上品かつ華やかな印象を演出できる「ギブソンタック」。
フォーマルからカジュアルまで幅広く活用できるアレンジなので、やり方を覚えておきたいところ!
今回は、基本のギブソンタックのやり方や人気スタイルを紹介します。
よくある質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
ギブソンタックってどんなヘアアレンジ?
ギブソンタックとは、耳より下の低い位置で毛先を結び目に入れ込みながら作るお団子のようなヘアスタイルのこと。
結婚式などのフォーマルシーンから、女子会のようなカジュアルなおしゃれが求められるシーンまで幅広く活躍します。
ファッションや髪色に合わせて花飾りや金粉を添えると、一層華やかなスタイルに!
袴スタイルにもよく合います♡
ヘアアクセサリーを使う場合は、ピンタイプのヘアアクセサリーをお団子部分やサイドに挿すのがおすすめです。
「ギブソンタック」の名前の由来は?
19世紀にアメリカにいた画家チャールズ・ダナ・ギブソンが描いた女性「ギブソンガール」に由来するというのが通説。
ちなみにタック(tuck)は「入れ込む」という意味を持ちます。
内側に髪の毛を入れ込むその見た目から、「ギブソンロール」とも呼ばれることも。
ギブソンタックの基本的なやり方
《1》ゆるめのローポニーテールを作る
まずは、髪を後ろでひとつにまとめてローポニーテールを作ります。
ヘアゴムはきつめに結ぶのがコツです◎
ここで後れ毛を引き出しておくと、こなれ感が生まれますよ。
《2》くるりんぱをする
ヘアゴムを少し下にずらして、隙間を作りましょう。
隙間の中央に毛束を一回通して、くるりんぱをした状態にします。
このときも毛束を少しずつ引き出して、ゆるふわ感を出しましょう。
《3》毛先をくるりんぱの中に入れ込む
毛先はヘアゴムでまとめておきます。
伸びやすく目立たないシリコンゴムがおすすめです。
まとめた毛先をくるりんぱの中に入れ込んでロール状のお団子ができたら、アメピンを2〜3本ほど使って固定しましょう。
最後に毛束や後れ毛を引き出して調整したら、ギブソンタックの完成です。
ギブソンタックを綺麗に仕上げるコツは「下準備」にあり!
ギブソンタックを綺麗に仕上げるには、下準備が大切です!
基本のやり方をご紹介する前に、ここでは必要なアイテムと下準備の手順をご紹介します。
ギブソンタックに必要なアイテム
- コームやブラシ
- ヘアゴム
- アメピン
- やや硬めのワックスやバームなどのスタイリング剤
- ヘアアイロン(ストレートヘアの人)
必要なアイテムを揃えたら、以下の手順で下準備をしていきましょう。
《1》ブラッシングする
まずコームやブラシを使って、髪をとかしておきましょう。
絡まりがなくなることで、ヘアアレンジがしやすくなります。
《2》ストレートヘアはヘアアイロンで巻く
ストレートヘアの人は、ニュアンス感をプラスするためにヘアアイロンで髪を軽く巻いておくのがおすすめ!
ふんわりとしたボリュームをつけるために、トップの髪もひと巻きさせましょう。
《3》スタイリング剤を馴染ませる
やや硬めなワックス・バームなどのスタイリング剤を、髪全体に馴染ませます。
後れ毛や髪の表面の毛束感が出て、まとまりやすくなりますよ。
おすすめのギブソンタック実例13選
ここからはギブソンタックの人気スタイル13選をご紹介します。
ギブソンタックが気になっている人は参考にしてみてくださいね。
毛束で毛流れを意識させるギブソンタック
事前にスタイリング剤を馴染ませておくと、毛束感のあるギブソンタックが作りやすいです。
トップの髪をふんわりさせるために、ストレートヘアの人はヘアアイロンでクセづけておきましょう。
後れ毛を少なめにすると、フォーマルなシーンに合う上品なスタイルになりますよ◎
後れ毛たっぷりで抜け感を演出
サイドやお団子部分から後れ毛を出して、抜け感を演出するのもおすすめ!
髪をしっかりめに巻いて後れ毛をくるくるとさせると、可愛い雰囲気のギブソンタックになりますよ♡
髪をまとめるときにサイドを分けておき、ねじりながら金粉を織り込むと華やかさをプラスできます。
女子会や結婚式などにぴったりのスタイルです。
ヘアアクセサリーで上品なスタイルに
ベースの髪を巻かずに仕上げたギブソンタックは、上品なスタイルになります。
白いヘアアクセサリーを添えれば、さらに大人っぽくなりますよ。
サイドを中心に引き出した後れ毛の毛先を巻いて、可愛らしさをプラスするのも忘れずに。
ふんわり感のあるギブソンタックは、どんなシーンでも映えるでしょう◎
ふわふわのお団子で華やかな印象に
ベースやサイドだけでなく、お団子からも少しずつ後れ毛を引き出して全体にふわふわ感をプラスしたギブソンタックです。
結婚式にお呼ばれしたときだけでなく、主役の花嫁になったときにも活躍するスタイルでしょう。
ふんわり感を出したいときには硬めのスプレーを使ってかっちり固めると、ヘアスタイルが崩れにくくなります。
好きなヘアアクセサリーと合わせてみてくださいね。
部分的なヘアカラーでアクセントをつけて
インナーカラーやメッシュを入れると、ちょうど良いアクセントになります。
ヘアカラーが難しい場合は、エクステをつけて差し色にしてもGOOD◎
ボリューム感のあるギブソンタックは、成人式や卒業式などの晴れやかな舞台にもぴったりでしょう。
下準備をしっかりしてからセットすると、より綺麗に仕上がります。
ボブヘアでコンパクトに仕上げたギブソンタック
ギブソンタックは基本ミディアム〜ロング向けのアレンジですが、ボブでもチャレンジできます。
ちなみに写真のスタイルは、肩につかないくらいのボブで再現。
コンパクトにまとまりますが、大ぶりのヘアアクセサリーをつけることで華やかな印象になりますよ◎
お呼ばれヘアでも活躍する華やかスタイル
ミディアムヘアのギブソンタックアレンジです。
結婚式やパーティーなど華やかなシーンにお呼ばれしたときにも、ギブソンタックは大活躍◎
似合うヘアアクセサリーの幅が広いので、お好きなもので彩りを添えてみてくださいね。
ピンで挿せるものがアレンジしやすいのでおすすめです。
インナーカラーでお団子に彩りをプラス
ギブソンタックでは下から髪を持ち上げてお団子を作るので、インナーカラーがちょうど良い彩りになります。
特に地毛が暗い色の場合は、派手なカラーが映えますよ。
ヘアカラーに合わせたヘアアクセサリーを使うと、統一感もアップ◎
後れ毛にもカラーが入るので、周囲と差をつけたい人にもおすすめです。
顔周りから作り込んだレトロギブソンタック
顔周りの髪からピンカールで作り込んだ、レトロな雰囲気のギブソンタックです。
髪を固定しているヘアピンがアクセントになるのがポイント!
ギブソンタック部分は緩めに仕上げてボリューム感を出しましょう。
周りとは違う個性的なスタイルにしたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
サイドを編み込んだアレンジスタイル
サイドを編み込んでアレンジしたギブソンタックです。
トップにボリュームをつけるようにふんわりとさせるのがポイント!
後れ毛は作らずにきっちりめにまとめているので、フォーマルなシーンに合わせやすいでしょう。
お団子をバレッタで留めると、より上品な印象に仕上がります。
サイドとお団子でニュアンスを揃えたスタイル
サイドの編み込みとお団子でゆるふわ感を表現したスタイルです。
くるりんぱに巻き付ける毛先をねじったり編み込んだりすれば、よりおしゃれなギブソンタックができますよ。
サイドとお団子にそれぞれヘアアクセサリーを添えて、統一感を出すのも忘れずに!
どんなヘアアクセサリーにもよく合うので、ファッションやシチュエーションに合わせて選んでみてください。
ゆるふわの編み込みでこなれ感を表現
編み込みとお団子を合わせ、全体的にゆるふわに仕上げたスタイルです。
トップの毛流れができるようにスタイリング剤を調整し、毛束ができるようにしましょう。
適宜後れ毛を出すと雰囲気が統一されて、よりこなれ感が生まれます。
ヘアアクセサリーなしでも華やかな印象になるヘアスタイルです。
トップにボリュームを出しつつすっきりまとめたスタイル
トップの髪を巻いてからアレンジすれば、全体的にボリュームのあるスタイルになります。
お団子はきゅっとコンパクトめにまとめると、メリハリのあるヘアスタイルになりますよ。
後れ毛をあまり出さなくても華やかな雰囲気に仕上がるので、できるだけすっきりまとめたい人にもおすすめです。
ギブソンタックに関するFAQ
最後に、ギブソンタックに関するよくある質問をまとめました。
気になる項目があれば、ぜひチェックしてみてください。
ギブソンタックの簡単アレンジ方法が知りたい!
基本のギブソンタックに慣れてきたら、少しアレンジを加えてみるのもおすすめです。
ここでは、袴スタイルにもぴったりな簡単なアレンジをご紹介します。
- ローポニーテールを作るとき、サイドの髪を取り分けてピンで留めておきます。
- ローポニーテール部分でくるりんぱを作ります。
- サイドに分けておいた髪をひとつにまとめ、くるりんぱを作ります。
- 《3》の毛先を《2》のくるりんぱの中に入れます。
- 毛先全体をシリコンゴムでまとめます。
《3》の毛先が短くてやりづらい場合は、《2》の毛先だけでOK◎ - 毛先をくるりんぱの中に入れ込んでアメピンで留めたら完成です。
後れ毛や毛束は適宜引き出して、こなれ感のあるゆるふわなギブソンタックを作ってみてくださいね。
サイドの髪を編み込んだりねじったりといったアレンジもあるので、いろいろチャレンジしてみると良いでしょう。
ボブヘア向けのギブソンタックのやり方は?
「ボブヘアでもギブソンタックがしたい!」という人に向けて、やり方をご紹介します。
- 髪をサイドと中央で3等分にします。
- 両サイドの髪をヘアゴムでまとめ、くるりんぱを作ります。
ハーフアップからのくるりんぱに近い形になりますよ。 - 《2》の毛先と中央の髪をヘアゴムでまとめます。
《2》のヘアゴムよりもやや下で留めるようにしてください。 - 《2》のヘアゴムと《3》のヘアゴムの間でくるりんぱします。
- 毛先をくるりんぱの中に入れ込んでアメピンで留めたら完成です。
ボブヘアからのギブソンタックは、通常のものよりもコンパクトめに仕上がります。
後れ毛を出したり、ヘアアクセサリーをつけたりして華やかさをプラスすると、成人式や結婚式といったシーンでも映えるスタイルになりますよ。
ギブソンタックは上品さと華やかさを演出できるヘアアレンジ!
ギブソンタックは、上品さと華やかさの両方を演出できるヘアスタイルです。
成人式や卒業式、結婚式などのフォーマルなシーンから、女子会といったカジュアルなシーンまで、幅広く活躍するのも魅力でしょう。
アレンジの幅も豊富で、ちょっとした工夫で周囲との差もつけられるのも嬉しいポイント!
ギブソンタックは自分でも比較的簡単にできるので、今回ご紹介したやり方を参考に挑戦してみてくださいね。