韓国で登場した人気の「根元パーマ」が日本でも注目を集めています!
根元パーマは分け目やつむじなどの、ボリュームが気になる位置をナチュラルにカバーするパーマ方法。
自然に華やかなシルエットになれると若者を中心に、40代や50代以降の大人世代からも人気を集めています。
この記事では、根元パーマの特徴やメリット・デメリットを解説します。
ボリュームに悩んでいる人や、根元パーマに興味がある人は参考にしてくださいね。
※本記事で紹介するのはあくまで一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
根元パーマ(プリパーマ)とは
根元パーマとは、頭頂部の根元をふんわりさせる「根元用パーマ」のことです。
根元パーマは、多くの韓国アイドルも施術しているスタイル。
韓国アイドルブームをきっかけに、日本でも希望する人が多くなりました。
分け目が気になる・頭頂部がぺたんこで寂しいという悩みを解決できるとして、若い女性を中心に注目を集めています。
根元パーマをあてることで自然な立ち上がりを作れるため、華やかで綺麗なシルエットを作ることが可能です。
根元パーマ(プリパーマ)とプリカールの違い
根元パーマと似ているものとして「プリカール」が挙げられます。
根元パーマとプリカールは、呼び方が違うだけで内容や目的はほぼ同じ。
カールと聞くとクルクルとした状態をイメージするかもしれませんが、ゆるやかな丸みであっても「カール」と表現します。
根元パーマの発祥の地・韓国では、根元を「プリ」と表現するため、根元パーマ=プリカールと呼ばれることもありますよ。
根元パーマ(プリパーマ)とチャンモリパーマとの違い
根元パーマと似ているメニューとして「チャンモリパーマ」が挙げられます。
「チャンモリ」とは韓国語で産毛やおくれ毛を指す言葉で、チャンモリパーマは産毛風の髪をパーマで作るパーマ技術のことです。
根元パーマはボリューム・チャンモリパーマは顔まわりの雰囲気に変化を与えるイメージですね。
分け目や頭頂部のボリュームが気になる人は根元パーマが、おでこの広さ・輪郭を補正して小顔に見せたい人はチャンモリパーマがおすすめです。
根元パーマ(プリパーマ)のメリット
根元パーマには、他のメニューにはない魅力ポイントがあります。
悩みやなりたいイメージによっては、根元パーマがぴったりな人もいますよ!
根元パーマのメリットや特徴を解説します。
根元に自然な立ち上がりができる
髪質や生え癖が影響して「頭頂部のボリュームがなくぺたんこになる」ことに悩んでいませんか?
年齢に関係なく分け目に悩みを抱えている人は意外と多いんです。
そんな人に根元パーマはピッタリ!
根元に自然な立ち上がりができ、ぺたんこな印象を感じないナチュラルで華やかシルエットを叶えられます。
また前髪・頭頂部の透け感・つむじ割れをカバーすることも可能です。
髪のダメージが気にならない
通常のパーマの場合、傷みがちな毛先中心にあてるためダメージの影響を受けやすくなります。
一方、根元パーマは生えて間もない元気な髪の根元中心にあてるため、傷みを感じづらい傾向です。
すでに髪がダメージに弱い・元々髪質が弱くケミカル施術に抵抗がある人でも、比較的安心して施術を受けられるでしょう。
根元パーマ(プリパーマ)のデメリット
メリットも多い根元パーマですが、デメリットに感じる部分もあります。
施術後に後悔しないためにも、根元パーマのデメリットを知っておきましょう。
効果は1〜2ヶ月ほど
根元パーマの効果は永久ではありません。
根元が2センチ以上伸びると、根元のボリュームはなくなり元の状態に戻ってしまいます。
ボリュームのあるシルエットを維持したい場合は、2〜3ヶ月おきに根元パーマをあてることが必要。
普段のヘアケアに加えパーマの施術時間・コスト負担が増えるため、継続が厳しいと感じる人もいます。
施術できる店舗が少ない
根元パーマは通常のパーマと違い、導入歴が浅い新しい施術です。
まだ知識や経験値が追いつかず施術の導入を決めていない店舗も多いため、どこの店でも行えるわけではありません。
すでに根元パーマを導入している店舗でも、経験が浅いと思った仕上がりにならないことも。
事前に根元パーマができる店を探し、得意かどうか評判をリサーチする手間が必要な点は、デメリットに感じる可能性もあります。
根元パーマ(プリパーマ)が伸びたらどうなる?
根元パーマが伸びてくると、頭頂部は元のボリュームに戻ってしまいます。
カール自体はそこまで強くないため、伸びてくるとまわりの髪とナチュラルに馴染むでしょう。
自然な立ち上がりやボリューム感を維持するためには、2〜3ヶ月おきの定期的なメンテナンスが必要です。
根元パーマ(プリパーマ)を失敗すると起こること
根元パーマはまだ新しい技術なため、美容師さんの知識や経験値によっては失敗するリスクがあります。
根元パーマの失敗によって起こる3つの状況について解説します。
パーマがかからない
根元パーマに失敗すると、パーマがかからず元の状態とあまり変わらない可能性があります。
根元パーマはカールが強いとバランスが悪くなる原因に。
パーマがかかりすぎないように薬剤の力を弱めすぎると「パーマがあたっていない」と感じる状態になるでしょう。
薬剤選びは非常に難易度が高いため、特に多い失敗といえます。
なかでも、髪質がしっかりしていてパーマがかかりにくい人に多くある失敗です。
傷んで質感が悪くなる
根元パーマの失敗で、パーマは綺麗にあたっているけど質感が悪くなることがあります。
原因としては、髪の体力以上にパワーの強い薬剤を選んでしまうことが多いです。
特に元の髪が猫っ毛・年齢とともに髪質が弱くなっている人に多くある失敗といえます。
根元が折れてしまう
根元パーマに失敗すると、根元部分が90度に折れてしまうことがあります。
根元が折れるのは、薬剤が頭皮に付いてしまうことが原因です。
薬剤塗布後に髪や頭皮に触れたり、塗布の方法が悪いことで失敗するリスクが高くなります。
施術してもらうときは、できるだけ頭に触れないよう気をつけましょう。
根元パーマ(プリパーマ)のやり方を解説
初めての根元パーマの場合、どのような流れで行うか気になりますよね。
根元パーマのやり方を順番に見てみましょう。
ボリュームが欲しい位置に薬剤を塗布する
分け目やつむじのまわりなど、ボリュームを出したい位置にクリームタイプの薬剤を塗布します。
根元から薬剤が付くと「根元折れ」の原因になるため、根元ぎりぎりを空けた状態にすることが大切。
施術中は薬剤が頭皮に付かないよう、急に振り向いたり起き上がるなどの行為は避けましょう。
ロッドを挟んでカールを作る
「ロッド」と呼ばれる棒状の器具を髪に挟みます。
薬剤とロッドの組み合わせにより、根元に丸みのあるシルエットを作ることが可能に。
この後、薬剤が反応し形が変わるまで10〜20分放置します。
薬剤を流して固定する
薬剤の反応が終わったら一度流します。
薬剤を流したあとは固定のための薬剤を塗布し10分ほど放置後、再度流して終了です。
根元パーマ(プリパーマ)の所要時間
根元パーマの行程は通常パーマとほとんど同じなので、所要時間は約30分〜1時間ほどです。
同時にカットを行う場合は、2時間ほどになるでしょう。
根元パーマ(プリパーマ)の平均的な値段は?
根元パーマの平均的な値段は、3,000〜5,000円です。
カットを行う場合は、7,000〜10,000円である場合が多いでしょう。
ただし、根元パーマを行う範囲やサロンによって差があるため、正確な値段は実際に来店する店舗に問い合わせてくださいね。
根元パーマ(プリパーマ)の人気デザインや相性が良い髪型
根元パーマを取り入れたトレンドのヘアスタイルを紹介します。
相性が良い髪型も解説するので、ヘアスタイルと合わせて参考にしてくださいね。
根元パーマ(プリパーマ)の人気デザイン
根元パーマ(プリパーマ)で分け目に自然なボリュームを
頭頂部にナチュラルな立ち上がりができ、弾力がある状態が確認できます。
かきあげスタイルなど、分け目周辺がぺたんこになりやすい人には特に人気です。
上品で華やかな韓国アイドル風スタイルに
分け目を中心としたセンターパートに丸みのある根元パーマをあてたスタイル。
かきあげたときの立ち上がりシルエットが美しく、韓国アイドルのような見た目に♡
ぱっくり分け目も自然にカバー
生え癖が影響でぱっくり感が強く出るシルエットを、ナチュラルにふんわりとカバー。
分け目の主張が和らぐだけで上品さと美しさがアップして見えますね。
施術前後比較でよりわかりやすい立ち上がり
わざとすぎないナチュラルな立ち上がりで、まわりにバレずに魅力アップ可能です。
さりげない変化を出したい人におすすめ!
つむじまで繋がるぱっくり割れをカバー
分け目がつむじと繋がり後頭部がぱっくりしていると、すごく寂しい印象になりますよね。
根元パーマを活用すれば、後ろ姿美人にだってなれちゃいます♡
ボリュームふんわりショートスタイル
ショートにはふんわりとしたシルエットが必要不可欠。
根元パーマでボリュームある髪型を再現し、魅力度の高いヘアスタイルに大変身しました。
根元パーマ(プリパーマ)と相性が良い髪型
根元パーマ(プリパーマ)×ショート
自然な毛流れが美しいショートスタイル。
ナチュラルな立ち上がりで、上品かつ華やかなシルエットに仕上がります。
根元パーマ(プリパーマ)×ショートボブ
韓国風のおくれ毛が可愛いショートボブ。
ふわふわとした優しげなシルエットと、立ち上がりのある根元パーマとの相性はバッチリです。
根元パーマ(プリパーマ)×レイヤー
韓国風のミディアムレイヤーにするなら、根元パーマが相性バッチリ!
シンプルながらも上品さのあるおしゃれシルエットになりますよ。
根元パーマ(プリパーマ)×くびれミディアム
丸みとくびれのバランスが素敵なくびれミディアム。
頭頂部に根元パーマをプラスすることで、髪上半分の丸みを強調しバランスが整います。
根元パーマ(プリパーマ)×韓国風
韓国風にふんわり巻いたロングヘアは、根元パーマとの相性バッチリ!
全体的にエアリーさと華やかさが出て、一気にワンランク上のスタイルに。
根元パーマ(プリパーマ)×ロングストレート
シンプルなロングシルエットだからこそ、繊細なボリュームを足すことでより美しい雰囲気に。
特に前髪から分け目につながる位置に高さを出せば、クオリティが高まります。
根元パーマ(プリパーマ)のよくある質問
根元パーマのよくある質問についてまとめました。
根元パーマに対して疑問や不安がある人はチェックしてくださいね。
根元パーマ(プリパーマ)とカラーは同時にできますか?
サロンや髪の状態によって異なります。
サロンで使用している薬剤の特性や髪の傷み具合によって違うため、施術前に問い合わせてみましょう。
ただし施術可能な場合でも、髪への負担を避けたいなら同時施術をしないことをおすすめします。
薄毛を根元パーマ(プリパーマ)でカバーできますか?
可能、もしくは改善して見える場合があります。
髪の状態によってさまざまですが、根元に立ち上がりができれば髪がふんわりして見え薄毛感が緩和されることも。
同時に髪型をふんわりしやすいスタイルに変えるなど、変化を付けても良いですね。
根元パーマ(プリパーマ)は40代でも可能ですか?
可能です。
髪のエイジングが始まりボリュームが落ちやすい40代以降は、特に根元パーマの効果を実感しやすいでしょう。
根元パーマ(プリパーマ)でふんわりヘアを叶えよう
根元パーマは、ボリュームが出づらい頭頂部・前髪・頭頂部の透け感・つむじ割れのカバーを叶える新しいパーマ方法です。
自然かつナチュラルに華やかなシルエットとなるため、韓国の若者を中心に人気を高めています。
トップにボリュームが欲しい・分け目を目立たなくさせたい人はぜひ検討してみてくださいね。