気温が上がって湿気が多くなる夏。「おでこや汗で前髪がうねってしまうのが悩み」というメンズは少なくないでしょう。
今回は、そんな男性に向けて汗や湿気でうねる前髪の解決策をご紹介します。
外出先で簡単に直せる方法や、汗や湿気に強い前髪アレンジのやり方なども併せて解説。
ぜひ参考にしてくださいね◎
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
汗や湿気で前髪が崩れやすい夏場
夏に向けて熱くなっていくと、湿気も増えますよね。
顔や額に汗をかくと、前髪がうねったりベタついたりしがち。
「せっかくおしゃれにヘアセットしたのに……」とがっかりしてしまうメンズも多いでしょう。
本記事では、汗や湿気による前髪が崩れたときの解決策をご紹介!
外出先で前髪が崩れたときの対処法や、汗や湿気に強い前髪アレンジのやり方などを詳しく解説していきます◎
これからの時期に役立つ情報が満載なので、ぜひ参考にしてくださいね。
汗や湿気による前髪トラブル
汗や湿気が原因の主な前髪トラブルには、「うねり」と「ベタつき」があります。
どちらも汗や湿気などの水分が元になって引き起こされます。
《トラブル1》うねり
髪の毛がうねる原因はいくつかあります。
遺伝・加齢・ホルモンバランスの変化・頭皮の汚れなどが挙げられますが、なかでも特に“蓄積したヘアダメージ”によってうねるケースが多いです。
ダメージを受けた髪の毛は、キューティクルが剥がれ、内部の水分とタンパク質のバランスが崩れます。
必要な栄養や水分を失った髪の内部は、空洞のような状態になっているのです。
その隙間に夏場の湿気や汗が入り込むことで、髪が内側から膨張し、うねりやごわつきの目立つトラブルヘアとなってしまいます。
髪がうねりやすい人の特徴としては、ダメージ毛のほかに、くせ毛であることも挙げられます。
元々くせ毛体質の人は髪の毛が乾燥しやすく、ヘアダメージの有無に関わらず髪内部の水分バランスが偏っていることが多いです。
そのため、湿気や汗の多い時期には特にうねりやすくなります。
《トラブル2》ベタつき
髪の毛のベタつきも、汗や湿気によって引き起こされるヘアトラブルの1つ。
乾燥やダメージが原因のうねりに対して、ベタつきはもともとの髪質が大きく関係します。
髪がベタつきやすい人の多くは、直毛・猫っ毛・細毛です。
もともとの髪質・毛量的にヘアボリュームが出づらく、たとえ汗や湿気が多くない時期でも全体的にペタッとした印象を与えます。
髪の内部にある水分量も多めなので、サラサラ・ツヤツヤの美髪に見える反面、「カールがかかりにくい」「髪が少なく見える」などのコンプレックスを抱えている場合も多いでしょう。
そのため汗や湿気に弱く、元々ぺたっとして見える髪の毛がより潰れて見えるのです。
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汗や湿気で前髪が崩れる理由
汗や湿気で前髪が崩れる理由は、髪の毛が必要以上に水分を吸収してしまうからです。
くせ毛・直毛問わず、髪の内部の水分バランスが崩れると、うねり・ベタつきなどのヘアトラブルを引き起こします。
髪の毛の水分は、多すぎるのも少なすぎるのもNG。
適した量を超えると髪の毛が膨張し、毛先がうねる原因になったり根元がベタついたりするのです。
梅雨〜夏にかけて大気中の湿度が急激に増加、気温もぐっと上がるため汗や皮脂が出やすくなります。
顔やおでこは全身のなかでも体温が上がりやすい部位で、かつ髪の毛との密接度も高め。
結果的に前髪やもみあげ・サイドバング周辺でヘア崩れが発生しやすくなるのです。
汗や湿気で前髪が崩れないようにする方法
ここからは、汗や湿気で前髪が崩れないようにする方法をチェックしていきましょう◎
ヘアセットを工夫するだけで汗や湿気に強い前髪が作れますよ!
《1》前髪の根元をしっかり固定する
前髪のキープ力を高めるには、まず生え際(根元)部分をしっかり固定させることが重要です。
根元は汗や湿気でへたりやすく、時間が経つとすぐに崩れてしまいます。
ヘアセットの段階でしっかり固定しておけば、時間が経ったり汗をたくさんかいたりしても、綺麗な状態の前髪を保ちやすくなるでしょう◎
ポイントはコテやヘアアイロンで巻くよりも先に、ドライヤーを使って根元から立ち上げておくこと。
前髪をキープしやすいようにベースとなる土台の形を作ります。
前髪の立ち上げ方
- 前髪を根元からしっかり濡らす。
- タオルドライで全体の水分を飛ばす。
7割くらい乾けばOK。 - ドライヤーの温風を生え際に当てて、毛先に向かうように乾かしていく。
目のあらいブラシを使って、前髪の根元を上に引っ張りながら乾かすのがポイント。 - 前髪の根元をぐっと握りしめて、形づけるように温風を当てる。
手を離したときに、根元がしっかり立ち上がっていれば大丈夫。 - 冷風に切り替えて、立ち上げた前髪の根元を固定する。
髪の毛は、濡れた状態から乾く過程で形が決まります。
根元からしっかり立ち上げるには、一度髪を濡らしておくことが必須です。
また、最後の冷風を当てることも忘れずに。
しっかり冷やして固めることで、汗や湿気に強い前髪のベースが完成します!
《2》スタイリング剤の選び方を工夫する
スタイリング剤の選び方次第で、前髪の崩れやすさが変わります。
「前髪を根元から立ち上げているのにすぐ崩れてしまう」という場合は、髪質に合っていないスタイリング剤を使用している可能性が高いです。
スタイリング剤は、髪質によって合う・合わないが分かれます。
また、つける量次第ではヘア崩れの原因になるので十分注意しましょう◎
髪質 | 髪質の直腸 | スタイリング剤 |
---|---|---|
軟毛 | 髪が全体的に細く柔らかい ボリューム感は控えめ 生えぐせがある人とない人がいる | ドライワックス(マット系・ハード系)・スプレーがおすすめ 油分・水分の多いジェルやバームは避ける |
硬毛 | 髪が全体的に太く硬い ボリュームが出やすい 生えぐせはない人が多い | ファイバーワックス・クリーム・バームがおすすめ マット系・ハード系の硬めなワックスは避ける |
くせ毛 | 生えぐせやうねりの目立つボリュームヘア 湿気や汗で髪が広がりやすい 毛先が乾燥しやすい | クリーム・オイル・バームがおすすめ 水分・油分の少ないワックスやスプレーは避ける |
直毛 | 生えぐせやうねりのないストレートヘア 湿気や汗でベタつきやすい カールやセットが取れやすい | ドライワックス・スプレー・グリースがおすすめ 油分・水分の多いオイルやバームは避ける |
《3》毎日のヘアケアを見直す
毎日のヘアケアを見直すことで、汗や湿気に強い前髪のベースを作れます。
カラーリングやコテなどでヘアダメージが進んでいるメンズは、特に要注意ですよ。
意識してほしいヘアケアの習慣
- ダメージ補修効果のあるトリートメントを使う
- ヘアオイルで摩擦・乾燥によるダメージを軽減させる
- 入浴後は自然乾燥させず、タオルドライ+ドライヤーでしっかり乾かす
- 紫外線対策を徹底してUVによるダメージを防ぐ
- コテやヘアアイロンを使う場合は温度を上げ過ぎない(最高でも190度まで)
ヘアダメージが進行している場合は、キューティクル補修効果のあるトリートメントでケアしましょう。
乾燥やヘアダメージが改善するだけで、髪の毛のまとまりやうねりもかなりマシになります。
入浴後の水分を含んだ髪は、できるだけすぐに乾かすのが大切。
自然乾燥は髪の毛のうねりや広がりの原因となるだけでなく、フケやかゆみなど頭皮トラブルも誘発します。
タオルドライである程度の水分を飛ばしたら、ドライヤーで丁寧にブローするのがおすすめです◎
紫外線も髪の毛にとって害となるので、これからの季節はUV対策が欠かせません。
髪の毛用の日焼け止めスプレーを使ったり、帽子を被ったりして、できる範囲で対処しましょう。
コテやヘアアイロンを毎日使うメンズは、使用温度に注意してください。
高音で当て続けると、髪の毛への負担も当然大きくなります。
同じ場所に何度も熱を通すと髪が傷む原因となるので、気をつけましょう。
《4》縮毛矯正やパーマをかけておく
「どうしても汗や湿気でヘアが崩れる」という場合は、縮毛矯正やパーマをかけるといいでしょう。
ほかの対策よりも多少コストがかかりますが、そのぶん髪の毛のうねり・ベタつき防止に高い効果がありますよ!
髪のうねりや広がりが気になる人は、縮毛矯正やストレートパーマがおすすめ。
縮毛矯正なら3ヶ月〜半年、ストレートパーマなら半年〜1年程度効果が持続します。
髪のベタつきが気になる人は、前髪のワンカールパーマをかけるのがおすすめ。
根元がふわっと立ち上がるので、ノーセットの状態でも湿気や汗でつぶれにくくなります◎
コテで作ったカールの持続力を高める効果もありますよ!
外出先で前髪が崩れたときの対処法
外出先で前髪が崩れてしまった場合の対処法をご紹介します。
万が一に備えておくと安心ですね!
ベビーパウダーを叩く
汗や湿気で前髪が崩れた場合は、ベビーパウダーで復活できます。
うねりやベタつきが気になる場所にポンポンと叩くだけの簡単な応急処置です◎
ベビーパウダーの代わりに、ほかのフェイスパウダーを使用しても構いません。
プレストタイプ(固形)なら粉飛びの心配もなく、持ち運びに便利ですよ!
ベビーパウダーはドラッグストアでも気軽に購入できるので、高校生や中学生などの学生さんでも取り入れやすいでしょう。
つけすぎると髪の毛が白くなってしまうので、少量ずつ重ねるのがポイントです◎
やり方
- ティッシュで髪の毛についた油分・汚れ・水分を軽く拭き取る。
- くしで前髪をとかす。
- ベビーパウダーをパフに少量取り、前髪の根元からつけていく。
つけすぎ防止のため、軽く叩きながらのせるのがポイント。 - 前髪の毛先までパウダーをのせて、しっかり馴染ませる。
- 再度前髪をくしでとかし、毛流れを整える。
- 必要であればサイドバングにも同じようにパウダーを馴染ませる。
ドライシャンプーを使う
市販のドライシャンプーを使えば、前髪のうねり・ベタつきと一緒ににおいケアまでできます◎
ドライシャンプーとは、水を使わずに頭皮や毛先のベタつき・うねり・におい等を解消できるアイテムのこと。
洗い流す必要がないので、外出先でも気軽に使用できます。
スプレータイプ・ミストタイプ・パウダータイプ・ジェルタイプ・シートタイプなどさまざまな種類が展開されていますが、メンズにおすすめなのはスプレーorミストタイプのドライシャンプー。
どちらも気になる前髪にサッと吹きかけるだけで、サラサラな前髪が復活します。
サイズも小さく、バッグに入れて持ち運んでもかさばりません。
やり方
- ティッシュで髪の毛についた油分・汚れ・水分を軽く拭き取る。
- くしor手ぐしで前髪をとかす。
- ドライシャンプーを前髪から15〜20センチ離して吹きかける。
根元から毛先に向かってスプレーするのがコツ。 - 指の腹を使って頭皮を軽くマッサージする。
スプレーと髪の毛がしっかり馴染んだらOK。 - くしで根元からとかし、毛流れを整える。
コテorヘアアイロンでお直しする
ベビーパウダーやドライシャンプーだけでは改善しない場合は、コテやヘアアイロンでお直しするのがおすすめです。
前髪を直すだけなら、持ち運び用の小さなコテ・ヘアアイロンでも十分。
充電式or電池式のコードレスタイプだと、コンセントのない場所でも気軽にお直しできますよ◎
やり方
- ティッシュで髪の毛についた油分・汚れ・水分を軽く拭き取る。
- くしor手ぐしで前髪をとかす。
- 温めたコテorヘアアイロンで前髪を根元から立ち上げる。
毛先は緩くウェーブさせるように流すと、自然な顔まわりを作れる。 - 手ぐしで髪をとかしながら、毛流れを整える。
顔やおでこだけ大量に汗をかく場合は要注意
顔やおでこは全身のなかでも汗をかきやすい場所ですが、あまりにも顔にばかり集中している場合は注意が必要です。
もしかしたら、体から出ている危険信号かもしれません。
顔やおでこに汗が集中する原因
- 自律神経の乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 汗腺の働きの低下
自律神経やホルモンバランスの乱れは、疲労・ストレス・運動不足などからくるとされています。
「最近、顔ばかり汗をかくな」と感じたら、生活習慣を見直してみましょう!
ベタつき・うねる原因を回避!汗や湿気に負けない前髪を作ろう
汗や湿気に強い前髪を作るには、日々のヘアケアやスタイリングのやり方を工夫するのが大切◎
また、簡単な対処法を押さえておけば、万が一、外出先で前髪が崩れたときも安心ですね!
湿気・汗対策を徹底して、1日中かっこいい前髪をキープしましょう。