が多すぎると、毛束全体に熱が行き届かず中途半端なカールになってしまいます。
また、一見綺麗に巻けているようでも、カールやボリュームがすぐに取れてしまう可能性も。
一度に取る毛束を少なくすることで、アイロンの熱を細部までしっかり行き届かせられます◎
慣れないうちは、ダッカールピン(髪の毛用のクリップ)などを使って、巻く部分と巻かない部分を明確に分けておくと失敗しにくいですよ!
熱が冷めるまで触らない
一度ヘアアイロンを当てたら、髪の毛がしっかり冷めるまで触らずにおきましょう。
髪の毛のカールは熱を当てることで作られるのではなく、一度当てられた熱がしっかり冷めることで作られます。
冷めながら徐々にカールが固まっていくので、形が固定されるよりも先にほぐしてしまっては意味がありません。
「ヘアアイロンを使ってもカールがすぐに取れてしまう」という人は、熱が冷めきっていないうちに形が崩れている可能性が高いです。
手ぐしで無造作な感じを出したいときも、毛先までしっかり冷めたことを確認してからほぐしてくださいね◎
スタイリング剤はヘアセットのあとにつける
スタイリング剤を馴染ませるのは、基本的にヘアアイロンで形を作ったあとです。
アイロンの熱ダメージを防ぐため・カールキープ力を上げるため、セットをする前の使用が勧められている一部のヘアオイルなどもありますが、ほとんどのアイテムはアイロン後に使用します。
スタイリング剤でコーティングされた髪は、アイロンの熱が内部まで届きにくいです。
髪が均等に温まらないので、綺麗なカールやストレートを作るのが難しくなってしまいます。
オイルに関わらず、バーム・ワックス・ムースなども必ずアイロン後に使用してくださいね!
また、アイロン後の髪は熱によって内側の水分が蒸発している状態です。
最後にオイルやバームで保湿すると、ヘアセットと同時にヘアケアもできて一石二鳥ですよ◎
日常的なヘアケアを徹底する
ヘアアイロンを使うようになると、髪のダメージが急速に進みます。
これまで枝毛や切れ毛が目立たなかった人でも注意が必要です。
ヘアアイロンの熱による乾燥やダメージは、日々のお手入れを徹底することで防げます◎
洗い流さないトリートメントやヘアオイルで、髪の内側からしっかり保湿ケアしましょう!
ヘアケアを怠ると、ダメージ毛が増えるだけでなく、ゴワつきやパサつきにつながります。
アイロンでヘアセットしようとしても髪のまとまりが悪くなってしまうので、気をつけてくださいね。
ヘアアイロンを上手に使ってスタイリングの幅を広げよう!
ヘアアイロンを活用することで、より手軽におしゃれなヘアスタイルを実現できます!
まだ使ったことがないという男性は必見です◎
へアイロンの基本的な使い方を覚えて、垢抜け度アップを目指しましょう。