毎年秋頃になると気になる髪のパサつき。夏に受けた紫外線ダメージがあらわれ始める秋こそ集中的なヘアケアが必要です。
今回は、秋冬におすすめのヘアケア方法を美容師163名に大調査。この記事では、美容師に教えてもらったヘアケア方法を【美容室編】【おうち編】に分けてまとめています。
さらに、記事後半では髪のパサつきが気になりやすい秋冬でも、ヘアカラーの色持ちを良くするコツをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
秋冬は髪がパサつく気がする…… 一体なぜ?
髪のパサつきは髪内部の水分量と油分量に大きく影響を受けるといわれています。
一般的に、健康な髪の内部には一定量の水分が含まれているので、見た目も艶やかな髪を保つことができます。
しかし何らかの原因によって、髪の表面のキューティクルが開きっぱなしになってしまうと、髪の水分が流れ出して乾燥しパサついてしまうのです。
真夏の日焼けは「お肌」だけじゃない
その原因の1つとなるのが「紫外線」。真夏に受ける紫外線はお肌だけでなく「髪や頭皮」にも強いダメージを与え、髪のパサつきを引き起こします。
さらに紫外線だけではなく、夏はハイトーンカラーをした人は、カラーによるダメージが蓄積される場合もあるようです。
秋にパサつかないようにするには、まずしっかりと「髪の日焼け対策」が必要になります。
とはいっても、どうしても髪(頭)は日に当たりやすい部分なので、完全に避けることはなかなか難しいですよね。
【美容室編】美容室でできる秋のヘアケアは?
やむを得ずに受けてしまった夏の髪ダメージは少しでも軽減したいもの。
ここからは秋冬の季節におすすめのヘアケア方法をご紹介します。
今回のヘアケア方法は、美容師163名にアンケート調査をおこない、その回答結果をまとめたものとなります。
【秋におすすめのヘアケア】美容室でトリートメントをする
美容師に聞いた秋冬におすすめのヘアケア方法として多かった意見は「美容室でしっかりめのトリートメントをおこなうこと」でした。
ホームケアと比べて、サロンでのトリートメントは金額がかさむケースが多いものの、髪ダメージの大きい季節だからこそしっかりめにヘアケアしたいという人にはおすすめです。
今回のアンケートで特に支持されていたトリートメントを2つ紹介します。
#【美容室でできるヘアケア】Aujuaトリートメント
さまざまなヘアケア用品を展開する「ミルボン」の手がけるAujuaトリートメントは、日本人の髪質に合うように開発されました。
髪や頭皮のお悩みに応える幅広いラインナップが展開されていて、髪のパサつきの他、髪のまとまりや抜け毛、地肌の乾燥・かゆみにも効果が期待できます。
#【美容室でできるヘアケア】Oggi ottoトリートメント
Oggi ottoとは、テクノエイト株式会社の手がけるトリートメントのことで、美容成分を40%以上配合されていることが最大の特徴です。
髪のダメージレベルやなりたい質感にあわせて、全13種類の薬剤をカスタマイズしながら、理想の仕上がりを目指します。
【おうち編】おうちでできる秋のホームケアは?
続いて、おうちでできるホームケアをご紹介。サロンのケアだけでなく、普段からヘアケアしているとより艶髪をキープしやすくなりますよ。
シャンプーやトリートメントを変えてみる
美容師のワンポイントアドバイス
- シャンプーを洗浄力の優しいものに変えてあげてください。ヘッドスパやマッサージをして血行を良くし、健康な髪が生えてくるように頭皮環境を整えるのもおすすめです(東京都・スタイリスト)
- サロン専売品(Aujuaなど)のシャンプーとトリートメントをおすすめしています(東京都・スタイリスト)
- まずは保湿力の高いシャンプーを使ってみると効果を得やすいです(大阪府・スタイリスト)
アウトバスはオイルではなく「ミルクタイプ」を使う
美容師のワンポイントアドバイス
- しっかりサロンでトリートメントをしてあげるのもおすすめですが、それを持続させるためにも、おうちでアウトバストリートメントなど、簡単でも毎日のケアをしていただいた方がパサつきなどの乾燥が気になりにくくなります(東京都・スタイリスト)
- 夏の紫外線を強く浴びる時からケアをしておくのが一番良いのですが、ホームケアならミルクタイプで保湿をした後に上からオイルをつけてあげてコーティングをしてあげるというアウトバストリートメントのダブル使いか良いと思います(千葉県・スタイリスト)
- ミルクで保湿、水トリートメントと普段使いのトリートメントで乾燥から髪を守ることができます(京都府・メンズスタイリスト)
しっかりとドライヤーで乾かす
美容師のワンポイントアドバイス
- まずは早めにしっかり乾かしましょう(大分県・スタイリスト)
- アウトバストリートメントをミルクタイプにして、コーミングをしてから乾かしましょう(東京都・スタイリスト)
- お肌と一緒で、とにかく”保湿”!ドライヤー前のヘアオイル、もしくはヘアミルク、外出時のヘアオイルやスタイリング剤など、夏時よりも意識してケアすることが大切です(大分県・スタイリスト)
お出かけ前のスタイリングは「オイル」で仕上げる
美容師のワンポイントアドバイス
- アウトバスでヘアミルクなどを使った後にオイルを使うことや、お出かけ前にオイル(スタイリング用)をつけてあげるとパサつきを抑えることができます(愛知県・スタイリスト)
- 乾かす前にミルクタイプのトリートメント、仕上げにはオイルタイプのトリートメントをつけましょう!(東京都・スタイリスト)
- 重めのオイルをつけるだけでもだいぶカバーできますよ!(茨城県・スタイリスト)
寝るときは「シルクキャップ」をつける
美容師のワンポイントアドバイス
- ナイトキャップなど枕との摩擦を軽減させるのがおすすめです(東京都・スタイリスト)
【美容師に聞きました】ヘアカラーの色持ちを良くするヘアケア方法
髪ダメージが大きくなると、表面のパサつきだけではなく、髪色を染めてもすぐに抜けやすくなってしまいます。
せっかく秋冬ヘアカラーにするなら長い期間楽しめるように、ちょっとした工夫を心がけてみませんか?
今回、ヘアカラーの色持ちをよくする工夫を【おうち編】【美容室編】に分けて、美容師さんに教えてもらいました。
\ この人に教えてもらいました /
Fam代官山
小田川 竜也さん
お客さまのライフスタイルと髪質に合ったスタイル提案を心掛けています。
自宅でも再現しやすいパーマスタイルやメンズスタイルはぜひお任せください!
【美容室編】
#カラー前後のケアが大切
美容室でヘアカラーをするなら、カラー前と後の処理をおこなうかどうかで色持ちが大きく変わります。
カラー後のケアとしては、やはり美容室でのアフターケアとしてヘアトリートメントをするのがおすすめです。
#髪色が抜けやすい人は暗めのトーンを選ぶ
髪色が抜けやすい方は、0.5トーンぐらい暗めのカラーの施術にすると、しっかりと色素が入るので色落ちの期間が長くなります。
ただし仕上がりが暗くなってしまうので、担当の美容師さんとご相談してみてくださいね。
【おうち編】
#ヘアカラー当日はぬるま湯がおすすめ
ヘアカラーをした当日から2日後ぐらいまでは、髪を濡らすときはいつものシャワーの温度よりできるだけぬるま湯で濡らしましょう。
カラー直後は施術時に広げたキューティクルが安定していない状態です。
当日はシャンプーを極力控えて(24時間空けるのがベスト)、トリートメントなどをするのがおすすめです。
#カラーシャンプーを使ってみる
染めた髪色に合わせてカラーシャンプー(通称:カラシャン)にすると色持ちもアップします。
最近では、アッシュ、パープル、ピンク、オレンジ等のカラーバリエーションもラインナップされているようです。
美容師のワンポイントアドバイス
- カラーシャンプーの色によっては、染めるときに色素が邪魔してしまいうまく色が入らなくなってしまうことがあります。そのため美容室に行く5〜2日前ぐらいはカラーシャンプーの使用を控えるようにしてください。
#ヘアケア用品を見直してみる
サロン専売品のシャンプーやトリートメントがおすすめですが、コストを抑えたい方はヘアケア用でもOK。
また男性用のスキャンプケアの出来る物は洗浄力が強いので、一般的には色が抜けやすくなるといわれています。