縮毛矯正はくせ毛を伸ばすためのメニューです。
毎朝スタイリングが上手くいかない・昼になると髪がハネる・髪がパサパサして見た目が悪いなんて悩みを抱えていませんか?
そんなあなたにこそ、縮毛矯正でサラサラ髪を手に入れてほしい!
この記事では、縮毛矯正の値段や頻度など初心者さんが知りたい情報をすべてまとめました。
縮毛矯正を当てようか悩んでいる・どんなメニューか知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは、うねりや縮れなどのくせ毛を真っ直ぐストレートに整えるメニューです。
毛穴から生えている部分の髪に作用し、くせのない状態が半永久的に持続します。
ほとんどのくせに対応可能で、乾かすだけでちゅるんとしたストレートヘアが再現可能に。
女性はもちろんメンズにも用いられる、くせ毛さん向けのメニューです。
縮毛矯正とストレートパーマとの違いは?
縮毛矯正と似たメニューとして「ストレートパーマ」があります。
縮毛矯正=ストレートパーマだと認識されることも多いですが、実は目的が違うメニューなんです。
縮毛矯正の値段はどれくらい?
縮毛矯正にかかる値段は、平均15,000〜20,000円ほど。
ただしサロンによってさまざまです。
低価格サロンだと5,000〜9,000円ほど、高価格サロンだと30,000円ほどであるケースも。
薬剤・ダメージ・仕上がりの質感など、サロンのこだわりによって値段が変わる場合も多いので、来店前にリサーチすることが大切です。
前髪だけの縮毛矯正の値段は?
くせ毛の状態によっては、縮毛矯正を部分的に当てることもあります。
ポイントで縮毛矯正を当てる場合、施術範囲によって値段が変動します。
前髪だけなら5,000〜10,000円であるサロンが多い傾向です。
部位別の平均価格をチェック!
前髪だけ | 5,000〜10,000円 |
耳から前 | 7,000〜13,000円 |
表面だけ | 7,000〜13,000円 |
ストレートパーマと縮毛矯正、安いのはどっち?
ストレートパーマと縮毛矯正の場合、値段が安いのはストレートパーマです。
縮毛矯正が平均15,000〜20,000円なら、ストレートパーマは平均6,000〜10,000円ほど。
縮毛矯正 | 15,000〜20,000円 |
ストレートパーマ | 6,000〜10,000円 |
値段が違う理由は、施術に必要な行程がひとつ少ないからです。
縮毛矯正はアイロンで熱処理をして形を固定させるのに対し、ストレートパーマは熱処理がありません。
施術にかかる時間が30分〜1時間ほど変わるため、値段に違いが出ます。
縮毛矯正をかける頻度は?
縮毛矯正をかける頻度は、3〜6ヶ月に一度のペースが平均的です。
ただし髪の長さ・くせの強さ・縮毛矯正のあたり具合によって、くせ毛が気になる時期に差があるため適切な頻度は人それぞれ違います。
少し伸びただけで根元が目立つくせが細かくうねりが強い・髪が短い人は、縮毛矯正の頻度が早くなる傾向です。
一方比較的くせ毛の気になりにくい大きくゆるいくせ毛・髪が長い人は、縮毛矯正の頻度が遅めな傾向に。
縮毛矯正はどれくらい持続する?
縮毛矯正を当てた部分の効果は、ほぼ半永久的に持続します。
数ヶ月経つと若干くせが戻るリバウンド現象が起こる場合もありますが、ほとんど気にならないでしょう。
もし気になる場合は、次回の縮毛矯正時に弱いパワーの薬で伸ばしてもらうことも可能です。
縮毛矯正の持続期間は半永久的なので、当て直すタイミングはまとまりが悪い・根元のくせが目立ち始めたときがおすすめ。
縮毛矯正にかかる時間は?
縮毛矯正にかかる時間は、カットを含め約3時間ほどです。
ただし使用する薬剤や行程はサロンによって異なるため、2時間〜4時間になることも。
前髪だけ・部分縮毛矯正など、範囲が小さくなれば比例して時間は少なくなります。
縮毛矯正に必要な時間をチェック!
平均 | 3時間〜3時間半 |
早め | 2時間〜2時間半 |
遅め | 4時間 |
前髪のみ | 1時間〜2時間 |
耳から前のみ | 1時間半〜2時間半 |
縮毛矯正にかかる時間の内訳
縮毛矯正は大きく分けて3つの行程が必要です。
- 1液(還元剤)を塗布して、髪のくせをリセットする
- アイロンで熱処理し、真っ直ぐの状態を記憶させる
- 2液(酸化剤)を塗布して、真っ直ぐの状態を固定する
それぞれの行程に30分ほどかかり、放置時間は20分ほど必要です。
カットやカウンセリング時間を含めると、約3時間ほどになるでしょう。
縮毛矯正のメリット・デメリット
縮毛矯正はくせ毛を伸ばせる画期的なメニューです。
メリットが多いメニューですが、デメリットもあるため事前に知っておくようにしましょう。
縮毛矯正のメリット
縮毛矯正のメリットは主に3つ。
- スタイリングが楽になる
- 熱ダメージが負担にならない
- 艶が出やすくなる
乾かすだけでくせ毛が気にならない状態になり、毎朝のスタイリングが一気にラクに。
ドライヤーでブローしてる・アイロンを全体に当てている…などの手間から解放され、時間にゆとりが持てるでしょう。
毎朝アイロンをしている人なら、一度縮毛矯正を当てるだけで熱による負担もかからなくなります。
くせによるうねりがなくなると、髪に統一感が出て天使の輪が出来て艶々な見た目に。
艶は清潔感や若々しさの象徴でもあるので、見た目に自信が付く人も多い傾向です。
縮毛矯正のデメリット
縮毛矯正のデメリットは主に2つ。
- 値段・時間がかかる
- 美容師によって仕上がりが変わる
縮毛矯正をしていない人と比べると、値段・時間での負担は大きくかかります。
年間約45,000円・約9時間の負担となるため、人によって継続が厳しく感じることも。
また縮毛矯正は高度な技術・知識量が求められる難易度が高いメニュー。
美容師の技量次第で仕上がりが大きく変わる傾向です。
失敗が原因で「思ったよりストレートになった・髪がギシギシになった・うねりが残った」という人も。
施術を希望する前には、縮毛矯正を続けられそうか・お願いする美容師さんが縮毛矯正を得意としているか、しっかりリサーチするようにしましょう。
縮毛矯正に向いている・向いていない人
髪が艶々サラサラになる縮毛矯正ですが、誰でも当てれば良いというわけではありません。
縮毛矯正の特徴やメリットによって、向いている人や向いていない人が変わるので注意しましょう。
縮毛矯正に向いている人
縮毛矯正が向いている人の条件は4つ。
- うねりや広がりが強い・目立つ
- アイロンをしないと収まらない
- 艶のあるストレートヘアが良い
- スタイリングが不要な髪型が良い
「くせのある状態だと、どんな髪型をしてもまとまらない。毎朝スタイリングに苦戦している。」など髪の扱いに悩んでいる人は、縮毛矯正がおすすめです。
髪を乾かすだけでナチュラルなストレートヘアに仕上がるため、朝のストレスや手間から解放されます。
また、うねりは強くないけど髪表面がパサパサしている・なんとなく見た目が綺麗じゃない…と悩んでいる人にもおすすめ。
特にエイジング毛特有の縮れが強い髪は、アイロンでも収まらず見た目を損なうことも。
縮毛矯正を一度当てれば、加齢による髪質の変化をもカバーでき若々しい見た目に整えられます。
縮毛矯正に向いていない人
縮毛矯正が向いていない人の条件は3つ。
- 髪がペタンコなのは嫌
- 施術の継続が厳しい
- ハイダメージを負っている
縮毛矯正は髪のくせを取るメニューなので、元の状態より必ずボリュームダウンします。
猫っ毛で髪にボリュームがない・年齢とともに髪が細くなり寂しい印象なのが気になる…などの悩みを抱えているなら、縮毛矯正は向かない可能性も。
くせを取ってボリュームが落ちることで、くせ毛以外の悩みが加速する恐れがあります。
また、縮毛矯正は定期的な施術が必要です。
値段・時間の問題で施術が困難な場合、今すぐの施術は避けた方が良いかもしれません。
根元のくせ毛が伸びてきたときにまとまり・見た目ともに悪くなり、スタイリングが難しく感じられます。
さらに縮毛矯正で使用する薬剤は、ブリーチなどのハイダメージ毛との相性が悪い傾向です。
無理に薬剤を塗布すると、髪が縮れたり切れるリスクがあるため別の方法を取ることをおすすめします。
最近では、ブリーチ毛対応の縮毛矯正を展開するサロンもあります。
縮毛矯正で失敗しない方法4つ
縮毛矯正でサラサラ髪を目指すには、失敗リスクを減らすことも大切です。
思わぬトラブルを避けるために、施術時に気をつけたい点を解説します。
《1》カラーとの順番を気を付ける
カラーをしている人は、カラー・縮毛矯正の施術の順番を気をつけましょう。
サロン・美容師によって推奨する順番は違い、それぞれにメリット・デメリットがあります。
カラーを先にする | 縮毛矯正を先にする | |
---|---|---|
メリット | 縮毛矯正の薬剤パワーを下げられる | カラーの色落ちの心配がない |
デメリット | カラーの色落ちリスクがある | バージン毛の伸びが甘くなる |
カラーの色味を重視する人は縮毛矯正を先に、くせの伸び具合を重視する人はカラーを先にすることをおすすめしています。
またカラー・縮毛矯正の施術日は、10日前後間隔を空けると髪への負担が抑えられるでしょう。
《2》美容師の得意分野をリサーチする
美容師=すべての技術が得意というイメージがあるのではないでしょうか?
しかし実際は、サロン・美容師によって得意分野は違い、クオリティに差が発生します。
縮毛矯正は髪の状態を見極め、適切なパワーの薬剤を使用しないと、断毛・手触りや見た目の悪化などのリスクを高める原因に。
失敗を避けるためには、経験や知識に優れた縮毛矯正が得意なサロン・美容師にお願いするようにしましょう。
《3》過去の施術履歴を伝える
縮毛矯正では、髪の状態(ダメージ・髪質・くせの強さ)に合わせて薬剤のパワーを調整します。
ダメージが予測できない状態での施術は、ハイダメージのリスクに繋がり危険です。
必ず過去のカラー・パーマなど薬剤を用いた施術履歴を伝えるようにしてください。
またセルフアイロン等のスタイリングをする人は、頻度・温度・よく使用する部位(前髪だけ・表面だけなど)も伝えられると良いですね。
当てはまるなら伝えよう
- セルフカラーをした履歴がある
- ブリーチをした履歴がある
- 酸熱トリートメントなど「くせ毛用メニュー」を行ったことがある
- アイロン・コテを使用する
《4》セルフカラー・アイロンは避ける
縮毛矯正でのダメージを避けたい・仕上がりを100%に近づけたい人は、なるべくセルフカラーやアイロンは避けましょう。
縮毛矯正での薬剤パワーは、髪のダメージ具合で変わります。セルフカラー・アイロンの履歴があると、髪全体にダメージのムラができ、薬剤調整が難しくなりがちに。
過度な負担が加わることや、伸びが悪くなる原因に繋がってしまいます。
縮毛矯正後に気を付けること・手入れ方法
縮毛矯正後の髪は、薬剤により乾燥していたりと繊細な状態であることが大半です。
直後の手入れ方法が間違っていると髪の状態悪化・縮毛矯正の持ちに影響するため注意しましょう。
シャンプーのタイミング
縮毛矯正後は、24時間髪を濡らさないことが望ましいでしょう。
使用するものによって差はありますが、薬剤の定着には24〜48時間かかる場合があります。
水に濡れることで髪内部の結合が不安定になり、定着を邪魔してしまう可能性があるため注意が必要です。
使用する薬剤によっては、施術当日から濡らして良い場合もあります。担当の美容師の指示に従ってください。
カラー(白髪染め)・ハイライトのタイミング
縮毛矯正後にカラー(白髪染めを含む)やハイライトを行う場合は、縮毛矯正後10日ほど空けるようにしましょう。
7〜10日は縮毛矯正の薬剤に含まれるアルカリが髪に残留し、普段弱酸性の髪はややアルカリ性に偏ります。
アルカリ性状態の髪はダメージに弱くもろいため、薬剤の影響を強く受けるリスクがあります。
不要な負担を避けダメージを軽減したいなら、縮毛矯正後のカラー施術は10日ほど空けるようにしてください。
髪を結ばない・耳にかけない
縮毛矯正後の髪はやや不安定で、跡が残りやすい状態です。
シャンプーのタイミング同様、薬剤が完全に反応し終わる24時間が経つまでは、髪に跡が残る行動は避けましょう。
具体的には、髪を結ぶ・耳にかける・ピンで留めるなどです。
使用する薬剤によっては、施術当日から結んでも良い場合もあります。担当の美容師の指示に従ってください。
レングス別・縮毛矯正で叶えるちゅるサラヘア
縮毛矯正でサラサラになった人におすすめな髪型をレングス別に紹介します。
艶やかな髪型を最大限活かしたい人は参考にしてくださいね。
ショート×縮毛矯正
ハンサムショート×ナチュラルストレート
ハンサムショートに、ぺたんこになりすぎない縮毛矯正を当てたスタイルです。
シルエットが潰れず違和感のないナチュラルな仕上がりに。
ショート×艶髪ストレート
大きな横波状のくせ毛に艶感ある縮毛矯正を当てたスタイルです。
内側のボリュームが落ち着き、タイトなシルエットに仕上がります。
ボブ×縮毛矯正
ボブ×地毛風ストレート
ボブスタイルに地毛風の馴染みの良い縮毛矯正を当てた状態です。
重めスタイルなので、髪が伸びてもうねりにくくおすすめ。
ショートボブ×艶髪ストレート
ショートボブスタイルに艶感が出やすい縮毛矯正を当てた状態です。
内側の大きなうねりがなくなるだけで、髪のボリュームが落ち着きます。
ミディアム×縮毛矯正
ミディアム×切りっぱなしストレート
切りっぱなしミディアムに縮毛矯正をかけたスタイルです。
ハネやすい長さでもまとまりの良い艶髪に仕上げられます。
ミディアム×ハイトーン×酸性ストレート
ブリーチありのハイトーンヘアに酸性の縮毛矯正をかけたスタイルです。
優しくくせを伸ばすことで、髪への負担を最小限に。
ロング×縮毛矯正
ロング×艶髪ストレート
膨らみやすいロングに、ナチュラルな艶髪縮毛矯正をかけたスタイルです。
まとまりが生まれ、パサつきのない綺麗なロングスタイルに仕上がります。
セミロング×ぷるぷるストレート
乾燥しパサつきやすい状態に、ダメージレス縮毛矯正を当てたスタイルです。
見た目や手触りのうるおいを実感可能に。
セミロング×サラサラストレート
細かくうねるタイプのくせ毛に、ナチュラルなストレートをかけた状態です。
スタイリング時間が減り朝に余裕が生まれます。
前髪縮毛矯正
前髪あり×ナチュラルストレート
うねりが特に気になる前髪に、ナチュラルな縮毛矯正を当てた状態です。
雨の日でもうねり知らずでストレス軽減に。
前髪なし×ナチュラルストレート
大きくうねる長め前髪に、優しく縮毛矯正を当てた状態です。
シャキーンとなりすぎずまわりの髪とも馴染みやすい◎
顔まわり縮毛矯正
顔まわり×ナチュラルストレート
前髪と繋がるおくれ毛部分に縮毛矯正を当てたスタイルです。
顔まわりのうねりが特に気になる人におすすめ。
メンズ×縮毛矯正
メンズ×部分ストレート
気になる前髪部分にだけ縮毛矯正を当てたスタイルです。
違和感なくまわりの髪と馴染み、朝のスタイリングも楽ちんに。
メンズ×全体ストレート
髪全体に縮毛矯正を当てたスタイルです。
ボリュームが落ち着き、自然なマッシュスタイルに。
縮毛矯正のよくある質問
縮毛矯正に関する疑問や不安についてまとめました。
縮毛矯正の持ちはどれくらい?
縮毛矯正をかけた部分は、半永久的に効果が持続します。
ただし根元が伸びてくせ毛部分が出てくると全体のバランスは崩れるため、平均半年でかけ直す人が多い傾向です。
縮毛矯正はメンズでもしていいの?
はい、メンズでも縮毛矯正は施術可能です。
女性のように髪全体を当てる人もいれば、前髪だけなどポイントで用いる人も多くいます。
縮毛矯正はカラーと同時で行えますか?
はい。同時施術は可能です。
ただし髪への負担・拘束されることによる体への負担を考えると、別日で行うことをおすすめします。
縮毛矯正の失敗例を知りたいです
縮毛矯正で失敗すると、
- くせが伸びない
- くせが伸びすぎて不自然
- 髪がギシギシ・ゴワゴワになる
- 髪が縮れビビリ毛になる
- 髪が千切れる
など見た目や質感が悪くなります。
失敗によっては元に戻すことが難しいケースもあるため、お願いする美容師さん選びは十分注意しましょう。
縮毛矯正でくせ毛の悩みから解放されよう
縮毛矯正のまとめ
- 縮毛矯正はくせ毛を伸ばすためのメニュー
- 値段は平均15,000〜20,000円
- 縮毛矯正をかける頻度は3〜6ヶ月
- 縮毛矯正にかかる時間はカット含め3時間ほど
- 縮毛矯正がおすすめな人は、くせ毛が原因でまとまりに悩んでいる人
- 縮毛矯正の効果持続期間は、半永久
縮毛矯正はくせ毛を真っ直ぐ綺麗に伸ばすことができる、優秀なメニューです。
朝のスタイリング時間を短縮したい・雨の日でも髪のうねりを気にせず過ごしたい人にはピッタリ!
くせ毛に悩んでいる人は、ぜひ一度検討してみてくださいね。