髪の根元と毛先で違う色を入れるルーツカラー。自分だけの似合わせカラーを見つけられるため、おしゃれさんの間で人気が高まっています。
今回はルーツカラーのメリット・デメリットやバレイヤージュ・グラデーションとの違い、ルーツカラーの人気スタイルを紹介します!ルーツカラーに興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事で紹介するのはあくまで一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
ルーツカラーとはどんな髪色?
ルーツカラーとは、髪の根元と毛先で違うカラーを入れたヘアカラーのこと。
髪の根元を暗めにし、中間から明るい色でコントラストを入れるシャドールーツというスタイルや、根元をブリーチで抜きっぱなしにして中間から発色のいいカラーリングにするスタイルが人気です。
特に根元を暗めにするスタイルは、髪が伸びてもプリン状態が目立たずナチュラルに仕上がるので、なかなか髪を染め直す時間がない人にもおすすめですよ◎
逆に、根元をブリーチで抜きっぱなしにして毛先を暗い色に染めてもおしゃれに決まります。
選ぶ髪色次第では、白髪が気になる人も比較的きれいにカバーできるヘアカラーです。
色の組み合わせは自由なので、お好みのスタイルを見つけてみましょう!
ハイライトやバレイヤージュ、グラデーションとの違い
ルーツカラーは、仕上がりが以下のカラーリング方法と似ています。
- ハイライト
- バレイヤージュ
- グラデーション
ルーツカラーがそれぞれのカラーリングと違うのは、根元にまでブリーチをかけてから暗く染めるというやり方をしている点。
他のカラーリングでは、髪の中間や表面だけにブリーチをかけ、明るく染める方法を採用しています。
ルーツカラーはブリーチなしでもできる?
ルーツカラーはブリーチなしでも取り入れることができます。
ただし、黒髪や茶髪からブリーチなしでルーツカラーにする場合、コントラストのあるカラーリングは難しいです。
比較的ナチュラルなスタイルのルーツカラーであればブリーチなしでも取り入れられます。
もともとブリーチをしてカラーリングした髪であれば、根元を暗めにしたシャドールーツが取り入れやすいですよ。
ダブルカラーにすることでよりはっきりとした陰影がつけやすくなります。
ルーツカラーのメリット3つ
ルーツカラーには3つのメリットがあります。
- 一回で2色のカラーリングを楽しめる
- 色落ち過程も楽しめる
- 根元が伸びてきても髪色を活かせる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
一回で2色のカラーリングを楽しめる
ルーツカラーは髪の根元と毛先で2色のカラーリングが楽しめます。
基本的には暗い髪色と明るい髪色を組み合わせることが多いです。
明るい髪色同士を組み合わせれば派手で周囲の目を引く個性的なヘアカラーになりますよ。
色の組み合わせはさまざまなので、好みに合わせて選んでみてください。
色落ち過程も楽しめる
ルーツカラーは基本的に全頭ブリーチしてからカラーリングするので、色落ちしても赤みの少ない髪色になることが多いです。
そのため、色落ち過程でも透明感のあるヘアカラーが楽しめますよ◎
また、根元と毛先で髪色が違うため、色落ちした場合もルーツカラーの状態が保たれます。
染める色によっては元の髪色を活かせる
根元をもともと暗い色にするシャドールーツであれば、髪が伸びてもプリン状態が気にならず、ナチュラルに見えます。
地毛の色を活かせるので、髪を染め直す時間がない人でも安心でしょう。
長くおしゃれなスタイルを楽しみたい人におすすめのヘアカラーといえます。
また、髪色によっては気になる白髪をうまくカバーできるのもメリットです。
元々の髪色を活かせるヘアカラーを見つけて、おしゃれなルーツカラーを楽しんでみてくださいね。
ルーツカラーのデメリット3つ
ルーツカラーにはデメリットもあります。
- 施術費用がかかる
- 施術時間が長い
- 施術者の腕に左右されやすい
デメリットを踏まえたうえで、ルーツカラーにチャレンジするか決めましょう。
施術費用がかかる
ルーツカラーは通常のヘアカラーよりも技術が必要です。
そのため、施術費用が高くつくこともあります。
しかし、プリン状態が気になりにくいスタイルのため、髪を染め直す費用を考えると総じてお得感が得られることも。
通常根元を明るくする場合は、一般的に髪が2cmほど伸びたらリタッチが必要になります。
その都度費用がかかることも考慮しつつ、自分がしたいルーツカラーの色味を決めてみてくださいね。
施術時間が長い
髪の長さや染めたい色にもよりますが、基本的に全頭ブリーチしてから染める必要があるため、通常のヘアカラーよりも施術時間がかかる傾向にあります。
ブリーチなしでルーツカラーにすればある程度施術時間を短くできますが、それでも2色で染める必要があるので通常のヘアカラーよりも時間がかかるでしょう。
きれいに染めるのに半日かかるという人もいるので、時間に余裕があるときに美容院に行くのがおすすめです。
施術者の腕に左右されやすい
ルーツカラーは技術を必要とするほか、ブリーチによるダメージを抑える必要があります。
そのため、施術者の腕次第では「仕上がりがイメージと違う…」という事態になることも。
事前に担当の美容師さんが今までに行ったルーツカラーの仕上がりをチェックして、信頼できる人に施術をお願いしてみましょう。
【レングス別】ルーツカラーのヘア実例14選
ここからはルーツカラーの人気スタイル14選をレングス別にご紹介します。
お気に入りのルーツカラーを見つけて、ぜひ試してみてくださいね。
ショート・ボブのルーツカラー
ルーツカラー×ショート・ボブ×ベージュ系カラー
全頭ブリーチしてから根元を暗く染めたルーツカラーです。
髪の流れをきれいに見せるカラーリングになっています♡
立体感と透明感の両方が欲しいという人におすすめですよ。
根元が暗い色なので、髪が伸びてもプリン状態が気になりにくいのも嬉しいポイントです。
ルーツカラー×ショート・ボブ×同系統パープルカラー
赤みブラウン×ブドウカラーの、同系統の色で仕上げたルーツカラー。
自然なグラデーションがきれいに見えるスタイルです。
パキッと違う2色で仕上げてもいいですが、同系色で揃えるとよりナチュラルな仕上がりになりますよ♡
ルーツカラー×ショート・ボブ×グレー系カラー
毛先はグレー系の明るい髪色ですが、根元に暗い色を入れるシャドールーツで、髪が伸びてもプリンが目立ちにくいスタイルになっています。
バレイヤージュ風のカラーリングにすると、髪の流れがきれいに見せられますよ◎
ブリーチしてから髪色を染めるので、赤みの少ない色落ち過程が楽しめます。
ルーツカラー×ショート・ボブ×ブルー×イエロー
根元をイエロー、毛先をブルーにした派手なスタイルのルーツカラー。
髪を耳にかけるとちらりと見えるイエローが可愛いです♡
根元のほうが明るいので、根元が伸びたらリタッチしてもらうことをおすすめします。
ルーツカラー×ショート・ボブ×根元ハイトーン×毛先ブラック
根元をピンクオレンジ系のハイトーンで染め、髪の中間からブラックにした個性的なスタイル。
黒染め履歴があり髪を明るくするのが難しい人も、根元をブリーチすればこのようなルーツカラーに仕上げられますよ。
髪が伸びるとプリン状態が目立つので、定期的に染め直すなどしましょう。
ミディアム・セミロングのルーツカラー
ルーツカラー×ミディアム・セミロング×オレンジ系カラー
毛先をオレンジ系の明るい髪色にし、中間はブロンドカラー、そして根元を暗い髪色にした、3色のルーツカラーです。
根元が暗めの色なので、髪が伸びてきても地毛の色を活かせます。
染め直す時間がない人でもチャレンジしやすいハイトーンです♡
ルーツカラーはカラーリングのテクニックが必要で、施術費用や時間がかかることがあるので、気になる人は美容師さんに相談してみましょう。
ルーツカラー×ミディアム・セミロング×ピンク系カラー
ブルーイッシュピンクとブラウンのルーツカラーは、個性的ながら落ち着いた印象を与えられます。
根元の髪色はピンクのなかでも青みがかった色なので、色落ち過程で赤みが出てくるのが気になる人におすすめ◎
特に前髪にカラーを入れたスタイルが可愛いですよ♡
ルーツカラー×ミディアム・セミロング×ブルー×イエロー
根元にイエロー、毛先にブルーを入れてツヤ感アップが狙えるルーツカラーです。
前髪の毛先や顔周りにカラーを入れることで、小顔効果が期待できます♡
顔周りにレイヤーを入れたカットとの組み合わせによって、輪郭をきれいに見せられますよ◎
ルーツカラー×ミディアム・セミロング×パープル×シルバー
根元にシルバーアッシュ、毛先にパープルを入れたルーツカラーです。
黒染め履歴がある方でも、根元に明るめの色、毛先に落ち着いた色を入れれば、きれいなルーツカラーに仕上がります。
根元が2cmほど伸びたときにリタッチするようにすれば、髪色のキープも可能です。
ルーツカラー×ミディアム・セミロング×イエロー系カラー
派手なイエローを取り入れたルーツカラー。
根元にベージュ系のカラーを入れることで、全頭をイエローにするよりも似合わせしやすいのがポイントです。
イエローが色落ちするとベージュ系ブロンドになり、根元の髪色と馴染みやすくなりますよ。
もちろん根元の髪も色落ちし、生え際も黒く目立ってくるので、気になる人はこまめにリタッチしましょう。
ロングのルーツカラー
ルーツカラー×ロング×ベージュ系カラー
根元をベージュ系ブロンドカラーにし、毛先を暗い色に染めたスタイルです。
ストレートロングとベージュ系の組み合わせは、大人っぽい印象にしてくれます。
ルーツカラーを取り入れることで、周囲に差をつけたおしゃれを楽しめますよ◎
ハイトーンにしたい場合はブリーチを2回以上行うこともあるため、美容師さんに相談してみてください。
ルーツカラー×ロング×ミントグリーン
根元以外をミントグリーンにしたルーツカラーで、注目度アップを狙うのはいかがでしょうか♡
根元に入れたベージュ系のカラーは、ファッションや顔に馴染みやすくなります。
特にモノトーン系のファッションによく映えますよ。
シースルーバングと合わせれば、透明感のある印象になるでしょう。
ルーツカラー×ロング×ベージュ×グレージュ
ベージュとグレージュという似た色合いで、ナチュラルなグラデーションができるルーツカラーです。
ベージュ、グレージュともに赤みが少なく、透明感の出るヘアカラーとなっています。
色落ちしてもきれいなので、色落ち過程が楽しめますよ◎
根元が暗めなのでプリン状態が気になりにくい髪色です。
ルーツカラー×ロング×根元ハイトーン×毛先ブラック
こちらは根元にホワイトベージュ、毛先にブラックを入れたメリハリのあるルーツカラー。
ストレートロングヘアと合わせて、クールな印象に仕上げましょう♡
ルーツカラーはブリーチする特性上髪が傷みやすいことがあるので、ブリーチが得意な美容師さんに施術してもらうことをおすすめします。
ルーツカラーで自分だけのヘアカラーを楽しもう
ルーツカラーはハイトーンでも似合わせしやすく、「ハイトーンにチャレンジする勇気がない…」という人でも比較的取り入れやすいヘアカラーです。
また、色の組み合わせが自由なので、「周囲の人と被りたくない」という人にもおすすめですよ。
ブリーチしてから2色で染めるというやり方が難しいので、基本的には美容院で施術してもらう形になります。
イメージに近いカラーリングをしてもらうために、しっかりと美容師さんと相談しましょう。
今回ご紹介したスタイルを参考に、自分だけのヘアカラーを見つけてみてくださいね♡