顔の印象を大きく左右する眉毛は、小さいパーツでありながらもかなりの存在感を持っています。
眉毛の垢抜けを狙うには、その黄金比率をマスターするのが大切◎
今回は、初心者さんでも簡単に覚えられる眉毛の黄金比について解説します。
お手入れの仕方やトレンド眉毛の描き方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
眉毛は顔印象の8割を左右するパーツ!
小さいながらもかなりの存在感を放つ眉毛は、顔印象の8割を左右するという一説もあるほど。
眉毛が綺麗に整っているかどうかで、垢抜けフェイスに見えるか見えないかが変わってくるのです!
眉毛は顔のパーツのバランスを取る役割があると同時に、その人の表情を印象づける役割も果たしています。
長さ・角度・濃さ・色味などのバランスを調節し、顔のパーツを引き締めたり、雰囲気を和らげたり。
印象的なデザインを取り入れて、メイクのアクセントとして活用することもできますよ。
とはいえ、眉毛は上手に整えるのが難しいパーツでもありますよね。
眉毛次第で良くも悪くも印象が変化します。
自分の顔立ちや骨格に似合わない眉毛でいる=パーツのバランスが悪く見えてしまうリスクもあるので、注意深くお手入れすることが大切です◎
理想的!眉毛の黄金比とは?
目元・顔立ちの垢抜けを狙うには、眉毛の黄金比を押さえておく必要があります。
眉毛の黄金比とは、他人から見て直感的に美しいと感じる眉毛のバランスのこと。
「ゴールデンバランス」と呼ばれることもあり、眉毛をデザインする際の指標とされています。
眉毛の黄金比をマスターするうえで重要なポイントは3つ。
左右の眉頭の高さ・眉山の位置・眉の長さです。
基本的な眉毛の黄金比率
- 眉頭:小鼻〜目頭の延長線上
- 眉山:黒目の外側の端〜白目の端の間
- 眉尻:小鼻〜目尻を結んだ延長線上
眉頭の始まる位置は、左右でしっかり揃えます。
トレンドの影響を受けやすい眉毛の太さに関しては、そこまで意識する必要はないでしょう。
迷ったときは、自眉毛に近いナチュラルな太さにしておくと失敗しづらいですよ。
基本的な眉毛の黄金比を押さえておけば、パッと見たときにバランスが整って見えます!
【骨格別】眉毛の黄金比
眉毛の基本的な黄金比率をチェックしたあとは、骨格別に似合う眉毛の黄金比をマスターしましょう。
眉毛のデザインは、輪郭ごとに似合いやすい・似合いにくいが分かれています。
似合わない眉毛にデザインしていると、顔とちぐはぐな印象を与えることも。
よりフィットした綺麗な眉毛をゲットするためには、太さ・濃さなど細かな部分にも着目するのが大切です。
丸顔さん
丸顔さん×眉毛の黄金比のポイント
- ゆるやかな曲線を意識する
- 眉尻を少し長めにデザインする
丸顔さんは顔の縦ラインよりも横ラインにボリュームが出やすく、また輪郭・パーツが全体的に丸みを帯びています。
そのため、眉毛のデザインもアーチ状のすっきりとした形に整えるのが理想です。
眉頭〜眉尻まで、ラインを作るときはゆるやかな曲線を意識しましょう。
並行眉・直線眉よりも、ある程度角度をつけたほうが丸顔さん特有の柔らかい雰囲気にフィットしやすいです。
眉山を尖らせたデザインは目元と馴染みにくいので注意してください。
通常の黄金比より眉尻を少し長めに引くことで、顔の余白を自然にカバーできます。
眉毛全体の太さは、目の縦幅の3分の2くらいのナチュラルなデザインが理想。
細くしすぎると顔の余白が目立ちやすくなり、またメリハリのないのっぺりとした印象になってしまいます。
色味は地毛よりも明るくして、優しげな目元に仕上げるのがおすすめです。
面長さん
面長さん×眉毛の黄金比
- 角度をつけず平行にする
- 眉尻を少し短めにデザインする
面長さんは顔の横ラインよりも縦ラインが強調されやすく、全体的にクールで大人びた印象を与えます。
輪郭・パーツも直線的ですっきりとしているので、眉毛もできるだけスタイリッシュにまとめるのがおすすめです。
眉毛はできるだけ角度をつけず平行に描き、顔の横にボリュームが出るようにしましょう。
面長さん特有の縦長な印象を軽減しやすくなります。
眉尻は基本の黄金比よりも少し短めにすることで、理想的な卵形のフェイスに近づけます。
通常、眉尻の位置は小鼻と目尻を結んだ延長線上に設定しますが、面長さんの場合は小鼻と目尻を繋いだ延長線上にすると良いでしょう。
眉毛のカラーは、自眉毛と同じくらいor髪色よりワントーン明るいくらいがベストです。
ベース型さん
ベース型さん×眉毛の黄金比
- 直線と曲線をミックスする
- 太め眉毛でソフトな印象に仕上げる
ベース型さんは、直線的な輪郭と存在感のあるフェイスラインが印象的です。
顔の横幅が広くエラが張っている人が多いので、眉毛のデザインで鋭利な輪郭をソフトに見せましょう。
眉毛全体のシルエットは、直線と曲線の両方をバランスよくミックスさせるのが理想。
眉頭〜眉山まではある程度角度をつけて直線的に仕上げると、目鼻立ちがはっきりとしたメリハリのある顔立ちに馴染みやすいです。
眉尻はゆるめにカーブさせて、アーチ型のように仕上げます。
部分的に曲線を組み合わせることで、直線的な輪郭を柔らかく見せてくれるでしょう。
薄めのカラー×太眉で、目元に柔らかさを演出するのもポイント◎
細い眉毛はスタイリッシュで鋭い印象を与えるので、ベース型さんのはっきりとした顔立ちを助長する可能性があり、おすすめしません。
初心者さんもわかりやすい!基本的な眉毛の整え方
ここからは、初心者さんでもわかる眉毛の整え方の基本を解説します。
眉毛のメンテナンスに必要なもの
- アイブロウブラシ
- 眉毛コーム
- 眉毛用ハサミ
- 電気シェーバー(顔剃り用)
- 毛抜き
- アイブロウペンシル(色は何色でもOK)
- 綿棒
ペンシルでガイドラインを描く
眉毛の黄金比をもとに、理想的な眉毛をデザインしていきます。
どこをカットしてどこを残すのかわからなくならないように、アイブロウペンシルでガイドラインを描きましょう。
ここで使用するアイブロウペンシルは、眉毛メイクとは関係ないので、色味・太さなどは問いません。
慣れないうちは描いた線が見えにくかったり、手が擦れて消えかかったりすることがあるので、濃いめのペンシルを選んでおくと安心です。
デザインを決める際は、眉頭・眉山・眉尻の位置を決めてペンシルで印をつけます。
それらの点をつなぐようにペンシルでなぞっていけばOKです。
シェーバーと毛抜きで形を調整する
眉毛のガイドラインが完成したら、ペンシルから外にはみ出ている部分の毛をカットしていきます。
まずは電気シェーバーを使って、大部分の毛を剃りましょう。
顔用のシェーバーであればどんなものを使っても大丈夫ですが、ヘッド部分が小さいものだと剃り間違いが起こりにくいです。
眉毛・顔用のカミソリなどは肌を傷つけるリスクが高いので、なるべく避けたほうが安心。
はみ出した毛をシェービングできたら、剃りきれなかった部分を毛抜きで抜いていきます。
短い毛や細い毛はシェーバーだけで除去しきれないので、必ず毛抜きで細かい部分まで整えましょう。
コームとハサミで長さを調節する
眉毛の形が仕上がったら、眉毛の長さと毛量を調節します。
コームで眉毛をとかしながら持ち上げて、ガイドラインの外に出ている毛先をハサミでカットしましょう。
このとき使用するハサミは、先が丸くなっている眉毛用のものを選んでください。
今度は同じようにコームでとかしながら眉毛を下におろし、ガイドラインからはみ出ている毛先を切ります。
繰り返しコームでときながらカットして、すべての毛先がガイドラインの内側に収まっていればOK。
眉尻まですべての長さを整えたら、毛抜きを使って間引きしていきます。
眉毛の密度が濃いと感じる部分のみ、毛抜きで2〜3本ほど抜きましょう。
間引きしすぎると眉毛がスカスカになったり、一部分だけ肌が見えたりするので、どうしても気になるところだけ軽く間引いておくのがおすすめです。
ガイドで引いていたペンシルを拭き取り、眉毛の周りをしっかり保湿したら終了。
眉毛を整えるときの注意点
眉毛を整えるときの注意点
- 眉毛を短く切りすぎないようにする
- すっぴんの状態でお手入れしない
- 眉上を剃りすぎない
眉毛を整える際は、毛の長さを短く切りすぎないように注意しましょう。
コームで整えながら調節するのは大切ですが、眉頭〜眉尻まで極端に短く切り揃えてしまうのはNGです。
眉毛は生えている場所・毛穴の形によって生え方が異なります。
それらを考慮せずに表面上の長さだけ揃えようとすると、部分ごとにまだらになるリスクがあるのです。
また、すっぴん状態の眉毛をいきなりカットするのも危険。
左右非対称のガタガタ眉毛になってしまいます。
眉毛は必ずペンシルでガイドラインを描き、触っていい場所と触っていけない場所をはっきりさせておきましょう。
さらに、眉毛の太さや形を整えたいからといって、眉上を過度に削りすぎるのも要注意。
眉上を極度に剃ると、眉山にある眉丘筋が露呈して目元に違和感が出ます。
筋肉の部分が盛り上がってしまったり、青髭のような剃り跡ができてしまったりするのです。
太さを変えたい場合は、眉上ではなく眉下から少しずつ調整すると失敗しにくいでしょう。
黄金比を押さえた眉毛の描き方
眉毛を黄金比に沿って整えたら、アイブロウメイクで綺麗に仕上げます。
正しい描き方を覚えて、眉毛メイク上級者を目指しましょう!
ブラシorコームで毛流れを整える
まずは、手元にあるアイブロウ用のブラシorコームで眉毛の毛流れを整えます。
眉頭〜眉尻に向かってとかすと毛先が絡まず綺麗にまとまりますよ。
ペンシルで眉毛の輪郭を描く
アイブロウペンシルで眉毛の輪郭を描いていきます。
描くときは、必ず眉の中間部分&眉下から始めましょう。
いきなり眉頭から描き始めると、眉全体がのっぺりとした印象になりやすいです。
また、眉上から描くと目と眉毛の距離が離れすぎてしまう可能性があるので注意しましょう。
眉尻に向かって濃くグラデーションになるようにデザインすると、目元に自然と馴染みやすくなります。
中間のラインを描いたらそこから繋げるように眉尻を描き、眉上も同じようにデザインしてください。
眉頭はよほどシルエットがぼやけている・眉毛が薄い場合を除いて、ペンシルで縁取る必要はありません。
パウダーで埋める
ペンシルで縁取った隙間を、アイブロウパウダーで埋めていきます。
眉尻→眉山→眉頭の順番で色を乗せると、初心者さんでも綺麗なグラデーションを作りやすいです。
パウダーは、一度ブラシに取ったらつけなおさずにそのまま片眉を仕上げましょう。
アイブロウパウダーはチップでのせることもできますが、量の調節がしやすい小さめのブラシを使うと、仕上がりがふんわりナチュラルになっておすすめですよ。
マスカラで色味を調節する
最後にアイブロウマスカラで眉毛の色味を調節します。
マスカラは、髪の毛よりもワントーン明るい色味を選ぶと失敗しにくいです◎
眉尻から眉頭に向かって逆毛を立てながら塗っていきます。
根元までしっかり染まったら、毛流れを戻しながら形を整えてください。
マスカラ液が眉毛に着きすぎるとのっぺりとした印象になってしまうので、ブラシを容器の縁でしっかりしごいてから塗りましょう。
眉毛のお手入れはアイブロウサロンにお任せ!
セルフで眉毛のお手入れをするのが難しいときは、アイブロウサロンで整えてもらうのがおすすめ。
プロが1人ひとりの骨格に合わせて適した眉毛デザインを提案してくれるので、誰でも簡単に垢抜けフェイスに近づけます♡
アイブロウサロンのメニューは、眉毛のワックス脱毛+間引き+アイブロウメイクがセットになっている場合が多いです。
眉毛の描き方のコツも指導してもらえるので、眉毛を描くのが苦手な人やメイク初心者さんには特にぴったりでしょう。
一度の施術の効果が3〜4週間ほど続くので、こまめに眉毛をカットする手間も省けます。
料金相場は2,000〜6,000円程度です。
最近ではメンズ用のアイブロウサロンも増えてきており、眉毛を美しく整えたい男性やメンズメイクに挑戦したい男性にもおすすめです。
眉毛の黄金比をマスターして理想的な垢抜けフェイスを手に入れよう
眉毛は黄金比を意識することで、理想的なフェイスをゲットできます。
目元はもちろん顔の印象も大きく変わり、グッと垢抜けた雰囲気に仕上がるでしょう!
眉毛を描くのが苦手な人はサロンを活用することもできるので、ぜひ自分に合った黄金比の眉毛を探してみてくださいね。