小さいお子さんのなかには、お母さんやお姉さんがやっているネイルに憧れている子も多いですよね!
「私もネイルがしたい!」と、おねだりされることもあるかもしれません。
今回は、お母さん・お父さん必見の“キッズネイルにまつわる疑問・不安”について詳しく解説していきます◎
子どもでも安全に楽しめるネイルのやり方や、キッズネイルをするときの注意点なども併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
キッズネイルはあり?
幼稚園や小学校に通うお子さんのなかには、ネイルに興味を持ち始めている子もいますよね。
お母さんやお姉さんがやっているのを見て、「自分もネイルがしたい!」と憧れるのはごく自然なこと。
結論からいうと、キッズネイルのあり・なしはご家庭の事情や親御さん次第です。
大人と完全に同じネイルをするのは難しいですが、世の中には子ども向けのネイル用品もたくさん展開されています。
なかには、キッズネイル用のメニューを用意しているサロンも♡
とはいえ、「小さい子どものうちからネイルをするのって大丈夫?」と疑問や不安に思う親御さんは多いでしょう。
今回は、そんなお母さん・お父さんに向けてキッズネイルに関する特集をお届けします◎
小さなお子さんでも安全に楽しめるキッズネイルのやり方はもちろん、ネイルをするうえでの注意点や上手に塗るコツなども併せて解説。
休日や夏休みにお子さんとネイルを楽しみたい親御さんは必見ですよ!
キッズネイルの対象年齢はだいたい6歳以上
ネイルは子ども〜大人まで幅広い世代が楽しめるおしゃれですが、キッズネイルの対象年齢はある程度決まっています。
一般的なキッズネイルの対象年齢は、だいたい6歳以上。
キッズ向けのマニキュアの場合は、対象年齢を4歳以上としていることもあります。
製品やサロンによって差があるので一概には言い切れませんが、どちらにせよ、幼稚園に入園する前の小さな子どもにはあまり推奨されていません。
しかし、月齢を問わず1人ひとりの成長度合いには個人差があります。
規定の年齢に達している子でも、場合によってはネイルをするのはまだ早いという可能性もあるのです。
1つの目安として、お子さんが指を口に入れなくなったかどうかを基準に考えてみるといいかもしれません。
“キッズネイルをしても大丈夫かどうか“は、お子さんの成長度合いと照らし合わせながら判断してくださいね◎
キッズネイルのメリット&デメリット
ここでは、キッズネイルのメリット&デメリットについてご紹介します!
メリット | デメリット |
---|---|
休日やお出かけのときにおしゃれを楽しめる 水や石鹸で落としやすいものが多い | 炎症を起こすリスクがある パーツ等を誤飲する可能性がある |
キッズネイルは休日やお出かけのとき限定でできるので、いつもとはひと味違うおしゃれを楽しめます◎
指先がカラフルになることで、お子さんのテンションもアップ!
特別な思い出ができますよね。
また、キッズネイル用のマニキュアやポリッシュは水や石鹸で簡単に落とせるものが多いです。
除光液やアルコールなどを使う必要がないので、お子さんの肌へ過度な負担がかかる心配もないでしょう。
とはいえ、炎症やパーツを誤飲する可能性などもあるので、キッズネイルをする場合は十分に注意が必要です。
お子さんが1人でネイルをしていることがないようにしてください。
必ずお父さん・お母さんのどちらかが一緒にいる状態で、短時間の楽しみに留めておきましょう◎
大人向けのネイルが子どもに与える影響
キッズネイルについて詳しく紹介してきましたが、ここからは大人のネイルが子どもに与える影響について考えてみましょう。
小さなこどもが「ネイルをしてみたい!」と思うのはとても自然なこと。
小さいうちから、さまざまなデザインのネイルを楽しんでいるお子さんもたくさんいらっしゃいます。
だからといって、大人と同じようなネイルが推奨されているわけではありません。
大人向けのネイルは、あくまで大人の爪のために用意されているもの。
これをそのまま子どもの爪に施すと、いくつかのリスクを引き起こす可能性があるのです。
炎症を起こす可能性
1つ目のリスクは、炎症を起こす可能性があることです。
大人が使うようなネイルポリッシュやジェルネイルには、炎症を起こす可能性のある成分が含まれています。
大人用のネイルは、子どもが使用することを想定して製作されていません。
ある程度の厚さや強度のある大人の爪に対して使うぶんには問題ないですが、子どもの爪には悪影響を与えることも。
子どもの爪や皮膚は発達段階にあるため、外部からの刺激に弱いです。
全体的に薄く、強度も弱いので、ネイルに含まれている成分でかぶれ・痒み・ただれ等の炎症を引き起こす可能性があります。
炎症を起こす可能性のある成分
- HEMA
- アクリル酸
- ベンゾフェノン
- 酢酸エチル
- 酢酸ブチル
特に、市販の安いマニキュア・ジェルネイルは要注意。
裏にどんな成分を配合しているのか明確に表記されていない商品もあるので、お子さんへの使用は控えたほうが安心です◎
揮発性溶剤による刺激
2つ目のリスクは、揮発性溶剤(きはつせいようざい)による爪・皮膚への刺激です。
揮発性溶剤とは?
揮発性(気化する性質)が強い液体のこと。蒸発する際に強い刺激・匂いを発生させる。
人によってはこの成分や匂いで、頭痛・めまい・吐き気・目の痛みなどを引き起こす可能性がある。場合によっては中毒症状に陥ることも。
この揮発性溶剤は、マニキュアやジェルネイルに含まれますが、特にネイルを落とす際に使用するリムーバーに多く含まれています。
オーソドックスな例を挙げるなら、“アセトン”を含有している除光液ですね。
セルフネイルをしたことがある人なら、一度は使用したことがあるでしょう。
アセトンを含む除光液はノンアセトンの除光液に比べて、爪のポリッシュやジェルを落としやすいです。
当然刺激が強いので、爪や皮膚への負担は大きくなります。
刺激に弱い子どもの爪・皮膚には大人以上の影響を与えるので、アセトンの使用はなるべく控えたほうが良いでしょう。
子どもにおすすめなネイルとは?
キッズネイルを楽しむなら、大人用のネイルポリッシュやマニキュアではなく、子ども用に販売されているアイテムを使うのがおすすめです。
子どもの爪に配慮して作られている製品が多いので、安全面に考慮しながらおしゃれを楽しめます♡
ここでは、小さいお子さんでも安心して使える2つのキッズネイルをご紹介!
「どんなネイルを選んだらいいのかわからない!」という場合は、ぜひこちらを参考にしてくださいね◎
《1》水性ネイル
子ども向けネイルの定番として長く愛されているのが、水性タイプのネイルポリッシュ。
水性ネイルとはその名の通り、水を主成分としているマニキュアのこと。
通常のマニキュアやジェルに含まれている酢酸ブチル・トルエン等の成分が含まれておらず、爪や皮膚への刺激が少なく抑えられてます◎
また、水性ネイルには揮発性溶剤も含まれていません。
ネイル特有のツンとした匂いがなく、香りや刺激に敏感な小さいお子さんでも安心して使用できます。
人体に優しい成分のネイルなので、おしゃれとしてだけでなく、爪の保護や補強のために使用されることも。
二枚爪や薄爪で悩んでいる大人からも支持されているので、お子さんの爪を守るという目的でも活躍してくれるでしょう♡
水性ネイルは2種類ある
水性ネイルには、ピールオフタイプ(剥がせるタイプ)とお湯やエタノールで落とすタイプの2種類があります。
どちらもお子さんへの負担は少ないです◎
ピールオフタイプは、ネイルをペリッと剥がすだけで簡単にオフできます。
剥がすためのピールオフ成分が含まれていますが、人体への刺激や悪影響はないのでご心配なく。
お湯やエタノールで落とすタイプは、35度以上のお湯につけて落とす・エタノール(消毒液)で落とす仕組みです。
強い力で擦る必要はなく、子どもの爪・皮膚にも刺激はないので、ピールオフタイプ同様に安心して使用できますよ!
《2》ネイルシール
より手軽&簡単にキッズネイルを楽しみたいという場合は、ネイルシールを活用しましょう!
お子さんの爪のサイズに切って貼るだけなので、あっという間に出来ちゃいます◎
小さいお子さんの場合、爪からはみ出さないようにネイルを塗ったり、マニキュアが乾くまでのあいだじっと待っていたりするのが苦手な場合も多いですよね。
ネイルシールなら爪からはみ出る心配はないですし、マニキュアが乾くのを待つ必要もありません。
「マニキュアが腕や服についてしまった!」なんていう厄介な事態も防げます◎
ネイルシールはデザインが豊富!
また、ネイルシールはデザインやカラーが豊富なので、お子さん1人ひとりの好みに合わせたキッズネイルを楽しめるでしょう♡
大人と同じようなニュアンスカラーを使ったトレンドデザインはもちろん、プリンセスやアニメキャラがプリントされたもの、ハートや星などデザインは豊富です。
その日の予定や、お子さんの服装に合わせて選んであげるとGOOD。
水性マニキュアでベースを塗ったあとにシールを貼るのも可愛いですね!
ネイルシールはそのまま指で剥がせるものもあれば、お湯につけてふやかしてから剥がすものもあります。
どちらのタイプも爪への負担は少ないので、小さなお子さんでも安心して使用できるでしょう◎
キッズネイルを綺麗に塗るコツ
キッズネイルを上手に塗るためのコツをまとめました!
キッズネイルを上手に塗るためのポイント
- 爪・指先の汚れはしっかり落としておく
- マニキュアの筆は塗る前にしごいておく
- 液体が乾くまでの間じっとさせる
子どもは日々いろんなものを触っているので、爪先には結構汚れが溜まっています。
皮脂や汚れが残ったままだと、マニキュアののりが悪くなり、ネイルが落ちるリスクも高まります。
爪の表面・キワの部分・爪先の裏側までしっかりチェックして、ネイルをする前に汚れを落としておきましょう。
油分や水分がない状態を確認したら、早速ネイルを塗っていきます。
マニキュアをとるときは、ボトルのふちで液体をしごくのがポイント。
子どもの爪は小さいので筆に残った少量で十分ですよ◎
根元から爪先に向かってスーッと伸ばしながら塗っていきます。
ピールオフタイプのマニキュアを使う場合は、少し厚めに重ねるのがおすすめ。
ある程度厚さがあるほうが、一度にペリッと剥がしやすくなります♡
マニキュアを塗り終えたら、液体がしっかり乾くまで放置。
小さいお子さんはこの間に動き回ってしまうことも多いので、なるべく手元を動かさずにいられるようにしてあげましょう。
事前にお子さんの好きなDVDやテレビを流しておくと、気を紛らわせやすいですよ◎
ミニモではキッズネイルのメニューも予約できる♡
基本的に、キッズネイルは子どもがネイルを楽しむのがゴール。
爪からはみ出してしまっても、大人から見たらおかしな組み合わせのカラーでも、本人が「楽しい!」と感じているならそれで十分です♡
とはいえ、せっかくキッズネイルを楽しむなら可愛くしてあげたいと思うのも親心。
「お出かけのタイミングに合わせてネイルでおしゃれさせてあげたい!」という場合もあるでしょう。
そんなときは、ミニモを活用してみましょう!
ミニモには、お子さん向けのキッズネイルメニューがあるネイルサロンも多数登録されています。
プロのネイリストさんに施術してもらう体験は、大人気分を味わえる特別な瞬間♡
おしゃれに興味を持つおませなお子さんも、お姉さん・お兄さんになりきって楽しめますよ!
キッズネイルをするときの注意点
キッズネイルをする際の注意点は2つ。
安全にネイルを楽しむためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
成分表を事前に確認する
キッズネイルをする際は、必ず製品の成分表を確認しましょう。
大人用のポリッシュだけでなく、子ども用のマニキュアを使用する場合でも同様です。
パッケージの裏に成分表が明記されていないマニキュアは、使用を控えるのがおすすめ。
100均や雑貨屋さんなどで販売されているプチプラなアイテムに多いですが、このタイプのマニキュアには子どもの爪・皮膚には刺激の強い成分が含まれている可能性があります。
万が一、使用後に爪が荒れたり皮膚がかぶれたりした場合は、すぐに使用をやめてください。
場合によっては、皮膚科を受診したほうが良いこともあります。
パーツの誤飲に注意する
キッズネイルにパーツを使用する場合は、お子さんの誤飲に注意しましょう。
パールやビジューなどの小さなパーツ類は剥がれやすく、誤って飲み込んでしまう可能性があります。
パーツをのせるときは、グルーやシールでしっかり固定させてください。
先の尖ったパーツ類は怪我の危険性もあるので、キッズネイルでの使用は控えましょう。
万が一に備えて、小さいお子さんのネイルはシンプルなワンカラーに留めておくほうが安心かもしれませんね!
休日は親子でネイルを楽しむのもGOOD♡
キッズネイルは、お子さんの爪や皮膚の安全性を確保したうえで楽しみましょう。
子どもの爪は刺激に弱く、些細なことでトラブルを引き起こします。
困ったときは、ミニモでプロのネイリストさんに相談してみるのも手ですよ◎