ポンパドールってどんな髪型?リーゼントとの違いや人気のスタイルをご紹介!
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    ポンパドールってどんな髪型?リーゼントとの違いや人気のスタイルをご紹介!

    ポンパドールとは、前髪を後ろに流しながらボリュームと丸みを持たせたヘアスタイルのこと。
    アレンジによって清潔感のあるビジネスパーソン風、ワイルドなアーティスト風など、さまざまな印象にチェンジできます。
    硬派なバーバースタイルが好みの男性には長く愛されている髪型です。
    イメージする際は、リーゼントのような髪型を思い浮かべるとよいでしょう。
    今回は、ポンパドールの特徴やリーゼントとの違い、似合わせ方、人気のスタイルをご紹介します!

    ポンパドールって何?

    ポンパドールという単語を、初めて聞く人もいるのではないでしょうか?

    ポンパドールは、一般的に前髪を立ち上げて後ろに流しながらもふんわりとボリュームと丸みを持たせたヘアスタイルのことです。

    18世紀のフランス国王ルイ15世の愛人・ポンパドール夫人が由来しています。
    なお、ひとくちにポンパドールといっても、メンズ向けとレディース向けでは少しスタイルが異なる点に注意しましょう。

    レディース向けのポンパドールは、前髪をふんわりと上げてボリュームを出しながら、ヘアピンで固定するスタイル。
    それに対し、メンズ向けのポンパドールはヘアピンを使わずに、前髪にボリュームと丸みを出しながら整髪剤などで固定したスタイルです。

    メンズのポンパドールは、上品な印象に加えてワイルドな印象も与えてくれる髪型です。
    主に海外を中心に流行しており、ベッカムも実践しているヘアスタイルなので、日本でポンパドールに挑戦すれば時代の先取り間違いなし◎

    若い人だけでなく、シニア世代のあいだでも、清潔感のある髪型として注目を浴びつつあるスタイルですよ。

    ポンパドールとリーゼントの違い

    ポンパドールの特徴を聞いて、「リーゼントではないの?」と思った人もいるのではないでしょうか?

    実は、昔の不良文化のあいだで流行っていた、トップと前髪にボリュームを持たせた特徴を持つヘアスタイルこそがポンパドール
    リーゼントとは、サイドの髪を後ろに流したスタイルのことです。

    多くの人がリーゼントと聞いてイメージしているのは、ポンパドールとリーゼントを組み合わせたスタイルといえるでしょう。

    なお、昭和時代のポンパドールはリーゼントと組み合わせたスタイルが人気でしたが、最近のポンパドールはツーブロックやフェードカットなどと組み合わせたスタイルが主流となっています。

    さらに、今昔のポンパドールにはスタイリング剤の使い方にも違いがあるんです。

    リーゼントと組み合わせる場合はツヤの出るスタイリング剤でかっちりと固めることが多いですが、最近ではパーマなどとも組み合わせてナチュラルに仕上げたポンパドールがトレンドになっています。

    しかし、今でもリーゼントと組み合わせたポンパドールの人気は根強くあります。
    後ほど、ポンパドールの人気スタイルにて詳しくご紹介しますよ。

    ポンパドールが似合うのはこんな人!

    実は、ポンパドールはどんな顔の人でも似合わせしやすい髪型です。
    ポンパドールには種類があり、顔の形に合ったポンパドールの種類を選ぶことで、より魅力を引き立てられますよ。

    大きく分けて、次の3つの顔の形でポンパドールの種類を解説していきます。

    • ポンパドール×丸顔さん
    • ポンパドール×面長さん
    • ポンパドール×ベース顔さん

    顔の形に合うポンパドールにすれば、全体のシルエットがぐっとかっこよく決まりますよ。

    ポンパドール×丸顔さん

    丸顔さんは、縦にボリュームを作るスタイルが似合います

    そのため、ポンパドールにする際も、シンプルに前髪を立ち上げてボリュームを出したスタイルが合いますよ。
    目立ったイメチェンに勇気が必要という人は、ボリューム控えめのポンパドールでも◎

    ポンパドール×面長さん

    面長さんは、七三分けなどと組み合わせたポンパドールがおすすめ

    縦にボリュームを出すと顔の長さが強調されてしまうため、サイドに流し気味のポンパドールで個性を出しつつ輪郭をカバーしましょう。

    ポンパドールとパーマを組み合わせたスタイルで視線を誘導するのも◎

    ポンパドール×ベース顔さん

    ベース顔さんは、ハチやエラをカバーするため、トップに視線を誘導できるようなポンパドールにしてみましょう

    シンプルにボリュームを出したポンパドールにするだけで、周囲と差がつけられますよ。
    ボリューム控えめなポンパドールも、十分に視線誘導できるのでおすすめです◎

    綺麗なポンパドールにするコツ

    ポンパドールはボリュームが必要になるため、前髪をある程度伸ばしておく必要があります
    目安としては、最低でも眉毛にかかる程度の前髪が必要です。

    また、直毛の人はふんわりとした丸みを持たせることが難しいので、軽くパーマをかけることをおすすめします。
    もしくは、コテなどを使って前髪をカールさせましょう。

    くせ毛の人はボリュームが出しやすいので、そのままでもポンパドールに向いていますよ。

    ポンパドールの簡単なやり方3ステップ

    ポンパドールは次の3ステップで簡単にセットできます。

    1. 前髪を立ち上げる
    2. ポンパドールの形を作る
    3. 整髪剤で整える

    それぞれのステップについて、具体的に解説します。

    《1》前髪を立ち上げる

    まずは、ドライヤーを使って前髪を根元から立ち上げていきましょう
    下からドライヤーを当てることで、前髪が立ち上がりやすくなります。

    あらかじめ髪を少し濡らしておくとやりやすくなります。

    前髪を立ち上げるとき、ロールブラシという円筒状のブラシを使う人も多いですよ。
    ロールブラシは百均などで手に入ります。

    髪を軽く引っ張ったり、ブラシを髪の根元に入れたりして立ち上げることがポンパドールの土台を作るコツです。

    《2》ポンパドールの形を作る

    立ち上がった前髪の高さを調整しましょう
    作りたいイメージにもよりますが、一般的にはおでこの2/3ほどの高さを目安にするといいですよ。

    立てた前髪の側面も、トップに合わせて後ろに流します。
    つむじの部分は潰してボリュームを抑えましょう。

    ポンパドールの形にこだわりたい人は、形作りを丁寧に行ってくださいね。

    《3》整髪剤で整える

    ポマードやワックスをつけて形を整えます
    サイドやバックは潰しながら、前髪は崩さないように揉み込みましょう。

    形を整えられたらポンパドールの完成です。

    ポンパドールの人気スタイル8選

    ここからはポンパドールをスタイル別でご紹介します
    ポンパドールに挑戦したい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

    ポンパドール×ショートヘア

    ポンパドール×ショートヘア×リーゼント

    前髪とサイドの髪を後ろに流したポンパドール×リーゼントは、ポンパドールの王道アレンジスタイルです。

    リーゼントと聞くと、このスタイルを想像する人も多いのではないでしょうか?

    スタイリング剤をたっぷりつけてツヤのある仕上がりにすることで、ワイルドな印象になります。

    スタイリング剤を調整してナチュラルな仕上がりにすると、ビジネスシーンでも活躍するヘアスタイルになりますよ。

    ポンパドール×ショートヘア×ツーブロック

    耳周りを刈り上げたツーブロックとポンパドールの組み合わせで、さっぱりとした印象に仕上がります。

    大きく膨らませたポンパドールは、昭和に流行ったスタイルに似せています。

    ツーブロックと組み合わせることで今昔のトレンドを取り入れた新しいヘアスタイルとなり、周囲と差をつけられますよ。

    ボリュームのあるポンパドールを目指したいときには、前髪をある程度伸ばしておくと理想に近い髪型になります。

    ポンパドール×フェードカット

    ポンパドール×ナチュラルフェード

    サイドの髪の長さにグラデーションを持たせたナチュラルフェードとポンパドールの組み合わせは、大人っぽい魅力を引き出します。

    サイドの髪が短いので、スタイリングに時間をかけたくない人におすすめなスタイル。

    ポンパドールの高さが控えめなので、ビジネスシーンでも映える髪型となっています。

    ポンパドールはグレイヘアでもかっこよく決まるヘアスタイルですよ。

    ポンパドール×スキンフェード×メッシュ

    トップの髪を中心にメッシュを入れることで、ポンパドールを作ったときに髪の流れをきれいに見せられます。

    耳周りや襟足を剃って非常に短くしているので、さっぱりとした印象に。

    ツヤの出るスタイリング剤で整えると、スタイルがかっちり決まりますよ。

    フェードカットは少し髪が伸びるだけでシルエットが崩れるので、こまめにメンテナンスを行いましょう。

    ポンパドール×サイドパート

    ポンパドール×サイドパート×フェードカット

    ポンパドールを横に流したスタイルと、フェードカットの組み合わせです。

    ポンパドールのサイドパートは、仕事のできる大人な印象を持たせられるスタイル。

    フェードカットがOKかどうかは職種にもよるので、気になる人はフェードの高さを控えめにしてみましょう。

    ポンパドールを黒髪と組み合わせれば清潔感もアピールできる髪型になります。

    ポンパドール×サイドパート×ツーブロック

    ポンパドールをがっつり横に流しサイドを刈り上げたスタイルは、個性を引き出し、注目を浴びること間違いなし◎

    このスタイルに限らず、ポンパドールにしたい場合は髪の長さがある程度必要になります。

    ボリュームのあるポンパドールや個性的なポンパドールにしたい人は、今の髪の長さでどんなポンパドールができるのか、美容師さんに聞いてみてくださいね。

    ポンパドール×パーマ

    ポンパドール×ショートパーマ×リーゼント

    パーマをかけてからポンパドールを作ると、スタイリングの手間が省けますよ。

    特に、直毛の人は髪が立ちづらかったり形を作りづらかったりするので、軽くパーマをかけるとポンパドールにしやすくなります。

    スタイリング剤で髪にツヤをたっぷり持たせると、ワイルドでかっこいいスタイルに。

    前髪を根元からしっかりと立ち上げればポンパドールに高さが生まれ、インパクトのある髪型となります。

    ポンパドール×パーマ×刈り上げ

    ポンパドールと刈り上げ、もしくはフェードカットやツーブロックとの組み合わせは最近流行りのスタイル。

    さらにパーマと組み合わせることで、トレンド感がアップします。

    パーマの強さや刈り上げる高さによって、アレンジの幅が大きく広がりますよ。

    前髪を少し寝かせ気味にして、サイドに垂らせばこなれ感が生まれます。

    ポンパドールでワイルドなかっこよさを手に入れよう

    ポンパドールは年齢問わず、清潔感やワイルドさをアピールできる髪型です

    立ち上げた前髪のボリュームや、組み合わせるスタイルによってさまざまなイメージに仕上がります。
    アレンジの幅も豊富なので、人と被る心配も少なくて済みますよ。

    周囲と少し違うかっこいい髪型を探している人は、ポンパドールに挑戦してみましょう。
    今回ご紹介したスタイルを参考に、美容室に行ってみてくださいね。

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    text by出村美咲

    minimo room公式ライター