サラサラな髪に憧れて「自分も髪をサラサラにしたい!」と思う人も少なくないはず。
しかし、なかなか理想の髪の毛に近づけないと悩んでいませんか?
サラサラ髪になるなら、原因を知って、ポイントを押さえたケアをするのが近道です。
今回は髪の毛をサラサラにする簡単な方法を6つまとめました。
美容室でのヘアケアやおすすめのシャンプーも紹介しているので、パサつきを改善したい人も必見です。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
誰でもサラサラな髪の毛になれる?
髪の毛は死んだ細胞が集まってできているので、自力で回復することができません。
つまり自分のケア次第ではより良い状態に変わるともいえるでしょう。
髪の毛の状態は人によって違うので、原因さえわかればやるべき対策はシンプルになりますよ。
髪をサラサラにするための基礎知識
まずは髪をサラサラにするための基礎知識をご紹介します。
髪の毛のことがわかると、髪がサラサラにならない原因と対策を探りやすくなるはずです。
基本的な髪の構造
原因を知る前に、まず髪の毛の構造について知っておきましょう。
髪の毛は、主に3つの組織で構成されています。
- キューティクル:うろこ状の形状をしている。バリアの役割がある。
- コルテックス:髪の毛の8割以上を占める。水分量とたんぱく質が大事。
- メデュラ:髪の毛の中心にある組織。弾力性などを保つ役割がある。
髪をサラサラにするためには、髪の毛の構造をきれいに維持できるかどうかが大事になります。
どれもたんぱく質や水分でできているので、足りなくなると髪の毛がサラサラになりません。
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特にキューティクルのケアを意識してあげましょう。
キューティクルはバリアの役割があるため、壊れてしまうと、すぐに髪の毛がボロボロになってしまいます。
きれいに維持できると艶が出てくるので、見た目の印象をよくするためには欠かせません。
「サラサラな髪の毛」ってどんな状態をいうの?
そもそも「サラサラな髪の毛」とはどのような状態なのでしょうか?
髪の毛がきれいな人は、主に3つの共通点が挙げられます。
- 髪が乱れたとしてもすぐに元に戻る
- 触った感じもしなやかで手触りがいい
- 引っかかりがなくて、べたつきも感じない
サラサラの髪の毛は、引っかかりやべたつきもないので手触りも抜群。
キューティクルも整っていて、髪内部も柔らかくなっているからこそ、サラサラの髪の毛が手に入るわけです。
手触りが良くなったら、日頃のケアが行き届いている証拠ともいえるでしょう。
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特に、髪の毛そのものを柔らかくすることを意識しましょう。
髪の毛が柔らかいとヘアセットもかなり楽になりますよ!
サラサラにならない2つの原因
ここまで紹介した髪の基礎知識を踏まえると、髪の毛がサラサラにならない原因は以下の2パターンになります。
髪の毛が引っかかる
髪の毛が引っかかりやすい人は、キューティクルがボロボロになっている可能性があります。
引っかかりがあると、どうしても不快に感じてしまうのも無理はありません。
キューティクルはうろこ状になっていると紹介しましたが、キューティクルの一部がはがれてしまうと、浮いた部分が引っかかってしまうのです。
髪の毛が硬い
髪の毛が硬いと感じる人は、コルテックスとメデュラに問題があります。
必要以上のたんぱく質と、水分量が足りていません。
ヘアケアアイテムを使って補いながら、キューティクルを強固にし、外に漏れ出さない努力をしておく必要があります。
必ず押さえたいポイント
ケアを学ぶ前に、最短でサラサラ髪を手に入れるためにも、押さえておきたい3つのポイントがあります。
このポイントを押さえたうえで、自分に合ったヘアケアを見つけて、日常生活のなかで習慣化するのが大切です。
髪の毛がサラサラにならずに困っている人は、まずは習慣化することから始めてみましょう。
- キューティクルを壊さない習慣を身に付ける
- 正しいケアでコルテックスとメデュラに栄養を補給させる
- 髪型で髪の毛がサラサラのように見せかける
【実践編】髪の毛をサラサラにする簡単な方法
ここからは、実際に髪の毛をサラサラにするための方法をご紹介します。
【自宅ケア編】
髪の毛をサラサラにする4つの方法
- 自分に合ったシャンプーを選んで、正しく使う
- トリートメントは揉み込んで浸透させる
- ドライヤーで髪をしっかり乾かしてブラシでブローをする
- アウトバストリートメントでまとまりを出す
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繰り返しになりますが、髪をサラサラにするには続ける努力が大切です。
自分ができると思った簡単な方法から試してみましょう。
1つ目がクリアできたら、別の方法を増やしていくのもOK。
徐々に髪の毛がサラサラになっていき、モチベーションも上がりますよ。
自分に合ったシャンプーを選んで、正しく使う
サラサラの髪の毛を作るためには、シャンプーの選び方と使い方が最も大事になります。
シャンプーは皮脂を洗い流すためのものなので、皮脂への浸透力が高いため、保湿が欠かせません。
トリートメントでも保湿は可能ですが、皮脂に勝るものはないと思っておきましょう。
しかし、皮脂が多すぎても酸化によって、髪の毛がダメージを受けてしまいます。
そこでシャンプーの出番。
皮脂を必要な量だけ残し、余計な皮脂は洗い流せるだけのシャンプーを見つけてみてください。
特に、洗浄成分をよく見ておくことがポイントです。
アミノ酸洗浄成分だと、洗浄力が弱くて皮脂をコントロールしやすくなります。
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シャンプー選びがよくわからない人は、ミルボンのシャンプーを選ぶのが個人的にはおすすめです。
種類が豊富なだけでなく、配合のバランスが絶妙です。
レベルが高いシャンプーが多く、髪の毛をサラサラにしやすいと、サロンでもよくおすすめされています。
他社よりも、こだわりが強いと感じられるのもポイントです。
サロンでしか手に入らないものが多く、担当美容師さんと相談して、自分の合ったものを見つけてみましょう。
トリートメントは揉み込んで浸透させる
シャンプーだけでは、保湿力がまだ乏しいので、トリートメントを使いましょう。
特に髪の毛が長い人は必須のアイテムです。
トリートメントは、髪内部まで成分が浸透しやすくなっています。
キューティクルだけでなく、コルテックスとメデュラまで効果が期待できるはずです。
とはいってもトリートメントを付けるだけでは効果的とはいえないので、毛先にトリートメントを付けたら、しっかり揉み込んでみましょう。
成分が中に浸透しやすくなります。
付けた後はシャワーキャップを付けて、そのまま放置してください。
湿気などでキューティクルが開き、浸透力がさらにアップできるからです。
ここまですれば、髪の毛がサラサラに近づきますよ!
サロン専売品のトリートメントもおすすめ
市販品でもトリートメントは手に入りますが、髪をサラサラにするためには、できるだけサロンで購入しましょう。
担当美容師が、髪質に合わせて選んでくれるだけでなく、サロン用のトリートメントは質の高い成分をバランスよく配合しています。
もちろん、人気のブランドを扱っている美容室も少なくありません。気になるものがあるのなら、事前に電話などで問い合わせしてみると、失敗も抑えられます。
ドライヤーで髪をしっかり乾かしてブラシでブローをする
サラサラの髪の毛を手に入れるためには、髪を乾かしましょう。
湿気によってキューティクルが開いた状態になると、ボロボロになってしまうからです。
ましては髪を乾かさずに寝てしまうと、キューティクルが摩擦によって剥がれ落ちてします。
バリアの役割であるキューティクルがボロボロになると、髪内部の成分も流出しやすくなり、理想的な髪の毛には程遠くなってしまいます。
そこで、ドライヤーで髪を乾かす習慣を身に付けてください。
ただ乾かすだけでなく、ブラシを使ってブローできると最高です。
ブラシによってキューティクルが揃い、ツヤまで出しやすくなりますよ。
ブローできれいにサラサラが表現できる髪型
ブローとは、ドライヤーの熱とブラシで、髪型を整える方法です。
ヘアセットのために使うのですが、キューティクルを整えるのにも使えます。
サラサラの髪の毛を作るのに適しているので、髪を乾かす時に活用してみましょう。
ブローして作った髪型は、外出先で髪が乱れたとしても、手グシだけでサッと元に戻せます。最初はしっかり根元を乾かしてから、8割乾いた状態でブローを開始しましょう。
毛先を内巻きにすると、シルエットがきれいになります。
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ブローで髪型を作るためには、温風と冷風を使い分けしてください。
キューティクルは髪の毛が温まると開き、冷たくなると閉じてくれるからです。
交互に冷風も織り交ぜて使えると、髪の毛のダメージも最小限に抑えられますよ。
アウトバストリートメントでまとまりを出す
髪の毛の保湿が必要です。
アウトバストリートメントとは、お風呂から出てから使うケアアイテム。
そんなとき、アウトバストリートメントも、サラサラの髪の毛を作り出すうえで大事になります。
髪の毛をサラサラにするためには、人気があるヘアオイルではなく、ヘアミストやヘアウォーターを使いましょう。
水が主成分となっているので、成分も髪内部に浸透しやすいため、柔らかい髪の毛にしたい時に役立ちます。
ただし、ヘアアイロンを使う時は、ヘアオイルも使うのがおすすめ。
髪の毛をコーティングしやすく、アイロンの熱から守ってくれます。
髪内部の水分を蒸発させにくくする効果も期待できるので、2つ持っておくと安心です。
アイロンを使ったおすすめのサラサラ髪型
サラサラの髪の毛を作るためには、アイロンも持っておいて損はありません。ストレートヘアに仕上げるのも簡単です。
ただし、アイロン単品だと、髪内部の水分が蒸発します。
アウトバストリートメントを付けてから、アイロンを使うように日頃から心がけておきましょう。
ツヤが出て、印象がかなり変わります。
毛先を内巻きにして、パサついた印象を感じさせないようにセットしてみてください。
【美容室でのメンテナンス編】
髪の毛をサラサラにする2つの方法
髪をサラサラにするためには、自分の力だけでなく、美容室の力も借りましょう。
プロの力を借りれば、ワンランク上の髪質が手に入るはずです。
その中でも、メンテナンスの方法が簡単なものを3つに絞り込みましたので、自分に合った方法を試してみてください。
- 美容室のトリートメントを活用する
- 毛先が痛んだら美容室でカットしてもらう
美容室のトリートメントを活用する
自宅でトリートメントをしても、髪はサラサラになりますが、手間をかけるのが難しい人もいるでしょう。
そこで、どうしても無理な時は、サロントリートメントを活用してください。
名前のとおり、美容室でするトリートメントのことです。
自宅でのトリートメントは、誰でも簡単に結果が出せる成分を配合しています。
それに比べると、美容室のトリートメントは手間や費用がかかる反面、持続力が桁違いです。
1回美容室でトリートメントをしてもらうと、1週間髪がサラサラになった状態をキープできる人も中にはいます。
仕上がりが長持ちする理由は、効率よく浸透させるために、薬剤を分けて塗布するからです。加温や加湿まで使う施術もあるので、浸透力が高くなっています。通う手間はかかりますが、自宅でのケアも楽になるでしょう。
特に、アイロンを使ったトリートメントをお願いするのがおすすめです。髪が引っかかる人や、パサつきが抑えられない時に相談してみましょう。
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アイロンを使ったトリートメントは、しばらくしても髪の毛がサラサラのままになるので試してみましょう。
くせ毛に強い美容室なら、特に髪の毛の変化がわかりやすく、持ちもよくなります。
美容室の情報をしっかり確認して、トリートメントをお願いしてみてください。
毛先が痛んだら美容室でカットしてもらう
最初に解説したように、髪の毛は死んだ細胞です。
ケアだけでは、どうにもならないケースも少なくありません。
そこで毛先のパサつきがよくならない時は、美容室でカットしてもらいましょう。
あくまで最終手段なので、状況に応じて使い分けしてみてください。
カットする時には、サラサラに見える髪型にするのがおすすめです。
表面が整って見えるストレートヘアだと、特にツヤ感がアップします。
毛先が外ハネにならないように、うまくカットしてもらえると、日頃のケアも面倒ではなくなります。
おすすめのまとまりやすい髪型
サラサラに見えるおすすめの髪型は、内巻きのロングヘアです。毛先がまとまるようにカットしてもらうと、髪をセットする時に楽になります。
毛量が多い人は要注意です。髪を乾かすのが面倒だからと、担当の美容師さんがすき過ぎないように伝えておきましょう。髪の毛をすき過ぎると毛先が軽くなる分、まとまりが悪くなり、最悪の場合パサつきの原因となってしまいます。
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ただし、毛量を調整しなさすぎるのも問題です。
細かい調整は担当美容師さんにお任して、毛先さえまとまりやすくなればOKだと伝えてみましょう。
信用できる美容師さんを見つけることが、サラサラの髪の毛を手に入れるためにも大切です。
髪の毛をサラサラにするなら毎日の積み重ねが大事!
なかなか髪の毛の状態が良くならないのなら、原因をしっかり探りましょう。
ボロボロにしている原因に合わせて、うまく対策できれば、徐々に髪の毛がサラサラになっていきます。
日頃のケアも大事ですが、何をやってもサラサラにならない時は、美容師さんにカットしてもらってください。
口コミなどを見て、あなたに合った美容師さんを探すのが、サラサラの髪の毛を手に入れる近道です。
もちろん、ヘアカラーやパーマのやりすぎは論外。
できるだけ髪の毛のダメージは最小限にして、希望の髪型を見つけるようにしましょう。