「新生活を迎えるにあたってブリーチしてイメチェンしたい!」と考える人は少なくないはず。
でも初めてのブリーチとなると、さまざまな不安や疑問はつきものですよね。
今回は、ブリーチ初心者さんでも簡単にわかる“ブリーチの基本知識”を徹底解説します◎
ブリーチをするメリットや初めてのブリーチにおすすめの人気カラーなども併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください♡
初めてのブリーチは不安がたくさん!
初めてのブリーチには、不安がつきものです。
「やりたい髪色があるけど、ブリーチは何回したらいいの?」
「痛いって聞いたけど、本当?」
など、気になる疑問を抱えている人も多いはず!
中には、ヘアカラー自体初めてという人もいるかもしれません。
おしゃれの幅がぐんと広がるブリーチですが、その魅力を楽しむためにはいくつか知っておくべき基本知識があります◎
新生活を迎える前にブリーチヘアで可愛くなりたい人は、ここで完全攻略しちゃいましょう!
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そもそもブリーチとは?
ブリーチとは、脱色剤のこと。
ヘア業界では主に、髪の色素を抜く作業で使用されます◎
ブリーチで髪の色が抜ける仕組みは簡単。
髪に含まれているメラニンをブリーチ剤で破壊することで、黒や茶色っぽく見えている髪の毛が明るくなるのです。
1回のブリーチですべてのメラニン色素を破壊できるわけではないので、明るくしたい髪色のレベルによっては複数回の施術を行うことも。
色は暗い色よりも明るい色にカラーを重ねた方が色味がわかりやすいです。
黒い紙の上にパステルピンクのペンで絵を描くよりも、白い紙の上に書いた方がパステルピンクの色味がより綺麗に発色するのと同じこと。
ヘアカラーでもその原理を利用して、より鮮明なカラーを出したい場合にブリーチが使われます。
一般的に14トーン以上の髪色にするには、ブリーチが必要とされる場合が多いです。
17〜18トーンなどさらに明るい色は、2回・3回と複数回のブリーチを重ねることで目指します。
カラーリングとカラートーンの関係
髪色は、トーンに合わせて色味のレベル分けがされています。
数字が小さいほど暗く、大きいほど明るい髪色です。
何トーンの髪色にしたいかによって選ぶ施術内容が異なるので、初めてのブリーチをする場合は前もってチェックしておきましょう◎
レベルスケールに分けた髪色 | 髪色の印象や特徴 |
レベル:1〜3 | 黒髪の中でも漆黒と呼ばれるカラー 青みのある黒髪や黒染めした髪が代表的 ブリーチなしで可能 |
レベル:4〜6 | 一般的な東洋人の自然な黒髪を指すカラー バージンヘアはだいたいこの辺りの傾向にある ブリーチなしで可能 |
レベル:7〜9 | ミディアムトーンとも呼ばれるカラー 髪色規定がある企業や施設などは、7・8あたりを上限としている場合が多い ブリーチなしで可能 |
レベル:10〜14 | ブリーチなしでできる最大限明るいカラー 室内でもカラーリングをしていることがはっきりわかる ブリーチなしで可能だが、場合によってはダブルカラーが必要 |
レベル:15〜20 | 黄みや赤みなくカラー見本通りの色味に染められるカラー ミルクティーやプラチナブロンドなどが代表的 15以上の明るさにするなら原則ブリーチ必須、場合によっては2回以上必要になることも |
他のヘアカラーとブリーチの違いは?
美容室で受けられるヘアカラーの施術には、ブリーチの他にも普通のカラーリングやダブルカラーなどさまざまなメニューがあります。
ここではそれぞれの施術内容の違いを、わかりやすくまとめてみました!
ブリーチと普通のヘアカラーとの違い
ブリーチと普通のヘアカラーの違いは、ずばり、色を抜く工程があるかないかです。
ブリーチでは後続カラーの発色をよくするために、髪の色素を事前に抜きます。
対して、普通のヘアカラーでは今の髪色の上からそのままカラー剤を塗布するのです。
加えて、普通のヘアカラーの場合は元の髪色とカラー剤の色が混ざって発色するので、完成後の色味に個人差が出やすいのも特徴の1つ。
ブリーチの場合はメラニンをどの程度抜いたかでカラーの発色が変わりますが、元の髪色に左右されないぶん個人差はあまり出ません。
ヘアカラーは髪から色を抜かないので、できるカラーリングは比較的暗めの落ち着いた色味です。
大体1回のヘアカラーで、9〜11トーンくらいまで明るくできるとされています。
ブリーチとダブルカラーとの違い
一見同じようにも思えるブリーチとダブルカラーですが、ブリーチは髪を脱色すること、ダブルカラーは2段階に分けてカラーリングする技法をいいます。
ダブルカラーのやり方は、ブリーチをする方法としない方法の2種類が一般的です。
ブリーチをするダブルカラーは、はじめにブリーチで髪を脱色したあと、通常のカラーリングをします。
またブリーチをしないダブルカラーでは、ブリーチではない通常のカラー剤を使ってできるだけ明るく染め、その後別のカラー剤で色味をつけるのが一般的なやり方です◎
色を抜くわけではないのでブリーチほど明るいカラーはできませんが、普通のヘアカラーよりもできるカラーリングの幅は広め。
最高13トーンまで明るくできるといわれています。
こんなときはブリーチがおすすめ
「この髪色ってブリーチ必要?」と迷っている人に向けて、ブリーチがおすすめな時の特徴をまとめました◎
1つでも当てはまれば、ぜひ初ブリーチを検討してみてくださいね!
こんなときはブリーチがおすすめ!
- 派手なハイトーンカラーに挑戦したい
- カラフルなインナーカラーを入れたい
- 大胆にイメチェンしたい
- 色持ちの過程を楽しみたい
ブリーチの魅力ポイントは2つ!
ブリーチには、普通のヘアカラーやダブルカラーでは味わえない魅力がたくさん!
ここでは、その中でも特に注目してほしい2つの魅力ポイントをピックアップしました。
《1》ヘアカラーのバリエーションが広がる
やはり、ブリーチによってヘアカラーのバリエーションが広がるメリットは外せません。
髪の色素を抜くことで、カラーリングが一度リセットされます。
元の髪色や前のヘアカラーに左右されず、自分のやりたい色を自由に再現できるのです◎
これは、ブリーチ以外の方法では叶わないこと!
金色に近いプラチナブロンドやミルクティーカラーはもちろん、個性たっぷりのピンクカラーやシルバーカラーなど、その発色のよさは圧倒的です♡
ブリーチした回数に合わせて、色味やトーンも細かく調節できます。
《2》色落ちの過程でもおしゃれを楽しめる
色落ちするまでの過程で、おしゃれを楽しめるのも嬉しいポイント!
ブリーチは、一度色素を抜いてしまうぶん髪色の持ちはあまりよくないです。
染めたての色味をそのまま持たせたいなら、色にもよりますが、普通のヘアカラーの方が良いでしょう。
ただし、ブリーチは色落ちの過程まで計算しながらカラーリングできるのです◎
染めた直後〜1週間後、2週間後、3週間後とそれぞれ違った雰囲気のカラーを楽しめます。
色落ちを綺麗にするコツは、染める際に濃いめの色を入れてもらうこと♡
例えばブリーチでダークラベンダーに染めた場合は、時間が経つにつれて少しずつ紫の色素が落ちていき、いずれは綺麗なグレーカラーに変わります。
他にも、温かみのあるウォームベージュならホワイトブロンドに、オレンジならミルクティベージュに。
一度のカラーリングで2度も3度も楽しめるのは、ブリーチならではですよ!
初めてのブリーチで気をつける3つのポイント
理想の髪色に染められて簡単にイメチェンできるブリーチですが、もちろん注意しておくべきポイントもあります。
特に、初めてブリーチの施術を受けるという人は気をつけて!
綺麗なブリーチヘアを長く楽しむためにも、施術を受ける前に必ず確認しておきましょう◎
《1》髪が傷みやすい
1つ目の注意点は、髪が傷みやすいこと。
ブリーチ剤は、普通のヘアカラー剤の何倍ものパワーを持っています。
そのため、色を抜く工程で髪のキューティクルを破壊してしまうのです。
キューティクルが開いたままの状態になると、中に入っているケラチンと呼ばれるタンパク質が表面へむき出しの状態になります。
髪の保湿や修繕に必要な成分が保護されずに外へ漏れ出してしまうので、その結果髪が傷むことに。
乾燥や摩擦など外部からの刺激を受けやすくなった髪は、パサつきや切れ毛などのリスクを伴います。
ブリーチをする際は、まず何よりも髪へのダメージを最小限に抑えることを意識するのが大切です。
正しい方法でケアをすれば、ブリーチ毛でも指通りのいいサラサラヘアを上手にキープできますよ◎
ブリーチによる髪へのダメージを軽減するコツ
- ケアブリーチで施術してもらう
- 傷んだ髪にはブリーチをしない
- 2回以上のブリーチ施術を避ける
- ダメージヘア用・ブリーチヘア用のトリートメントを常用する
- 髪を乾かすときはタオルで強くこすらない(摩擦はNG)
- ヘアオイルで保湿ケアを徹底する
《2》色落ちが早い
2つ目の注意点は、髪の色落ちが早いことです。
ブリーチした髪は1度色素を抜いている状態なので、色の抜けるスピードが圧倒的です。
染めた色にもよりますが、普通のヘアカラーが大体1ヶ月程度持続するのに対して、ブリーチ毛は約1週間〜2週間前後で変化します。
ブリーチの場合染めた直後が一番美しく、その後毎日シャンプーをすることで少しずつカラーが薄くなっていくのです。
色落ち過程も楽しめるという点ではメリットですが、染めたての色をキープし続けたいという人には不向きな可能性も。
しかし、カラーをキープする術がないわけではありません。
もちろん美容室で染めてもらった綺麗な状態をずっと保たせるのは難しいですが、カラーシャンプーを使用することで同じ色味を長く維持できます。
カラーシャンプーとは染料が含まれているタイプのシャンプーのことで、ヘアカラーの色持ちをよくしてくれるアイテム。
カラー剤ではないので、毎日使用しても髪が傷むことはありません◎
カラーシャンプーは、染めた色や維持したいカラーのトーンなどに合わせて選ぶのがおすすめです!
カラーシャンプーの種類
- ムラサキシャンプー:黄みを抑える効果がある・白っぽいハイトーンを維持したいときにおすすめ
- シルバーシャンプー:オレンジ・赤みを抑える効果がある・シルバー・グレー系のカラーを維持したいときにおすすめ
- ブラウンシャンプー:ブラウン・ベージュ系の髪色を維持したいときにおすすめ
- ピンクシャンプー:ピンク・レッド系のカラーを維持したいときにおすすめ
《3》施術時間や料金の負担が上がる
3つ目の注意点は、施術時間や料金面での負担が上がること。
ブリーチは普通のヘアカラーよりも工程が多いので、そのぶん施術に時間がかかります。
一般的な美容室のヘアカラーが1時間30分〜2時間程度であるのに対し、ブリーチの施術時間は3時間30分〜4時間ほど。
スケジュールを組む際は、あらかじめ時間に余裕を持っておく方がいいでしょう。
また、料金に関してもブリーチメニューは通常のヘアカラーより高めです。
普通のカラーリングは5,000円〜8,000円程度が相場ですが、ブリーチは大体10,000円〜15,000円程度となっています。
当然ブリーチを2回・3回と複数回行う場合はさらにプラス料金がかかるため、場合によっては総額で20,000円以上になることも。
美容院によっては使用するブリーチ剤のグレードに合わせて値段設定を変えているところもあるので、要注意です。
初めてのブリーチにおすすめのヘアカラーカタログ
ここからは、初めてのブリーチにおすすめなヘアカラーをご紹介します♡
初めてのブリーチ×ダークトーン
初めてのブリーチ×ピンクブラウン
ブラウンベースのピンクカラーは、ブリーチヘアの中でもかなりナチュラルな仕上がりの色味。
室内光では少し赤寄り・自然光では明るめのピンク寄りに発色します♡
可愛らしい雰囲気のブリーチカラーを探している人におすすめです◎
初めてのブリーチ×セピアグレージュ
赤みと青みの両方を抑えめに発色させたグレージュカラーは、どことなく色褪せたセピア風で仕上げるのが可愛いです♡
トレンドのくすみっぽさもしっかり押さえているので、取り入れるだけでいまどき感のあるおしゃれな雰囲気をゲットできます!
初めてのブリーチ×ダークミルクティベージュ
派手なイメージの強いミルクティーカラーも、ダークトーンと合わせれば程よくナチュラルに仕上がります◎
ベージュベースはブラウンよりも毛先が柔らかく見えるので、ふんわりとしたカールやウェーブヘアとも相性ぴったりです♡
初めてのブリーチ×ダークグレー
ブリーチで色を抜いた後のダークカラーは、地毛や普通のヘアカラーでは再現できないような独特の透明感を作ってくれます♡
儚げな印象のダークグレーは、暗髪好きさんにぴったり!
時間が経つと、綺麗なシルバーグレーに色落ちするのも魅力ですよ◎
初めてのブリーチ×ブルーブラック
隙のない黒髪といえばブルーブラック!
青みを活かした透明感が、モードな雰囲気の黒髪を作ってくれます◎
色落ち過程はブリーチ1回ならミルクティー寄り、2回以上ならシルバー寄りのカラーを楽しめるでしょう。
初めてのブリーチ×ハイトーン
初めてのブリーチ×ミルクティベージュ
ハイトーンブリーチカラーといえばこれ♡
ミルクティの優しい甘さが引き立つベージュカラーです。
赤みのないカラーリングで、ヘア全体の透明感をアップさせてくれます。
色落ち過程はブリーチ回数にもよりますが、イエロー寄りのハニーベージュになることが多いです◎
初めてのブリーチ×ピンクベージュ
明るめのベージュをベースに、キュートなピンクを掛け合わせたスタイル。
落ち着いた印象のピンクブラウンとは、また一味違う雰囲気を楽しめるでしょう◎
色落ち後はナチュラルなベージュカラーになりますが、ピンクシャンプーを使うことで長期間ピンクを維持できますよ!
初めてのブリーチ×シルバーグレー
黄み・赤みの両方を極限まで抑えたシルバーグレーは、ブリーチでしか再現できない特別なカラーの1つ!
クールでかっこいい雰囲気の髪色にしたい人へおすすめです◎
色落ち後はホワイトベージュをたどった後、綺麗なブロンドヘアにチェンジします♡
初めてのブリーチ×ホワイトベージュ
白っぽさの強いホワイトベージュを再現するなら、ブリーチ2回以上が必須!
極限まで色を抜くことで、韓国アイドルのような綺麗なハイトーンカラーが完成します◎
色落ち期間はそのままの流れを楽しんでもいいですし、カラーシャンプーで好みのカラーをプラスするのもGOOD。
ピンクシャンプーを使えばピンク系ブロンドに、紫シャンプーを使えばプラチナブロンドに変化しますよ♡
初めてのブリーチ×インナーカラー
「いきなり全頭ブリーチに挑戦するのは怖い!」という人は、インナーカラーで部分的に取り入れるのがおすすめ◎
ブリーチ部分が少ないので、髪にかかるダメージを最小限に抑えられます。
アップスタイルとダウンスタイルで、2つの髪色を楽しめるのも魅力です!
初めてのブリーチでよくあるQ&A
最後に、初めてのブリーチでよくあるQ&Aをまとめてみました!
初めてのブリーチでどこまで明るくできるの?
1回目のブリーチで明るくできるレベルは、だいたい14〜15トーンまでといわれています。
ただし、これは染める前の髪がバージンヘアであった場合です。
これまでにヘアカラーを繰り返していてすでに髪が地毛よりも明るくなっている場合は、1回のブリーチでもう少しトーンを上げることも可能でしょう。
初めてのブリーチは痛いって本当?
ブリーチでは頭皮や髪に対して強い負荷がかかるので、初めての人は特に痛みを感じやすいです。
慣れてくれば、そこまで強い痛みを感じなくなる傾向にあります。
ブリーチとケアブリーチの違いって何?
ブリーチとケアブリーチの違いは、髪へのダメージの程度と色持ちのよさです。
ケアブリーチには髪を保護する保湿成分などが含まれているため、ブリーチをした後のダメージも最小限に留められます。
ヘア全体のツヤ感も異なり、指通りもかなりなめらかになるでしょう。
また色持ちのよさもアップするので、染めたての綺麗な色味をより長い期間キープできます◎
セルフで初めてのブリーチをしてもいい?
初めてのブリーチをセルフで行うのはおすすめできません。
セルフブリーチがNGな理由
- 市販のカラー剤は髪へのダメージが強く痛みやすい
- 色ムラになりやすい
- 薬剤が目や口などに入る可能性がある
初めてのブリーチに関わらず、ヘアカラーは美容院で施術してもらうようにしましょう。
ブリーチ後に髪が伸びたらどうするの?
ブリーチ後に髪が伸びてきたら、伸びた部分のみ追加でブリーチをしてヘアカラーを合わせます。
リタッチのブリーチは全頭ブリーチよりも安く、相場は大体5,000円前後です。
自分らしい髪色で新生活をスタートさせよう!
バリエーションが大きく広がるブリーチなら、ハイトーンからダークトーンまで、思い思いのカラーを再現できます◎
「今の髪色に飽きてきたな」と感じている人は、ぜひ新生活を機に新しいヘアカラーへ挑戦してみてくださいね♡