若々しい印象を与えられる艶たっぷりの髪。「髪質改善」という言葉もよく耳にするようになったのも「美髪になりたい!」と願う人が多いことの表れといえそうです。今回はSNSでも人気の「ウルトワトリートメント」の魅力に迫ってみました!メリット・デメリットはもちろん、髪質改善トリートメントで話題の「酸熱トリートメント」との違いもお伝えします。「髪にハリツヤが欲しい」「髪質を良くしたい」「髪のパサつきに悩んでいる」などでお悩みの人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
ウルトワトリートメントって?
ウルトワトリートメント(ULTOWA treatment)とは、「うるおいを永遠に……」をコンセプトに生まれたメーカー株式会社ULTOWAが販売するプロユースのトリートメントで、濃度の高いコラーゲンをベースに作られている水素トリートメントの1種です。
ウルトワトリートメントの特徴は、水素の力で髪内部の水分量を増加させ柔らかな質感になること。
シャケ皮抽出の純度100%のコラーゲン、植物からとれ化粧品などにも使われる保湿成分であるソルビトール、水素をアイロン(熱処理)で入れ込みます。
熱反応でヘアカラーや紫外線などの影響で発生した髪内部に残る活性酸素に、水素を結合させて水に変化させ水分を髪内部に閉じ込める仕組みです。
髪の水分量が増加するので、艶やしなやかさを感じられる髪に仕上がります。年代を問わず多くの髪質にマッチしやすいので、ウルトワトリートメントを試した人のリピートも多いようです。
ウルトワトリートメントの3つメリット
ヘアカラーとの相性が良く同時にできて時短
カラー剤を塗布した上からウルトワトリートメントを塗布できるので、ヘアカラーと同時に施術ができます。
ウルトワトリートメントはカラー剤に、水素・コラーゲン・ソルビトールを混ぜた状態になりカラー剤との相性がよく、色味の邪魔をしません。
トリートメント成分がカラー剤による髪へのダメージを抑えるだけでなく、頭皮のケアにも◎
トーンアップやトーンダウン、退色カラーの染め直しだけでなく白髪染めとも同時にできます。
いつも通りヘアカラーをしながら艶たっぷりの仕上がりになるのは見逃せないポイントですね。
髪にハリコシがでる
お肌のハリを良くしてくれると言われているコラーゲンは、ヘアケアにも大切な美容成分。
ウルトワトリートメントに含まれるコラーゲンが、髪の内部からダメージを補修しながらダメージホールを埋めていきます。
施術最後のドライヤーやアイロンの熱処理により、ソルビトールの保水能力が反応して髪をコーティングした状態になりしなやかな仕上がりに。
うねりやクセが伸びてまとまりやすくなる
髪の主成分はタンパク質で、アイロンなどの熱やシャンプーに含まれる界面活性剤で変化して硬くなる「タンパク質変性」が起きます。
タンパク質変性が進行すると髪が硬くなり、毛先のダメージや引っ掛かりが気になりやすくごわごわとした印象に。
タンパク質変性した髪を元に戻すことはできず、毛先の硬さも残ってはしまいますがウルトワトリートメントで髪の水分量が上がることで収まり良くなっていきます。
また、加齢により髪の水分量が減り保湿力が弱まっていくこともうねりの原因となります。
ストレートパーマのように強いクセを伸ばすことはできませんが、軽度のクセやうねりなどは落ち着いてまとまりやすくなりますよ。
ウルトワトリートメントのデメリット
- 相場は10,000円前後なので一般的なシステムトリートメントより価格が高いこと。
- ハイダメージ毛などは効果を長持ちさせ、髪質を良くしていくにはある程度回数を重ねる必要がある。
- ウルトワトリートメント単体やカットにプラスして施術の場合は、50分程度時間がかかってしまうこと。
- 取り扱いのない店舗もある。
1回目はお試し価格で受けられるサロンもあります。ウルトワトリートメントが気になっている人は、まずお試しで受けてみるのもおすすめです。
クセが強い髪質の場合は、クセを伸ばすためのトリートメントではないので艶を実感しにくいことも。
ウルトワトリートメントはこんな人におすすめ
- 髪のパサつきにお悩みな人
- 時短でトリートメント施術を行いたい人
- 髪にハリコシが欲しい人
ウルトワトリートメントって痛む?
ウルトワトリートメントには髪をまっすぐに矯正するようなパーマ剤は入っておらず、栄養を補修していくトリートメントなので、髪に与えるダメージは少ないと言えます。
最後のアイロンもプレスするためではなく、熱処理によりウルトワトリートメントの成分を定着しやすくさせるためのもの。
施術を繰り返すなかで熱ダメージを受けにくい髪になるといわれています。
ウルトワトリートメントの持ちはどれくらい?
ウルトワトリートメントの持ちは、髪の履歴や髪質によって異なります。
ダメージが少ない場合は1ヶ月以上持つこともありますが、ダメージが強い髪では効果が感じられなくなるのが早くなってしまいます。
そこで大切なのが、施術の頻度。ウルトワトリートメントの効果が落ちる前に再度施術するのが断然おすすめです。
繰り返し施術することで、保湿力が高まり乾燥しづらい髪になるので効果が長持ちしていきます。
ウルトワトリートメントした人の口コミをチェック
Good!
- 普段の髪の毛が格段に扱いやすくなってます!またよろしくお願いします☺️(女性/20代前半)
- おかげさまで傷み切っていた髪が生き返ったみたいです!ドライヤーするのがだいぶ楽になりました。カットカラーも希望通りに仕上げてくださって大満足です。またお願いしたいです!(女性)
- いつも湿気でゴワゴワしがちでしたが、ウルトワトリートメントでだいぶ落ち着きました。髪質の悩みにも真剣にアドバイスしていただいたので、しばらくはウルトワトリートメントを続けてみたいと思います!(女性/20代後半))
筆者も実際にブリーチやカラーを繰り返し、髪のパサつきに悩んでいたのでウルトワトリートメントを受けてみました。カラーとの同時施術で、サロンでいつもかかるカット&カラーの時間と大差なく、水分をたっぷり含んだような艶のある髪に仕上がりました。
※個人の感想であり、効果効能を保証するものではございません
縮毛矯正との違いは?
「縮毛矯正」は髪のクセやうねり、縮れなどをまっすぐ伸ばし固定するのが特徴です。
縮毛矯正は数ヶ月以上キープできることもあり、クセの強い髪質をストレートにしたい場合などにおすすめ。
ウルトワトリートメントは髪の水分量を増やし柔らかな質感にするトリートメントで、縮毛矯正はクセの強い髪もまっすぐに伸ばしやすい施術が大きな違いです。
髪のクセや大きなうねりでお悩みの場合は縮毛矯正が適していますが、髪の水分量を増やしキューティクルを整えるウルトワトリートメントとの同日施術もできます。
酸熱トリートメントとの違いは?
「酸熱トリートメント」はグリオキシル酸が主成分の薬剤と熱で、健康的な髪に近づけます。
特徴は薬剤の酸反応で髪内部に疑似的な骨組みを作るので、ハリコシがでること。
薬剤が強めの場合が多く、縮毛矯正のようにクセは伸びませんが髪の毛に芯を作って歪みを整えます。
クセを弱めたり、髪のボリュームを抑えたりするのに向いていて自然なストレートヘアを目指している人におすすめです。
使う薬剤が大きく違い、ウルトワトリートメントは髪の水分量を増やす働きが特徴で、酸熱トリートメントは髪の毛に芯を作りハリコシを作りストレートの形状を作るのが特徴です。
またどちらも最後にアイロンで熱を通しますが、それぞれ目的が違います。
ウルトワトリートメントは熱を使い髪の中に残っている悪玉活性酸素を酸化重合の力を使って無害な水に変える目的。
対して、酸熱トリートメントはタンパク質と酸を「イミン結合」という新しい結合を作り安定させハリコシを生み出すことが目的です。
美髪を目指すなら髪質に合ったものを選ぶのがベターです。カウンセリングを受け美容師と相談して決めるのが◎
FAQ
ブリーチ毛にも使えるの?
使えます。
ブリーチを繰り返したハイダメージ毛は効果を感じにくいこともあり、安定した効果を感じるには、ある程度回数を重ねる必要があることも。
ハイダメージ毛は通常よりトリートメントが抜けやすい状態になっているので、短期間で継続的な施術をするのがおすすめです。
どれくらいの頻度で受ければいい?
メーカーは月に1回程度の頻度を推奨しているそう。
ウルトワトリートメントの効果を長持ちさせるには、髪質や日頃のケアにも左右されるので美容師と相談してみてくださいね。
ウルトワトリートメント後の自宅ケアはどうすればいい?
ウルトワトリートメントの高い効果を実感できても、ホームケアを怠ると美髪をキープするのは難しくなってしまいます。
美髪を長くキープしたい人は、自宅でできる簡単なことから取り組んでみましょう。
髪を拭くときにゴシゴシとこすらない
ゴシゴシとこすってしまうとキューティクルにダメージを与えてしまい、水分や栄養が抜けやすくなってしまいます。
- タオルで拭く前に手で余分な水分を絞る。
- 頭皮を中心に、タオルを押し当てて水分を吸い取る。
- タオルを両手で挟み毛先を軽くトントンとたたいて水分をふき取る。
シャワー後は髪を濡れた状態のままで放置せず、なるべく早く乾かす
髪が濡れた状態が長引くと、キューティクルが開いたままになってしまいます。
そのまま自然乾燥すると、髪の中から水分が蒸発していくためパサつき頭皮環境に良くありません。
トリートメント成分も抜けやすくなるので、なるべく早くドライヤーで乾かすことを心掛けるのがおすすめ。
ウルトワトリートメントにはホームケアブランド「silmere(シルミア)」があります。
オイル、炭酸ガスシャンプー、マスクの3ステップで週3日を目安に使うと、美髪をキープしやすくなりますよ。
まとめ
いくつになっても「きれいな髪でいたい」という願いは多くの人が持っていると思います。
今回はウルトワトリートメントの良さをお伝えしましたが、髪質によってお悩みはさまざま。
髪質やお悩みに合った施術があなたとって価値のある髪質改善メニューです。
美髪は1日でなかなか手に入るものではないので、信頼できる美容師にぜひ相談してみてくださいね。