ネイルケアをすることで、手元の印象は大きく変わるもの。
指先の美しさを表すのは、ネイルデザインだけではありません。爪の長さ・形・保湿感なども大切です◎
今回は、美爪作りに欠かせないネイルケアのやり方やポイントを紹介!
サロンのネイルケアとの違いやケアの適切な頻度などもあわせて解説します。
美しい爪はネイルケアで作る!
美しい爪先を作るには、ネイルケアが欠かせません!
仕事や学校の規則で派手なネイルができないとしても、丁寧なケアによって爪を綺麗に保つことは可能です。
ネイルケアをしている指先とそうでない指先とでは、与える印象が大きく異なります。
爪の長さや形を整えたり、甘皮を処理して角質を取り除いたり。
オイルで保湿するだけでも爪先に上品なツヤができ、清潔感のある印象になりますよ◎
ネイルケアが必要な3つの理由
日頃からネイルケアをすべき理由は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、爪周りのトラブル防止を目的とした健康上の理由。
2つ目は、ジェルやマニキュアなどのカラーネイルをする際に持ちを良くするための便宜的な理由。
3つ目は、清潔感アップを目的とした審美的な理由です。
それぞれの理由とメリットの関係を詳しく見ていきましょう◎
理由1. 爪のトラブル防止のため
ネイルケアには、爪先の健康を守る目的があります。
爪は、日頃のジェルネイルや家事で知らないうちにダメージを受けていることをご存じでしょうか。
そのまま放置しておくと、爪先やその周りの皮膚が乾燥し、二枚爪やささくれなど指先のトラブルを引き起こすことも。
古くなった指先の角質や余分な甘皮は、爪先の水分を奪い、爪や周りの皮膚の乾燥の原因となります。
乾燥した指先は、ひび割れや縦シワ・横シワなどが発生するリスクも高まるのです。
ネイルケアで余分な角質・甘皮を処理することで、ハンドクリームやネイルオイルなどの保湿剤がしっかり浸透します◎
自爪を健康な状態に保ち、傷みやダメージに強い指先を作りましょう。
理由2. ネイルの持ちをよくするため
ネイルケアで健康な状態になった爪先は、ネイルの持ちも良くなります。
爪についた余分な角質・甘皮がなくなることで、ネイルと爪の密着度がアップするためです。
ネイルと爪の間に隙間ができにくくなるとネイルの持続力も高まるので、綺麗なデザインをより長い期間楽しめるようになるでしょう◎
ケアをしていない状態の爪だと、ネイルをしてもすぐに取れてしまう可能性があります。
甘皮や角質の隙間から空気や水分が入り込むので、ネイルが剥がれやすくなるのです。
せっかくネイルをしても二枚爪になったり爪先が割れてしまったりして、キープ力が下がってしまいます。
理由3. 清潔感のある美しい爪先にするため
ネイルケアが徹底されている爪先は、清潔感のある美しい印象を与えます。
爪表面にツヤがあり、爪周りの皮膚も保湿されている状態が理想です◎
何もしていない素爪とネイルケアをしている爪を見比べると一目瞭然!
「爪が綺麗=細かいところまで気を遣っている」という、美意識の高さも評価されるでしょう。
ネイルケアに使用するオイルやジェルは、自爪とほとんど変わらないクリアカラーです。
職場や学校の規則で派手なカラーのネイルが禁止されていたとしても、ネイルケアなら問題ありません。
普段ネイルをしない人でも気軽に取り入れやすいでしょう。
サロンのネイルケアとセルフネイルケアはどっちがおすすめ?
一般的には、セルフのネイルケアとサロンのネイルケアの2種類があります。
ケアの内容はほとんど同じです。それぞれのメリット・デメリットを照らし合わせたうえで選びましょう◎
セルフでおこなうネイルケア
セルフでのネイルケアがおすすめな人
- コスパ良くネイルケアをしたい
- 普段からセルフネイルを楽しんでいる
- 手先が器用・細かい作業が得意
- ネイルサロンに行く時間がない
セルフネイルケアのメリットは、出費を抑えられること。
必要な道具さえ用意すれば、毎回サロンでネイル代を支払わなくても継続的にケアできます◎
最近では100均などでもネイルケア用のアイテムを購入できるので、コスパが良いといえるでしょう。
サロンに行く時間や手間を省けるのも嬉しいポイントですね。
ただし、セルフネイル初心者さんの場合は注意が必要です。
正しい方法で行わないと、逆に爪の状態を悪化させてしまうことにもなりかねません。
また、セルフケアはプロのネイリストのネイルケアに比べると技術的な点で劣ってしまいます。
クオリティの高さを求めている人にとっては、サロンでのネイルケアが適しているでしょう。
サロンでおこなうネイルケア
サロンでのネイルケアがおすすめな人
- 完成度の高いネイルケアをしたい
- ネイルに慣れていない
- 爪に関する悩みを抱えている
- 二枚爪やささくれが起こりやすい
サロンでのネイルケアのメリットは、完成度の高い施術を受けられること。
プロのネイリストさんが対応するので、自力ではお手入れが難しいところまでしっかりケアしてもらえます。
また、爪やネイルに関するお悩み相談にものってもらえます。
一人ひとりの爪の状態や症状に合わせてケアしてくれるので、ネイルケア初心者さんでも安心ですよ!
デメリットは、セルフケアよりコストがかかること。
平均的なネイルケアの相場は、3,000円前後です。
カラージェルを使った通常のネイル施術よりも安くはありますが、セルフケアと比べると割高になります。
セルフネイルケアに必要なアイテム
セルフネイルケアをする場合は、事前に必要なアイテムを揃えておきましょう。
ケア用品は、ネイル専門店・100均・インターネットなどで購入可能です。
ネイルケアに必要なもの
- ネイルファイル(爪やすり・エメリーボード)
- エタノール消毒液
- コットン・キッチンペーパー
- キューティクルリムーバー
- キューティクルニッパー
- プッシャー
- バッファー
- ネイルオイル
ネイルファイルは使い捨てタイプのものでも、繰り返し使える電動製品でも大丈夫です。
電動のネイルファイルなら、爪の形・長さを整えるだけでなく、同時に甘皮処理ができるものなどもあります。
予算と照らし合わせたうえで、自分に合ったものを選んでくださいね◎
甘皮処理に使用するプッシャーは、一般的にステンレス製のものとプラスチック製のものがあります。
ステンレス製のメタルプッシャーのほうが物持ちが良く、細かな作業にも向いていますが、ネイル初心者さんが使うと爪の表面や皮膚を傷つける恐れも。
初めはプラスチック製のプッシャーを使用してネイルケアをし、慣れてきたらメタルプッシャーに変えると良いでしょう。
爪が傷んでいる・薄い場合は、ネイルオイルを塗る前にクリアジェルで爪全体をコーティングするのもおすすめ。
爪の強度が上がるので、多少の衝撃では割れません。
カラーやラメ感のない透明のネイルなら、学校や職場で派手なネイルが禁止されている人も問題といえるないでしょう◎
セルフネイルケアのやり方4STEP
ここからは、セルフネイルケアの具体的なやり方をご紹介していきます◎
ネイル初心者さんはぜひ参考にしてくださいね!
爪の長さ・形を整える
まずは、エタノール消毒液を含ませたコットンで爪の表面を拭き取ります。
余計な皮脂や汚れが付いていないことを確認したら、爪の形・長さを整えていきましょう。
爪の形はいくつか種類がありますが、なかでも定番なのはラウンド型・オーバル型・スクエア型の3つです。
ネイルの形次第で手元の印象もガラッと変わるので、お好みに合わせて選びましょう!
定番ネイルの形 | 特徴 |
---|---|
ラウンド型 | もっとも基本的な爪の形 全体的に丸みを帯びていて角がない ナチュラルでシンプルな印象に仕上がる 初心者でも挑戦しやすい |
オーバル型 | サイドと先端を少しシャープにした形 ラウンド型よりも若干大人っぽく、都会的な印象に仕上がる ナチュラルさと抜け感の両方がほしい人におすすめ |
スクエア型 | サイドと先端をまっすぐに削った形 強度が出やすく、割れたり欠けたりしにくい オーバル型よりもさらに大人っぽく、クールな印象に仕上がる |
ネイルファイルは爪に対して垂直で持ち、一定方向に動かしながら削っていきます。
力を入れすぎると爪の先が欠けたり傷ついたりするので、強く擦らないように気をつけてください。
爪先が好みの長さになるまで、同じ動きを続けましょう。
長さを調節できたら、今度は角を取り除いていきます。
ネイルファイルは爪に対して45度になる角度に持ち替えて、綺麗な丸みが出るように削りましょう。
削りカスは、エタノールを含ませたコットンでしっかり拭き取ってください。
甘皮処理をする
長さと形が整ったら、根元の甘皮処理をおこないます。
キューティクルリムーバーを甘皮部分に塗り広げましょう。
リムーバーは硬くなった甘皮を爪から浮かし、柔らかくするためのものです。
ハケタイプのリムーバーは量調節がしやすいだけでなく、ネイル初心者さんでも塗りやすいのでおすすめですよ。
その後、40度前後のお湯に指先を浸し、甘皮をさらに柔らかくしていきます。目安は10分です。
指先の水分を拭き取ったら、キューティクルプッシャーを使って甘皮を押し上げます。
このとき、爪の根元に埋まっている甘皮まで無理に引き剥がそうとするのはNG。
爪を傷めてしまう危険性があるので、注意してくださいね。
押し上げた甘皮は、ニッパーを使って切り取ります。
ほかの部分を傷つけないように気をつけながらカットしましょう。
爪の表面処理をする
バッファーを使って、爪の表面にある凸凹を綺麗にならしていきます。
削りすぎると爪が必要以上に薄くなってしまうので、やりすぎ注意です。
ネイルファイルで爪の形を整えたときと同じように、優しい力で削りましょう。
ネイルオイルで保湿する
最後に、ネイルオイルで爪全体を保湿します。
ネイルケア後の爪はいつも以上に乾燥しやすくなっているためです。
特に甘皮処理をした根元・バッファーで削った表面は、重点的にオイルを重ねましょう。
ネイルケアの頻度は、基本的に月に1回程度で問題ありません。
爪や甘皮が伸びてきたと感じたら、定期的にケアしましょう。
セルフネイルケアで気をつけるポイント
ここからは、セルフネイルケアで注意しておくべきポイントをご紹介します。
自宅でケアをする際は、前もってチェックしておきましょう!
爪やすりのグリット数に注意する
ネイルケアでネイルファイルを使用する場合は、グリッド数に注意が必要です。
グリッドとはファイルの粗さのこと。一般的に出回っているものだと、100・120・150・180・240のネイルファイルが多いです。
数字が大きいほど目の粗いファイルとなっています。
セルフネイルケアでおすすめなグリッド数は、180前後です。
「粗いファイルでは削りすぎてしまう可能性があり、良くないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実はその逆。
目の粗いネイルファイルなら、力を入れて削らなくても簡単に調整できます。
爪に余計な負担がかかるのを防いでくれるので、結果的にネイルへのダメージも少なくて済むのです◎
甘皮の切りすぎに注意する
甘皮処理をする場合は、甘皮の切りすぎに注意しましょう。
カットすべきなのは、爪の表面にまで侵食してきている余分な角質のみ。
根元に埋まったままの甘皮は無理に引き剥がさないように注意しましょう。
もともと甘皮は爪を汚れやばい菌から守るために存在しているため、すべてカットするのは衛生的に良いとはいえないのです。
ただし、伸びてきている甘皮部分は爪を守るための役割を終えているので、取り除いても問題ありません◎
ネイルオイルは頻繁に塗り直す
ネイルオイルは、日常的に使用するのをおすすめします。
手を洗った後や外出時など、指先の乾燥が気になるタイミングで適宜塗るようにしましょう。
「ネイルオイルはベタつくから外で使いたくない」という場合は、保湿力の高いハンドクリームで代用できますよ!
爪の周りは季節問わず乾燥しやすいので、暑い夏や梅雨に時期でも保湿しておくと安心です◎
ネイルケアに関するFAQ
最後に、ネイルケアに関するFAQをまとめました!
気になる項目があれば、こちらの回答を参考にしてくださいね◎
メンズのネイルケアはどうすればいい?
メンズのネイルケアのやり方もご紹介した方法と同じです。
ネイルケアは性別・年齢関係なく実践できるので、気軽に試してみてくださいね◎
足のネイルケアのやり方が知りたい
足の爪も手の爪と同じ手順でネイルケアをおこないます。
ただし、足の爪の方が手の爪よりも硬いです。
甘皮部分は特に処理しにくい場合が多いので、リムーバーやお湯を使っていつも以上にしっかりふやかしてからケアしましょう!
サロンのウォーターケア・ドライケアの違いは?
ウォーターケアとドライケアの違いは、甘皮処理にぬるま湯やリムーバーを使っていかどうかです。
ウォーターケアでは、まずお湯やキューティクルリムーバーを使って甘皮を柔らかくしてから、プッシャーやニッパーで処理します。
手間がかかるぶん施術時間も長いですが、肌・爪への負担は最小限。
ダメージを抑えながら丁寧にネイルケアできるメリットがありますよ。
一方でドライケアは、乾いた状態の甘皮を専用のマシンで削り取り処理する方法です。
ウォーターケアに比べると爪や肌への負担はありますが、専用の機械を使うため所要時間を大幅に短縮できます。
一般的なネイルサロンでは、ドライケアを取り入れている場合が多いです。
どちらが優れているというわけではないので、お好みに合わせて選んでくださいね◎
サロンのネイルケアは安い?相場はどのくらい?
サロンでおこなうネイルケアの相場は3,000円前後。
ワンカラーのジェルネイルの相場が5,000円前後であることと比べると、ネイルケアの値段は比較的安いです。
ただし、サロンによってケアに含まれる施術内容は異なるので、予約前に詳細を確認しておきましょう◎
ネイルケアで清潔感のある爪先を作ろう!
正しいネイルケアをおこなうことで、美しい手元を手に入れることができます◎
ツヤ感と清潔感たっぷりな爪先を目指して、お手入れしてみてくださいね♡