デザインカラーって、こなれたおしゃれ感があって素敵ですよね。
でも「素敵な染め方をしている人を見たことがあるけど、染め方の名前がわからない!」と検索できずに苦戦した経験のある人も多いのでは?
そこで、今回はデザインカラーの種類ごとに、名前の由来や色の入れ方を紹介します♡
普段のワンカラーがマンネリ化してきた人や、髪型を変えずにがらっとイメチェンしたい人は必見!
憧れのデザインカラーが見つかるかも?流行りのデザインカラーは順次追加します♡
デザインカラーってなに?
デザインカラーとは、明暗や色味の異なる2色以上のカラーを使った染め方の総称です。
総称なので、デザインカラーの染め方に1つではなく、さまざまな種類があります!
定義はサロンによって異なりますが、デザインカラー大きく分けると「複数のカラーを組み合わせるタイプ」と「複数のカラーを重ねるタイプ」の2種類があり、前者はインナーカラーやイヤリングカラー、後者はダブルカラーやハイトーンカラーなどが代表的です。
デザインカラーのメリットは、通常のカラーリングではできないような髪の立体感やインパクトを楽しめること。
まだイメージがつかない人もご安心を!
このあとヘアカタログと一緒に具体例をご紹介します♡
通常のカラーとデザインカラーの違い
通常のカラーとデザインカラーの決定的な違いは、染めるために使う色の数です。
一般的に、通常のカラーは「ワンカラー」と呼ばれるもので、呼び名の通り髪全体を1色のカラー剤で染めます。
それに対してデザインカラーは、髪の毛先や内側といったように、部分的に染めるのが特徴です。
特にデザインカラーの場合、色と色の違いをはっきりとつけるためにブリーチ(髪の色素を抜く技術)を用いることが多く、ベースカラーとのコントラストが楽しめますよ!
デザインカラーが人気の理由
複数色を使うデザインカラーならではの楽しみといえば、色の組み合わせを考えること♡
「ブルーブラック×ネイビーカラー」のように同系色を選ぶのもよし、「ホワイトカラー×ピンク」のようにあえて対比を楽しむのもおしゃれです!
デザインカラーはブリーチなしでもできる?
これまで解説したように、デザインカラーは複数のカラーの違いを楽しむ髪型です。
そのため明暗・色味をはっきりとつけたい人はブリーチ必須となります。
ただしベースの髪色が明るい人や、色のコントラストをつけたくない人はブリーチなしでもOKです!
人気のデザインカラーの種類10選♡
ここからはデザインカラーの種類や名前の由来を解説しながら、デザインカラーの見え方を紹介します!
デザインカラーの種類1:
ダブルカラー・ハイトーンカラー
ダブルカラーとは、ブリーチで一度色素を抜いた髪に上から好みのカラーを重ねるデザインカラーの種類。
ブリーチなしのWカラーもありますが、基本的にはブリーチ必須のデザインカラーであり、ハイトーンにしたい人におすすめのヘアカラーです。
ホワイトミルクティーのデザインカラー×ショートボブ
透明感溢れるホワイトミルクティーカラーは、ボブのシルエットの美しさを引き立ててくれます。
このモデルさんくらい明るくするなら、ベースの髪色によりますが、ブリーチは2〜3回以上必要になります。
髪色図鑑で『ホワイトミルクティーベージュ』を詳しく見る
ペールピンクのデザインカラー×ショートヘア
ハイトーンカラーが映えるショートヘア。ふんわりとしたピンクで可愛らしさと上品さを両立。
モノトーンなファッションと組み合わせれば、おしゃれ度がグッと上がります♡
髪色図鑑で『ペールピンク』を詳しく見る
グリーンのデザインカラー×ミディアムヘア
人気上昇中の緑を使ったデザインカラーに注目。
絶妙な色合いがアンニュイな空気感を纏わせてくれます。
髪色図鑑で『エメラルドグリーン』を詳しく見る
デザインカラーの種類2:
ハイライトカラー
ハイライトとは、筋状にとった細い毛束だけを明るいカラーで染め、髪型に立体感を見せてくれるデザインカラーの種類です。
ハイライトは、髪を立体的に見せてくれるだけでなく、髪のダメージを抑えながら明るく見せられるのもポイント。
細い筋状の明るいカラーにより、本来のベースカラーよりも明るく見せてくれます。
ハイライトカラー×ショートボブ
コンパクトなシルエットの髪型なら、細かめのハイライトを入れて存在感をアップさせるのがおすすめ。
ハイライトカラーが髪を立体的で大人っぽく見せてくれます。
ハイライトカラー×ミディアムヘア
ハイライトカラー×ロングヘア
ハイライトが映える髪型といえばロングヘア。
ロングヘアは重く見えがちですが、明るめのハイライトによって動きのある軽やかな印象にチェンジ。
特にコテで巻く人は、ハイライト入れることで、立体感がアップして、緩めのニュアンスヘアでもおしゃれに決まります。
デザインカラーの種類3:
フェイスフレーミング
顔まわりを中心にカラーリングを入れるフェイスフレーミング。その名の通り、顔の周りを囲むように染めるのが名前の由来となっています。
フェイスフレーミング×ショートヘア
韓国の美容トレンドとして到来し、ここ数年盛り上がりを見せるデザインカラー・フェイスフレーミング。
2トーンのコントラストが顔まわりの華やかさを引き立ててくれます。
フェイスフレーミング×ミディアムヘア
フェイスフレーミングと相性の良いミディアムヘア。
軽やかなレイヤースタイルに、顔まわりの暖色カラーで個性をプラス。
おしゃれ派手髪の代表格・赤髪をポイントで取り入れたからこそ、派手すぎないのに印象的な髪型ですね。
フェイスフレーミング×ロングヘア
狭めの範囲にフェイスフレーミングを入れるのがこなれたおしゃれ上級者のコツ♡
さりげないのに顔まわりをふんわり明るく見せてくれます!
デザインカラーの種類4:
インナーカラー
インナーカラーは、髪の内側だけを染めるデザインカラーの種類です。インナーを染めることにより、ちら見せでさりげないおしゃれを楽しめます。
インナーカラー×ショートヘア
人気のインナーカラーは、大胆に内側全体を染めるのがおしゃれ。
こちらのモデルさんのように、前髪の内側をカラーリングする「前髪インナーカラー」も見逃せない人気のデザインカラーです。
髪を耳にかけてちら見せさせるだけでなく、アップスタイルにするのもおすすめ。
インナーカラー×ミディアムヘア
インナーカラー×ロングヘア
肌馴染みの良いミルクティーグレージュを使ったインナーカラー。
柔らかさのある色味で、華やかさと優しさを両立した顔印象を演出できます。
ブリーチ必須の色でも、ポイントで取り入れるから髪のダメージを最小範囲に抑えられるのも嬉しいですよね。
デザインカラーの種類5:
グラデーションカラー
グラデーションは、根本から毛先にかけて色が徐々に変化しているデザインカラーの種類です。毛先にかけて明るくするのが一般的で、根元のプリンが気になりやすい人におすすめ!髪全体だと派手見えしやすいカラーでも、毛先だけならハードルが下がるのもポイントです。
ショートヘア×グラデーションカラー
毛先に向かってブルーカラーを加えたグラデーションカラー。ダーク系で控えめながらデザイン性の高いカラーで、ボブスタイルとの相性もぴったり。
涼しげな色味のデザインカラーを楽しみたい人におすすめです。
ミディアムヘア×グラデーションカラー
おしゃれ派手髪に興味があるけどハードルは高い…… そんな時でもデザインカラーならトライしやすいです!
明るい部分と暗い部分の境目を馴染ませることで、比較的ナチュラルに仕上がるのがグラデーションカラー。
流行りのグレーカラーでデザインカラーに挑戦してみては?
ロングヘア×グラデーションカラー
グラデーションは、好きなカラーが選びやすいデザインカラーの種類。
ロングヘアなら、カラーの面積も広めに染められるのでおすすめ。
色落ち後の違った見え方が楽しめるのもグラデーションカラーの魅力です。
デザインカラーの種類6:
バレイヤージュ
バイヤージュとは、「ほうきで掃く」という名前の由来があるデザインカラーの種類です。一見ハイライトと同じように見えるバイヤージュは、ハケを使ってカラーを入れ方デザインカラーの種類であり、髪に立体感を出せますよ。
ショートヘア×バレイヤージュ
バレイヤージュと外はねボブのコンビで髪の軽やかさが引き立ちます。
暗い部分とハイトーンの部分を馴染ませているので、自然な立体感がありますね。
ミディアムヘア×バレイヤージュ
メリハリのつく色同士で、明度のコントラストを楽しめるバレイヤージュ。
明るめカラーを選べば、顔まわりの印象も大きく変わります。
髪全体は明るくせずに、ハイトーンカラーを楽しみたい人にもおすすめです。
ロングヘア×バレイヤージュ
デザインカラーの種類7:
イヤリングカラー
イヤリングカラーは、耳周りにだけ染めるデザインカラーの種類です。インナーカラーよりもさらに部分的なカラーの入れ方で、デザインカラー初心者さんにもおすすめ♡
ショート・ボブ×イヤリングカラー
こめかみラインから入れたフェイスフレーミング寄りのイヤリングカラー。
耳にかけたり下ろしたりと、少しアレンジするだけで見え方が大きく変わります。
変化が出しにくいショートヘアにおすすめのデザインカラーの種類です。
ミディアムヘア×イヤリングカラー
耳にかけたときのチラ見え感がおしゃれ♡
コントラストは控えめなベージュ系カラーにまとめるのもおしゃれ上級者感があり素敵ですね。
ロングヘア×イヤリングカラー
トレンドカラーのホワイトベージュを使ったイヤリングカラー。
イヤリングカラーはポニーテールやお団子などのアップスタイルにしたときにカラーリング部分が生えるので、ヘアアレンジもいつもと違った雰囲気を楽しめますよ。
デザインカラーの種類8:
アンブレラカラー
アンブレラカラーは、つむじから放射線状に入れたデザインカラーの種類です。名前からも連想できるように傘のような染め方を用いたヘアカラーで、黒髪などのダークトーンカラーとも相性がいいデザインカラーです。
ショート・ボブ×アンブレラカラー
放射線状にビビットなピンクカラーを取り入れたボブスタイルのアンブレラカラー。
デザインカラーの中でもおしゃれ上級者向けな種類で、周りと差のつくヘアカラーを試したい方におすすめです!
ミディアムヘア×アンブレラカラー
インナーをハイトーン、表面をブラックにしたアンブレラカラー。ウルフカットでより個性的に見せ、モードな雰囲気が作れます。クールにキメたい人にぴったりのデザインカラーです。
ロングヘア×アンブレラカラー
一見、ロングヘアとの相性が難しそうなアンブレラカラーですが、入れ方一つでおしゃれ度がグッと上がります。トップと毛先のカラーが異なるのにバランスが絶妙なカラーリングですね◎
デザインカラーの種類9:
ローライトカラー
ローライトカラーは、ハイライトと逆の染め方をするデザインカラーの種類です。筋状に取った毛束に暗めのカラーで染めることで奥行きのあるヘアスタイルに仕上げます。こちらは、ブリーチなしでも取り入れやすいデザインカラーなので、ブリーチを控えたい人におすすめです。
ショート・ボブ×ローライト
アッシュピンクにブラウンを組み合わせたローライト。ハイライトと違って落ち着きを与える入れ方なので、派手見え防止が叶います。ツヤもあるので、軽やかな見えるボブですね!
ミディアムヘア×ローライト
ラベンダカラーと控えめなアッシュを組み合わせたローライト。絶妙な落ち着きを放つことで、大人ラベンダーが楽しめます。立体感もあり、ワンランク上のおしゃれがキマりますね。
ロングヘア×ローライト
全体的にくらいに、どこか立体感を出したさりげないローライト。暗いカラーでもしなやかな印象を与えるので、髪が太くて重く見えがちな人におすすめのヘアカラーです!
デザインカラーの種類10:
3Dカラー
3Dカラーは、ハイライトとローライトをミックスしたデザインカラーの種類です。2Dであるそれぞれのカラーを合わせることで、より立体的な仕上がりが叶います。立体的なヘアスタイルを作りたい人にぴったりですよ!
ショート・ボブ×3Dカラー
ハイライトとローライトで自然な立体感を見せるショートヘア。年齢を問わず取り入れられるデザインカラーの種類です。若白髪を隠したい人にもおすすめのデザインカラー術です。
ミディアムヘア×3Dカラー
どうしてもパサつきが気になる人にもおすすめなのが3Dカラー。髪が乾燥気味な人は、暗くしても明るくしてもどこかパサつきが感じられます。デザインカラーをミックスすることで立体感のある髪に見えるので、パサつきも自然とカバーできます。
ロングヘア×3Dカラー
極細なハイトーン&ローライトは、髪を華奢に見せてくれるのがポイント。しなやかで繊細なイメージを出してくれるので、髪質に悩みを抱えている人も一度試してみると良いでしょう!
《FAQ》デザインカラーの持ちをよくするには?
デザインカラーは、発色の良いカラーが楽しめる一方で、ブリーチを使用していることもあり、色が落ちやすいというデメリットもあります。ここからは、デザインカラーの持ちを良くするためのコツをご紹介しましょう。
カラーシャンプーを使用する
デザインカラーを取り入れる時には、染めた髪色に合わせたカラーシャンプーを行うのがおすすめ。アッシュ系であれば、黄身を抑えた紫シャンプー、赤やピンクであれば、暖色系のピンクシャンプーなど、カラーの種類に合わせて取り入れることで、色持ちを良くすることができますよ。
色落ちが気になる人は、ぜひカラーシャンプーを取り入れてみるといいでしょう!
お風呂上がりすぐに髪を乾かす
濡れた髪はキューティクルが緩み、髪の内側に閉じ込めた染料が抜けやすい状態になります。
そのまま髪を自然乾燥してしまうと、キューティクルが開きっぱなしになり、髪の内側に入れた色素が外へと流れやすくなってしまうのです。
お風呂から上がったらすぐに髪を乾かして、キューティクルを閉じてあげましょう。
摩擦の少ない枕カバーを使用する
髪のダメージは褪色を早めるといわれており、寝ている時は寝返るを打つことにより、髪が摩擦を起こしやすくなります。
摩擦の少ない枕カバーでは、シルク素材の摩擦を軽減できるアイテムが人気です。
種類豊富!デザインカラーでイメチェンにしてみませんか?♡
デザインカラーは、一口に言っても種類によって入れ方も染め方も異なり、違った雰囲気が出せるヘアカラーの楽しみ方です。
髪の毛の長さは切りたくないけど、ヘアスタイルにマンネリ化している人や伸ばしかけの人におすすめしたい染め方です。
それぞれの長さによってもデザインカラーの見え方が異なりますので、気になる種類をチェックして、デザインカラーでイメチェンしてみましょう。