アシメ前髪には、どんなイメージがありますか?
よく「奇抜」「個性的」とマイナスな印象を持たれがちですが、実はどんな髪型とも比較的相性が良く、なじみやすいスタイルなんですよ。
この記事では、アシメ前髪のメリットや似合う人や似合わない人の特徴、アシメ前髪を用いた髪型を紹介します。
アシメ前髪に興味がある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
アシメ前髪とは
アシメ前髪とは、左右の長さが非対称な前髪のことです。
非対称を意味する「アシンメトリー」を略して、このように呼ばれています。
アシメ前髪は、カジュアル・可愛らしい・個性的など、合わせるヘアスタイルによって雰囲気が変わります。
ぱっつんやシースルーなど、前髪によっては髪型を選ぶものもありますが、アシメ前髪は比較的髪型に関係なくなじみやすい点も人気のポイントです。
また前髪の左右の長さの差によって、ナチュラルにも個性的にも仕上がります。
「アシメ前髪は、オン眉になるから大人には似合わない」と敬遠されがちですが、バランス次第では若々しく見える・扱いやすいなどの利点もあるんですよ。
近年では、若見えする・エイジングによる髪質の変化をカバーできるとして、40代や50代の大人女性にも選ばれています。
アシメ前髪を似合わせやすい人
アシメ前髪は、どんな髪型とも比較的なじみやすいスタイルですが、特に似合う人は以下の条件に当てはまる人です。
- 丸顔
- おでこが広い面長
- ショートやボブスタイル
- 前髪がやや薄い
- 直毛
丸顔
丸顔さんは、顔の縦と横の比率が近く顔が大きく丸く見えることで、悩みやすいですよね。
アシメ前髪なら、おでこが適度に見えることで縦幅が広く見え、小顔効果が高まります。
おでこが広い面長
コンプレックスを隠したい気持ちから、前髪を眉下でまっすぐ切ってしまいませんか?
眉下ぱっつんの前髪は、おでこの広さを強調してしまうリスクがあります。
アシメ前髪なら適度な肌見せ効果で、おでこの広さを緩和できるんですよ。
左右の長さの差を少なくすれば、おでこの露出が高くなりすぎる心配もありません。
ショートやボブスタイル
ショートやボブスタイルの人は、ベースとなる髪型がカジュアル系である場合が多いですよね。
アシメ前髪も同様にカジュアルな雰囲気が得意なので、相性がマッチしやすい傾向です。
特に子育て中のママさんなど、髪をすぐに切りに行けない状況の人からは、アシメ前髪とショートのセットが人気。
「アシメ前髪だから、伸びてきても横に流しやすい」「目にかかるスピードが遅くて助かる」と評価する声も多いんですよ。
前髪がやや薄い
産後の脱毛やエイジングが原因で、前髪が薄いと悩む人は少なくありません。
さらに前髪を長く伸ばすと、おでこが透けて寂しく見えがちですよね。
このようなケースでは、短めのアシメ前髪がおすすめです。
髪が短いことで、前髪に厚みを表現しやすい・おでこが透けにくいなどの効果を得られます。
直毛
直毛さんの場合、横に前髪を流してもうまくいかないと悩む人は多いと思います。
アシメ前髪なら、短い髪が長い方へ流れる性質を活かし、横に流しやすくなるでしょう。
パーマやコテ巻きをせずに、カットだけで斜めに流れる前髪を作りたい人にはおすすめです。
アシメ前髪を似合わせにくい人
比較的にどんな髪型ともマッチしやすいアシメ前髪ですが、一部相性が良くない人・髪型があります。
アシメ前髪とマッチしにくい人の特徴は、以下の通りです。
- おでこが狭い
- 厚みのあるアシメ前髪
- 動きのない髪型
おでこが狭い
おでこが狭い人がアシメ前髪にする場合、短い方の髪が極端に短くなり、バランスが悪くなることも。
さらにくせ毛の場合は、根元が浮いてしまうなど扱いづらくなる可能性もあるため注意が必要です。
どうしてもアシメ前髪にしたい場合は、短い方の髪を眉の真上くらいの長さに留めましょう。
厚みのあるアシメ前髪
アシメ前髪は、程よい透け感と動きのあるシルエットが必要です。
ワイドバングと同じくらいしっかりとした重さがある前髪は、バランスが取りづらく違和感のある仕上がりになりがち。
奥行きや横幅を調整するなど、動きのあるシルエットを表現できるバランスに整えましょう。
動きのない髪型
アシメ前髪は、横に流れる軽やかな動きが特徴的なスタイルです。
ロングストレートなど、動きがなく艶感重視のスタイルとは雰囲気が合いづらく、違和感の原因となることも。
毛先だけゆるく巻く・レイヤーを入れるなど、適度な動きをつけるよう調整してみると良いですね。
アシメ前髪×レングス別ヘアスタイル8選
アシメ前髪を用いたヘアスタイルを、レングス・シーン別に8つ紹介します。
なりたいイメージ・雰囲気の参考にしてくださいね。
アシメ前髪×ショート
アシメ前髪×ベリーショート
耳元がすっきりと見えるベリーショートに、束感のある軽やかなアシメ前髪を組み合わせたスタイル。
アンニュイで、モードな雰囲気に仕上がります。
アシメ前髪×ボブ
アシメ前髪×外ハネボブ
ラフな外ハネのボブシルエットに、アシメ前髪を組み合わせたスタイル。
外ハネ特有のカジュアルさと、アシメ前髪がマッチしやすい点がポイント。
外ハネの形が縦長い印象を緩和させるため、面長さんにおすすめなスタイルです。
アシメ前髪×ミニボブ
丸みのあるタイトなミニボブに、なだらかなラインのアシメ前髪を組み合わせたスタイル。
動き少なめのスタイルには、さりげなく斜めにカットした、ナチュラル感のあるアシメ前髪がおすすめです。
アシメ前髪×ボブ
ゆるやかなひし形シルエットのボブに、アシメ前髪を組み合わせたスタイル。
ナチュラルな雰囲気のアシメ前髪なので、動きの少ないボブとも相性が良い傾向です。
アシメ前髪×パーマボブ
ランダムカールがかわいいパーマスタイルに、アシメ前髪を組み合わせた髪型。
キュートなシルエットとも相性が良く、抜け感ある今っぽい雰囲気に仕上がります。
アシメ前髪×ミディアム
アシメ前髪×くびれカット
くびれ感のあるレイヤースタイルに、ゆるやかな斜めラインのアシメ前髪を組み合わせた髪型。
華やかさを持たせながら、カジュアルな雰囲気にも仕上がります。
アシメ前髪×ロング
アシメ前髪×ふんわりセミロング
ラフなカール感がかわいいセミロングスタイルに、アシメ前髪を組み合わせた髪型。
セミロング特有の重たい雰囲気を、カールとアシメの軽さでバランスを整えています。
アシメ前髪×40代50代
アシメ前髪×ショートスタイル
40代50代女性には、アシメ前髪とショートスタイルを組み合わせた髪型がおすすめです。
髪全体が短いことで、すっきりと清潔感のある雰囲気に仕上がります。
若見え効果も期待できますよ!
アシメ前髪FAQ
アシメ前髪は40代や50代にも似合う?
アシメ前髪は「40代以降の大人には似合わない」と思っていませんか?
実は40代・50代の大人こそ、アシメ前髪のメリットを実感しやすいんですよ。
40代50代がアシメ前髪にするメリット4つ
- 前髪の薄毛をカバーできる
- 顔まわりの白髪を隠しやすい
- 自然なボリュームを表現しやすい
- おでこのエイジングをカバーできる
年齢を重ねると、髪質や肌質の変化に悩む人も多いはず。
上記の例のようなエイジング現象に悩んでいる人は、アシメ前髪がおすすめです。
アシメ前髪は、髪が短いことで厚みやボリュームが出やすい傾向があります。
この特徴から、パーマなしでも適度なふんわり感・華やかさを表現しやすくなるんですよ。
また、しっかりした分け目を作らないことで、白髪やおでこのしわなど隠したい部分を自然とカバーできます。
大人のアシメ前髪で浮かないためには?
40代や50代の大人にもおすすめのアシメ前髪ですが、ちょっとした長さの差でアンバランスなスタイルになってしまいます。
違和感のある前髪にならないために、以下のことに注意してみましょう。
- 極端に長短の差をつけない
- 片方は眉を隠せる長さにする
バランス良くカットすれば、アシメ前髪で違和感のある見た目になるリスクはほぼ無くなるので安心してくださいね。
カット時には、40代のカットに慣れている・知識や経験がある美容師さんにお願いするのもおすすめです。
アシメ前髪の芸能人は誰がいる?
アシメ前髪を楽しんでいる芸能人は、意外とたくさんいるんですよ。
人気な女性芸能人だと、下記の5名が有名です。
- 木村文乃さん
- 綾瀬はるかさん
- 宮崎あおいさん
- 柴咲コウさん
- 佐々木希さん
キュートな印象だけでなく、美しさも兼ね備えた雰囲気がすてきですよね。
30〜40代の大人世代も、アシメ前髪がとても似合っています。
「アシメ前髪は大人には似合わない」と思われがちですが、バランスが悪くなければ魅力的だということがわかりますね。
アシメ前髪は丸顔でも似合う?
アシメ前髪は、丸顔さんでも似合います。
むしろ、丸顔さんにありがちな「顔が丸く大きい」というコンプレックスを、カバーしやすいメリットもあるんですよ。
アシメ前髪を丸顔さんがする場合は、左右の長さの差をしっかりつけたスタイルがおすすめ。
おでこが見える範囲が広くなることで、縦幅が広く見えて顔がタイトにすっきりとします。
ただし全体の髪型とのバランスもあるため、実際に似合う長さは美容師さんと相談して決めるのがおすすめです。
アシメ前髪の切り方!セルフカットでも成功する方法
アシメ前髪は、セルフカットでも再現可能です。
セルフ前髪・キッズカットともに、同じ手順でカットします。
失敗なくおしゃれなアシメ前髪にしたい人は、参考にしてくださいね。
- カット時は「ドライ状態」で行う
- 横の髪を切らないよう、クリップやゴムで分ける
- 自然に下に落ちている状態で、一番短い髪・長い髪の長さを決める
- それぞれ一部(5ミリ幅くらい)をガイドとしてカットする
- 長い方から短い方に向かって、少しずつカットする
- ぶつ切り感が気になる場合は、ハサミを縦に入れる・毛先にすきバサミを使うなどして軽さを出す
アシメ前髪はまっすぐな前髪と違い、多少カットラインがずれていても、なじみやすい傾向です。
ガイドとなる髪を作り、一気に切らず少しずつカットすれば、大きな失敗は避けられるでしょう。
ただしウェットでカットする場合は、浮き上がりなど生え癖の影響を受けやすくなります。
必ずドライ状態でカットしましょう。
アシメ前髪でワンランクおしゃれな髪型になろう
アシメ前髪は、全体の髪型を変えなくても、今までと違った雰囲気を楽しめます。
長さやバランスによっては、カジュアル・可愛らしい・個性的などさまざまな印象に。
キュートなだけではなく、垢抜けたおしゃれさを求める人にはおすすめなスタイルですよ。
- 少しの変化で、大きく雰囲気を変えたい人
- 前髪の扱いやすさを求める人
上記のような理想がある人とは、特に相性が良い傾向です。
ぜひ一度試してみてくださいね。