毎日のシャンプーで徐々に色落ちしてしまうヘアカラー。
そんなお悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介するカラーシャンプーです!髪の毛の色落ちを予防し、綺麗な状態のヘアカラーをキープしやすくなりますよ。
今回はカラーシャンプーの使い方や効果のほか、メリット・デメリットや製品の選び方まで詳しく解説していきます◎
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
カラーシャンプーとは?
カラーシャンプーとは、原料のなかにピンクや紫などの染料が配合されているタイプのシャンプーのこと。
普通のシャンプーは髪や頭皮の汚れを落とすことが主な目的ですが、カラーシャンプーの目的はヘアカラーの色味をコントロールすることです。
日々使い続けることで染料が髪の毛に定着していくので、ヘアカラーの色落ちや黄ばみを防いだり、薄くなってしまった髪色を濃く発色させたりできるんです◎
製品や色味の深さによっては、白髪染めにも効果がありますよ。
カラーシャンプーはこんなときにおすすめ!
- 髪の毛の色落ちを防ぎたい
- 髪の黄ばみ・赤み・くすみなどが目立つ
- ブリーチ後の髪の毛にカラーを入れたい
- 色落ちの過程を自分好みにコントロールしたい
カラーシャンプーのメリット&デメリット
まずは、カラーシャンプーのメリット&デメリットからチェックしていきましょう◎
メリット
- 髪の毛の色落ちを予防できる
- 色味の調整ができる
- くすみ・黄ばみ・赤みを消せる
ヘアカラーの色落ちの原因の一つは、毎日の洗髪です。
洗浄力の強いシャンプーで髪の毛を洗い続けると、カラー剤も一緒に流れてしまいます。
しかし、カラー剤を染み込ませるカラーシャンプーなら、洗髪による色落ちを防げるのです。
使い続けることで、綺麗な発色をキープしやすくなるでしょう。
毛先にだけカラーシャンプーを使ってグラデーションっぽくしたり、カラー剤を使わずに特定の色味を強く発色させたり、髪色の細かなコントロールにも活用できるのも魅力♡
また、ヘア悩みに応じた補正カラーのシャンプーを使うと、気になる黄ばみ・赤み・くすみなどの解消にもつながりますよ。
デメリット
- 色が残留し次のヘアカラー時に影響する場合がある
- 普通のシャンプーよりも洗浄力が弱い
- ブリーチなしの髪の毛では効果を感じにくい
カラーシャンプーは染料を髪に定着させるのが主な目的なので、洗浄力自体はあまり高くありません。
普通のシャンプーに比べると泡立ちも弱く、洗いにくい・使い心地が良くないと感じることもあるでしょう。
そのため、カラーシャンプーを使う場合は、一度普通のシャンプーで頭皮の汚れや皮脂を洗い流す必要があります。
また、カラーシャンプーは一般的な染め粉(美容院で染めるときのカラー剤)とは異なり、あくまでシャンプーをしながら髪の毛に色を定着させるものです。
ブリーチ済みの毛やヘアカラーを繰り返している明るい髪にはしっかり発色しますが、バージンヘアに対しては発色しにくいのがデメリットといえます。
ベースの髪の毛の状態によって効果の出方に差が出てしまうので、その点もあらかじめ注意しておきましょう。
カラーシャンプーの上手な選び方
市販のカラーシャンプーを選ぶ際のポイントをまとめてみました!
カラーシャンプーの選び方
- 染めている髪色に合わせて選ぶ
- 使用感や香りで選ぶ
1人で選ぶのが難しいなら、担当の美容師さんに相談してもOK。
美容師さんは染めたての発色だけでなく、色落ちの過程や色が落ちたあとのことなども考えながらカラー剤を調合しています。
自分のヘアカラーにどんなカラーシャンプーが効果的か、的確なアドバイスがもらえるでしょう!
また、いくら髪の毛の色落ちを防げても、洗い上がりの毛先がキシキシしていたり、髪の毛全体のまとまりが悪くなったりするのは避けたいもの。
実際に試してみて、好みの使用感や香りのカラーシャンプーを選ぶのがおすすめですよ♡
【色別】カラーシャンプーの効果
ここからは、カラーシャンプーによる効果を色味別に見ていきましょう。
使用するカラーごとに効果や色味の出方が異なるので、自分の髪色に合わせてチェックしてくださいね◎
《1》紫シャンプーの効果
紫シャンプーは「ムラシャン」とも呼ばれ、数あるカラーシャンプーのなかでも定番の色味です。
カラーシャンプーといえば紫を思い浮かべるという人も少なくないでしょう。
しかし、髪が実際に紫色になるわけではありません。
紫シャンプーは髪を紫っぽくするためではなく、黄ばみを抑えて透明感をアップさせるために使われます◎
黄色の補色である紫は、ヘアカラー後に出やすい髪の毛の黄ばみを打ち消す力を持っています。
特に、ブリーチをしている髪の毛は黄ばみやすく、時間が経つとどうしてもくすんだカラーになってしまいがち。
補色の紫を足すことで、髪のくすみや黄ばみを飛ばし、染めたてのような綺麗なカラーが復活するんです♡
ちなみに紫シャンプーの効果は、ブリーチ回数が多い髪の毛ほど強く表れやすくなります。
紫シャンプーがおすすめな髪色
- ハイトーン全般
- シルバー系
- ホワイト系
- ブロンド系
《2》ピンクシャンプーの効果
ピンクシャンプーは、その名のとおりピンク色の染料が含まれているカラーシャンプーです。
似たようなカラーにレッドシャンプーがありますが、一般的には赤系よりも柔らかい発色といわれています。
ピンクシャンプーを使うと、髪の毛のピンクの色素だけが強く残ります。
ヘア全体の黄ばみを抑えながら、よりクリアで鮮やかなピンク色が濃くなるイメージです◎
完全なピンクカラー(パステルピンクやビビットピンクなど)に染めている場合は、そのままピンクシャンプーを使い続けてOK。
色味が薄くなってきたら、その都度カラーシャンプーでピンク色を足していきましょう。
ピンクブラウンやピンクベージュなど、カラーを掛け合わせている場合は、どちらの色味を強く残したいかで選ぶカラーシャンプーが変わります。
たとえば、ピンクブラウンに染めた髪にピンクシャンプーを使い続けると、ピンク色は維持されますが、ブラウンの色素は毎日の洗髪によって徐々に薄くなっていきます。
ピンクの色味を残したい方には、ピンクシャンプーを選ぶと良いでしょう。
ピンクシャンプーがおすすめな髪色
- ピンク系全般
- ピンクブラウン
- ピンクベージュ
- カシスブラウン
- バイオレットピンク
《3》アッシュシャンプーの効果
アッシュシャンプーは、アッシュ系の染料を含んでいるカラーシャンプーのこと。
寒色系のくすみカラーで、髪の黄ばみや赤みを抑え、ヘア全体にナチュラルな透明感をプラスしてくれます◎
アッシュシャンプーは、紫シャンプーやピンクシャンプーに比べて発色が控えめ。
色味のニュアンスを変えることで、抜け感のある印象に仕上げるイメージです。
そのため、ベースの髪の毛は明るいほうが適しています。できれば1回以上ブリーチをしている方が望ましいです。
色が入りやすくなり、よりアッシュ感の強い鮮やかなカラーを楽しめますよ♡
抜きっぱなしのブロンドに寒色系のアッシュをプラスしても良いですし、美容院で入れてもらったアッシュの色味をキープするために使っても良いでしょう!
アッシュシャンプーがおすすめな髪色
- ハイトーン全般
- アッシュブラウン
- アッシュグレー
- ピンクアッシュ
- アッシュグレージュ
- シルバーアッシュ
《4》ブラウンシャンプーの効果
ブラウンシャンプーは、茶色の染料を含んだカラーシャンプーのこと。
茶髪の色味をキープしたいときや、色が抜けて髪の毛が明るくなりすぎるのを防ぎたいときにおすすめです◎
ヘアカラーはそのまま放置していると、どんどんトーンが明るくなっていきます。
ブリーチをしている髪であればよりそのスピードが早く、個人差はありますが2週間前後で1トーン近く明るくなることも。
色が抜けて明るくなった茶髪は赤みも強く発色するので、光に反射してところどころ金髪のように見えることも少なくありません。
ブラウンシャンプーを使うことで、色ムラや赤みが抑えられ、上品で清潔感のある茶髪が復活します♡
比較的暗めな髪色にも発色しやすいので、ブリーチをしたことがない人でも活用できるでしょう!
ブラウンシャンプーがおすすめな髪色
- 茶髪全般
- アッシュブラウン
- ナチュラルブラウン
- ダークブラウン
- ブラウンベージュ
《5》ベージュシャンプーの効果
ベージュシャンプーは、ベージュ系の染料を含んだカラーシャンプーのこと。
似たカラーにブラウンシャンプーがありますが、ベージュのほうがより柔らかで明るめな発色に仕上がります◎
ブラウンほど色味が強くないので、暗めの髪色には向いていません。
基本的には、1回以上ブリーチをしている明るめの髪色に使うのがおすすめです。
何度かヘアカラーをしていても、ブリーチなしの場合は色味の変化が出づらいので注意してください。
ベージュ系のヘアカラーは時間が経つと黄ばみが出やすく、ややくすんだ色味になりやすいのが難点。
ベージュシャンプーなら黄ばみは抑えつつ、透け感あるベージュの色素をしっかり残せますよ♡
ベージュシャンプーがおすすめな髪色
- ベージュ系全般
- ミルクティーベージュ
- ホワイトベージュ
- ピンクベージュ
- ブラウンベージュ
《6》ブルーシャンプーの効果
ブルーシャンプーは、青系の染料を含ませたカラーシャンプーのこと。
深みのあるブルーが、緑っぽく色落ちした髪に透明感を与えてくれます♡
寒色系は入りにくいカラーなので、染めても色落ちしやすいのが難点です。
ブルーシャンプーで色素を補給し、綺麗な状態の透明感カラーを維持するのがおすすめですよ!
カラーシャンプーのなかでも深みのある暗めな発色なので、カラーシャンプーを使う前よりもディープな仕上がりになります。
髪の明るさを変えたくないという場合は、似たような黄ばみ打ち消し効果のある紫シャンプーのほうが適しているでしょう。
ブルーシャンプーがおすすめな髪色
- ブルー系全般
- ブルーブラック
- ブルーバイオレット
- ネイビー
- ブルーアッシュ
- アッシュオリーブ
カラーシャンプーの使い方
最後に、カラーシャンプーの基本的な使い方を解説していきます。
手順がわからない人は、こちらで紹介しているステップを参考にしてみてくださいね!
普通のシャンプーで髪を洗う
カラーシャンプーは洗浄力が弱めなので、最初に普通のシャンプーで頭皮の汚れや皮脂を洗い流します。
洗い方はいつも通りで大丈夫です◎
ヘアカラーをしている髪は、多少なりともダメージを受けています。
強く引っ張ったり力を入れすぎたりすると、さらに傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
カラーシャンプーで2度洗いする
普通のシャンプーで全体を洗い終えたら、一度水気を切り、軽く水分を飛ばします。
その後、カラーシャンプーを手のひらでよく泡立ててください。
切れ毛や抜け毛の原因となるので、頭皮の上で擦って泡立てるのはやめましょう。
泡立てたシャンプーは、根本からゆっくり馴染ませます。
根元よりも毛先のほうが染まりやすいので、毛先はあと回しにして大丈夫です◎
髪の毛にカラーシャンプーの泡をしっかり揉み込み、毛先へと泡を伸ばしましょう。
そのまま3〜5分ほど放置したら、お湯でよく洗い流してください。
トリートメントをつける
染料が入っているカラーシャンプーは普通のシャンプーよりも髪へ負担がかかるので、ダメージケア効果のあるトリートメントを使うのがおすすめです。
色落ちが激しい場合は、カラートリートメントを併用してもOK。
このとき、カラーシャンプーとは色味を合わせましょう。
異なるカラーを使うと、どちらの発色も感じられなくなってしまう可能性があります。
ぬるつきがなくなるまでお湯で流し、タオルドライで水気を拭き取ってください。
色落ち防止効果のあるヘアケア剤で保湿する
最後に、色落ち防止効果のあるトリートメントやヘアオイルで保湿ケアしましょう。
切れ毛や枝毛などのヘアトラブルが目立つ場合は、ダメージ補修効果のあるヘアケア剤を使っても◎
ドライヤーでしっかり乾かし、丁寧にブラッシングしたら完了です。
カラーシャンプーを活用して綺麗なヘアカラーをキープしよう♡
綺麗な髪色をキープしてくれるカラーシャンプー。
色味を調整したり、黄ばみや赤みを抑えてくれたりと、さまざまな効果があります◎
カラーシャンプーを使えば、色落ちの過程でもおしゃれを楽しめるでしょう!
この記事を参考に、自分に合ったものを取り入れてみてくださいね。