「デザインカットという言葉は聞いたことがあるけれど、どんなメニューなのかわからない」という人も多いはず。
「通常のカットと何が違うの?」「主なデザインカットの種類は?」「髪の長さ別におすすめデザインカットスタイルが知りたい!」といった、デザインカットに関する疑問やデザインカットのヘアスタイル実例をまとめました。
デザインカットが気になっている人は参考にしてみてくださいね。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
デザインカットとは?
デザインカットとは、髪質や毛量、骨格、お客さんの要望に合わせて似合うヘアスタイルにカットするメニューのことです。
「通常のカットと何が違うの?」
「主なデザインカットの種類は?」
「髪の長さ別に、人気のデザインカットスタイルが知りたい!」
という疑問について、詳しくみていきましょう。
デザインカットと普通のカットの違い
デザインカットと普通のカットは、名前が違うだけでカットそのものに大きな違いはありません。
ただし、美容院によって定義が変わることはあります。
メニューを見たときに、デザインカットと普通のカットがある場合には、それぞれの定義を分けていることが多いです。
たとえば以下のように分けています。
デザインカットと普通のカットがそれぞれある場合の定義
- カットを担当する美容師さんの役職による違い
- お店独自のカット技法が使われているかどうか
美容院では、美容師さんの経歴やスキルによって、「スタイリスト」や「アシスタント」といった役職が割り振られています。
デザインカットと普通のカットを分けている場合、基本的にデザインカットは主にアシスタント以上の役職を持った美容師さんが担当することが多いです。
また、お店独自のカット手法が使われている場合、そのカットのことをデザインカットと呼ぶことも。
たとえば、一般的に使われるカット手法であるレイヤーカットや切りっぱなしカットなどとは違い、独自性が高く技術力を必要とする場合などです。
いずれにせよ、デザインカットの定義は美容院によってさまざま。
デザインカットと普通のカットを分けている場合、それぞれにどんな違いがあるのかは美容院に確認してみるといいでしょう。
デザインカットと似合わせカットの違い
似合わせカットは、美容師さんからお客さんに向けて、そのお客さんに似合うような髪型を提案してカットすることです。
似合わせカットもデザインカットと同様に、美容院によって定義が変わることがあります。
似合わせカットといっても、お客さんの要望を多めに聞く場合であれば、デザインカットと近いニュアンスでしょう。
それぞれメニューが分けられている場合は、「デザインカット=お客さんの要望を取り入れるカット」、『似合わせカット=美容師さんのおまかせカット』に近い意味合いとして定義されていることが多いです。
デザインカットの種類
ここでは、主なデザインカットを5種類紹介します。
スタイル選びをする際の参考にしてください。
デザインカットの種類:レイヤーカット
顔周りにレイヤーを作ると、輪郭カバーや小顔効果が期待できます。
髪の上側にふんわりとしたボリュームを持たせられるので、髪がへたりやすい人にもおすすめ!
スタイリングによってアレンジの幅が広がるのも魅力です。
デザインカットの種類:ウルフカット
ウルフカットとは、トップを短めにカットし、襟足を長めに残すデザインカットのこと。
1960年代頃から流行し、その後も何度かブームが繰り返し訪れているヘアスタイルなんです。
ウルフパーマやマッシュウルフといったアレンジの幅も豊富!
ヘアアイロンでスタイリングできるため、セルフでのセットもしやすくなっています。
デザインカットの種類:グラデーションカット
グラデーションカットとは、幅が狭いレイヤーを入れて髪の長さでグラデーションを作るデザインカットのこと。
髪のボリュームを出したい人や、顔周りに動きを出したい人におすすめです。
ヘアアイロンやコテを使って毛先をカールさせると、フェミニンな雰囲気のあるヘアスタイルにできます。
輪郭カバーや小顔効果のあるカットにしたい人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
デザインカットの種類:ブラントカット
切りっぱなしやタッセルボブといった、近年流行りのぱっつん系のヘアスタイルにしたい人におすすめのブラントカット。
まとまりのあるコンパクトな印象になります。
デザインカットの種類:レザーカット
レザーカットは、毛先を斜めに切るデザインカット。
髪が太い人や硬い人は、レザーカットを取り入れることで柔らかな印象にできます。
ショートスタイルでよく見られるカットであり、髪の輪郭がきれいにまとまって見えるようになりますよ。
デザインカットで失敗しない4つのコツ
デザインカットで失敗しないためには、以下の4ポイントを押さてえておくと良いでしょう。
なりたいイメージの画像を用意する
デザインカットをオーダーする場合は、なりたいイメージに近い画像を見せておくとコミュニケーションの齟齬が生まれにくくなります。
1枚だけではなく、複数枚の画像を用意しておくのがおすすめです。
たとえば全体のスタイルがよくわかる写真、前髪やサイドの部分的な写真など、細かく分けておくとより伝わりやすくなります。
理想の髪の長さを伝える
ある程度美容師さんにおまかせする場合も、理想の髪の長さを伝えておくと失敗しにくくなるでしょう。
カットをすべておまかせすると、短くなりすぎたときにどうしても修正が難しくなります。
長すぎた場合も、再度整えてもらう手間が発生するでしょう。
「理想と違った」という事態にならないためにも、あらかじめ髪の長さは決めておいてくださいね。
NG例を提示する
デザインカットをオーダーするときは、「これだけは避けたい」という点も伝えておくようにしましょう。
口頭でなりたいスタイルだけを伝えると、美容師さんとの間で齟齬が生まれ、失敗してしまうことがあります。
たとえば、「毛先を軽くしすぎないようにしてほしい」「輪郭を見せないようにしてほしい」といったデザインカットの条件を決めておくと安心です。
言葉だけで説明するのが難しい人は、NG例の写真も用意して美容師さんと一緒に確認しながらスタイルを決めていきましょう。
普段のスタイリングを伝える
普段どのようなスタイリングをしているのか美容師さんに伝えておくと、セットしやすいヘアスタイルを提案してくれるでしょう。
ブローだけで仕上げるのか、ヘアアイロンやコテを使って仕上げるのかなど、普段のスタイリングによって多少カット方法は変わるもの。
また、ヘアオイルやヘアワックスといったスタイリング剤をどのように使うかという点も大事なポイントです。
普段のスタイリング方法を伝えておけば、自分で扱いやすいヘアスタイルを提示してくれたり、どうスタイリングすればいいのか教えてくれたりしますよ。
【髪の長さ別】人気のデザインカットスタイル10選
ここからは、デザインカットの人気スタイル10選を髪の長さ別にご紹介します。
美容院でヘアスタイルを変えたい人は参考にしてみてくださいね。
ショート・ボブのデザインカット
顔周りレイヤーカットで小顔効果
顔周りにレイヤーを入れると、輪郭カバーや小顔効果が期待できます。
ただ隠すだけではなく、毛先に動きが出るので、視線誘導の効果もありますよ。
ぱっつん気味の前髪とレイヤーのバランスがいいスタイルです◎
グラデーションカットでボリュームのバランスを取って
浅めのレイヤーを入れるグラデーションカットは、髪のボリューム調整や骨格カバーができます。
「がっつりとしたレイヤーまでは入れたくない」という人にもおすすめ!
ぱっつん前髪と合わせると、モードな雰囲気が演出できますよ。
インナーカラーが可愛いボブウルフ
長めのボブウルフにインナーカラーを入れたスタイル!
デザインカットを頼むときに、カラーもセットでオーダーするとそれに合わせた髪色に挑戦できるでしょう。
レイヤーをしっかり入れると髪に動きが出ますし、インナーカラーを活かしたスタイルにもできるのでおすすめです◎
肩で切りそろえたぱっつんボブ
肩につくかつかないかくらいのところで切りそろえたぱっつんボブです。
サイドバングを作ると、前髪からの流れがきれいに見えますよ。
ぱっつんボブはそのままでも可愛いですが、内や外にワンカールさせても可愛いスタイルになります。
ミディアム・セミロングのデザインカット
ナチュラルなラインが生まれるグラデーションカット
セミロングのグラデーションカットです。
髪の一番長いところから内側に向かってナチュラルなラインが生まれています。
ブラウンカラーにすると、柔らかな印象のスタイルになりますよ。
髪の長さと動きでメリハリのついたウルフカット
トップと襟足にメリハリが生まれたミディアムウルフです。
短いトップを内巻きに、長めに残っている襟足を外巻きにすれば、より一層洗練されたスタイルになります。
トップと襟足でカラーを変えても個性的で可愛いですよ♡
顔周りレイヤーと直線ラインの絶妙なバランスが◎
顔周りにレイヤーを作って動きを出したデザインカットです。
バックはまっすぐ横に切り揃えたスタイルで、絶妙なバランスがGOOD◎
スタイリングの際に後ろに流すように意識すれば、髪の流れが引き立ちます。
ロングのデザインカット
くびれを作るレイヤーカット
レイヤーカットでくびれを作ると、イマドキでフェミニンな印象のスタイルになります。
小顔効果も期待できるでしょう。
顔の周りを外巻きに、毛先を内巻きにすると、きれいなくびれができますよ。
レイヤーたっぷりロングウルフ
ロングウルフは、顔周りに動きを出しながらかっこいい印象を演出できるデザインカットです。
トップと襟足で長さの層を変えながら、レイヤーをたっぷり作るとおしゃれ度アップ◎
全体的に内巻きにすると髪の流れに統一感が生まれますよ。
顔周りに動きを出したレイヤーで重すぎないロングに
顔周りから髪の一番長い部分に向けてレイヤーをたくさん作って毛先に動きを出したスタイルです。
毛先はやや直線的に切り揃えていますが、重すぎない印象が演出できますよ。
レイヤー部分を内側にワンカールさせると可愛いです♡
デザインカットに関するQ&A
デザインカットに関するQ&Aをまとめました。
「デザインカットが気になっているけど、どういうものかわからない」という人は、ここで疑問を解消しましょう。
デザインカットをキープするためにはどれくらいの頻度で美容院に行けばいい?
デザインカットしてもらったヘアスタイルをきれいにキープするためのカット頻度は、髪の長さによって異なります。
一般的には1.5ヶ月〜2ヶ月に1回美容院に通うと、髪型がキープしやすいです。
ヘアカラーをしてもらった場合や、白髪が気になる場合も、根元が目立つようになるのは1.5ヶ月〜2ヶ月程度になります。
髪の長さ別の美容院に通う頻度は、おおよそ以下のとおりです。
【髪の長さ別】美容院に通う頻度の目安
- ショート…1.5ヶ月に1回程度
- ボブ…2ヶ月に1回程度
- ミディアム…2ヶ月〜3ヶ月に1回程度
- ロング…2ヶ月〜3ヶ月に1回程度
上記はあくまで目安であり、美容師さんのカットの技術や髪質、ヘアスタイルによってカットの頻度は異なります。
たとえばベリーショートやショートレイヤー、ウルフカットなどのスタイルの維持が難しい髪型の場合は1ヶ月〜1.5ヶ月に1回のメンテナンスが必要です。
ワンレンボブといったスタイルが持続しやすい髪型の場合は2ヶ月〜2.5ヶ月に1回程度できれいな状態をキープできることもありますよ。
お気に入りのデザインカットを見つけよう
デザインカットとは、髪質や毛量、骨格、お客さんの要望に合わせたカット方法のこと。
普通のカットと大きな違いはありませんが、美容室によって呼び方が異なるので予約の際は確認しておきましょう。
この記事を参考に、自分にお気に入りのデザインカットを見つけて試してみてくださいね。