「パラパラブリーチ」は、ハイライトやアンブレラカラーとはまた違う雰囲気を楽しめると、徐々に人気を高めているデザインカラーのひとつです。
この記事では「パラパラブリーチとは?」「パラパラブリーチのやり方は?」といった内容についてご紹介します。
※本記事で紹介するのはあくまで一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
パラパラブリーチとは
パラパラブリーチとは、髪表面にブリーチを施したデザインカラーのひとつです。
明るい髪が表面にパラパラと散らばったような見た目になることから「パラパラブリーチ」と呼ばれています。
パラパラブリーチの特徴は?
パラパラブリーチのデザインは、アンブレラカラーとよく似ています。
ただし、パラパラブリーチのほうがブリーチ範囲が狭いため、内側の髪色とのコントラストが際立つ仕上がりになります。
パラパラブリーチのメリットは?
ブリーチ範囲が狭いため「ダメージが少ない」「コストが抑えられる」などのメリットがあります。
そのため、ブリーチ初心者さんやダメージを抑えたい人にも人気です。
また、パラパラブリーチは髪表面の白髪をぼかす効果があるため、若者だけでなく「40代・50代の大人世代」にもおすすめです。
パラパラブリーチと似たカラーとの違いは?
アンブレラカラーとの違い
アンブレラカラーとは、髪表面をブリーチしたデザインカラーのことです。
特徴だけいうと、パラパラブリーチと同じですが「ブリーチする範囲がパラパラブリーチより広い」という違いがあります。
この特徴から、アンブレラカラーは髪の毛を明るく見せたい人や、より個性を表現したい人におすすめです。
ハイライトカラーとの違い
ハイライトカラーとは、スジ状のデザインを表現するデザインカラーのひとつです。
デザインの出方が毛流れに影響されるパラパラブリーチと違い、狙った場所にスジ状のデザインを作れるため、より存在感が強調されたクールな仕上がりになります。
パラパラブリーチと比べると、伸びてきたときに根元の黒髪が目立たないため、頻繁にヘアカラーできない人から人気です。
インナーカラーとの違い
インナーカラーとは、髪の内側をブリーチするデザインカラーのことです。
表面をブリーチするパラパラブリーチとは、ブリーチする部位が逆になるのが特徴です。
暗い髪のほうが多いため、あまり派手になりすぎずナチュラルな仕上がりになります。
「デザインカラー初心者」「あまり派手にしたくない」という人におすすめです。
パラパラブリーチのメリット3つ
パラパラブリーチには、ほかのデザインカラーにはないメリットがたくさんあります。
ここからは、パラパラブリーチのメリットを3つご紹介します。
《1》髪のダメージを抑えられる
ブリーチを使うデザインカラーで、気になることといえば「ダメージ」ではありませんか?
ブリーチで髪を明るくすると、どうしても髪が傷んでしまうため「広い範囲をブリーチするのには抵抗がある」という人も多いです。
パラパラブリーチは、髪表面の数センチのみをブリーチするため、ダメージも抑えられるでしょう。
「おしゃれでデザイン性がある髪色にしたいけど、ダメージが気になる」という人にはおすすめです。
《2》低コストでできる
メニュー料金はサロンによって異なるものの、パラパラブリーチはブリーチする範囲が狭いため、使用する薬剤の量や塗布時間を少なく抑えられるのが一般的です。
そのため、アンブレラカラーやインナーカラーと比べると、低コストでできるのがメリット。
さらに、髪表面にデザインがあるカラーなため、狭い範囲でも存在感があるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
「低コストでヘアカラーの変化を感じたい人」にはおすすめです。
《3》白髪をぼかせる
パラパラブリーチは、白髪の存在をぼかすメリットがあるため、若い人だけでなく40代・50代の白髪が気になる人にも人気です。
髪表面をブリーチで明るくすることで、白髪と黒髪の明るさの差がなくなり、白髪の悪目立ちを抑えられます。
「頻繁に白髪染めをしないと根元が気になる人」には、パラパラブリーチがおすすめです。
パラパラブリーチのやり方・工程
パラパラブリーチのやり方や工程が気になる人もいるでしょう。
ここからは、美容院に来店してからパラパラブリーチが完成するまで、どのような工程が必要か紹介します。
ブリーチする範囲を決める
まずは、ブリーチする範囲を決めます。
ブリーチ範囲を狭くすると控えめなデザインになり、逆に広げると内側の髪があまり見えないアンブレラカラーに寄りの見た目になります。
「存在感を主張したい」「さりげない存在感がいい」など、求めるイメージに合わせてブリーチする範囲を決めましょう。
ブリーチで髪を明るくする
範囲が決まったら、髪をブリーチで明るくしていきます。
明るさによっては、2回ブリーチが必要になることもあります。
ただし、前髪はほかの部位より髪が細く明るくなりやすいため、1回で済むケースが多いでしょう。
ブリーチの放置時間は、30分〜1時間半ほどです。
シャンプーをする
髪が明るくなったら、一度シャンプーでブリーチ剤を流します。
ブリーチ部分に色をつける
明るくした部分に、色をつけていきます。
このときに、パラパラブリーチ部分以外の髪全体を染める場合は、同時進行でオンカラーしていきます。
放置時間は、15〜30分です
シャンプーをする
髪が染まったら、もう一度シャンプーで洗い流します。
仕上げ
ドライヤーで乾かして、スタイリングすれば完成です。
【髪の長さ別】人気のパラパラブリーチ12選
ここからは、髪の長さ別に人気なパラパラブリーチデザインをご紹介します。
スタイル選びの参考にしてくださいね。
ショート
《パラパラブリーチ》ブラック×ブルー
ショートボブへの、ブラック×ブルーのパラパラブリーチです。
軽やかで動きのあるショートボブと、パラパラブリーチの立体感ある雰囲気がマッチしておしゃれに仕上がります。
大人っぽいクールなスタイルが好きな人におすすめです。
ボブ
《パラパラブリーチ》ブラック×ベージュ
ブラック×ベージュのパラパラブリーチです。
ブラックベースの髪に明るいミルクティーカラーが際立ち、コントラスト感のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
クールでシックな雰囲気が好きな人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ペールグリーン
ブラック×ペールグリーンのパラパラブリーチです。
目を引く個性的なカラーでも、面積を小さくしたパラパラブリーチなら、バランスの良いこなれた雰囲気に仕上がります。
ダメージや派手さを抑えながら、個性的なヘアカラーに挑戦したい人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ピンク
ミニボブに、ブラック×ピンクのパラパラブリーチを合わせたスタイルです。
切りっぱなしボブのシックな雰囲気と、個性的なペールピンクがバランスよく、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
デザイン性の高い個性的な仕上がりを求める人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ブロンド
ブラック×ブロンドのパラパラブリーチです。
カジュアルなイエローブロンドと、ブラックのコントラストが際立ち、洗練されたおしゃれな雰囲気に仕上がります。
遊び心ある大人なスタイルを求める人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ホワイトベージュ
ブラック×ホワイトベージュのパラパラブリーチです。
シックなホワイトベージュが、クールでかっこいい雰囲気を表現します。
白髪とのなじみもいいため、分け目付近のグレイヘアに悩む人にもおすすめです。
ミディアム
《パラパラブリーチ》ブラック×ターコイズグリーン
ミディアムヘアにブラック×ターコイズグリーンのパラパラブリーチを合わせたスタイル。
個性的な髪色ですが表面のみのデザインなため、こなれ感ある自然な見た目なります。
デザイン性のあるおしゃれな髪を求める人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラウン×ミルクティーベージュ
ブラウン×ミルクティーベージュのパラパラブリーチです。
ベースとパラパラブリーチ部分の明るさの差が少ないため、ナチュラルでなじみのいい雰囲気に仕上がります。
デザイン性はほしいけど、自然な見た目を求める人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ラベンダーシルバー
ブラック×ラベンダーシルバーのパラパラブリーチです。
ブリーチ部分のすきまから見えるブラックが、シックでクールな雰囲気に見せてくれます。
大人クールで上品なヘアカラーが好きな人におすすめです。
ロング
《パラパラブリーチ》ブラック×レッド
ロングヘアに、ブラック×レッドのパラパラブリーチを合わせたスタイル。
赤みの少ないレッドブラウンを取り入れたデザインカラーで、ナチュラルでこなれた雰囲気に仕上がります。
落ち着きのある、おしゃれな雰囲気のヘアカラーを求める人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×イエロー
ブラック×イエローのパラパラブリーチです。
存在感あるイエローとブラックのコントラストが際立ち、モードでかっこいい雰囲気に仕上がります。
おしゃれでカジュアルな雰囲気が好きな人におすすめです。
《パラパラブリーチ》ブラック×ミルクティーグレージュ
ブラック×ミルクティーグレージュのパラパラブリーチです。
落ち着きのあるそれぞれの色味がバランスよく、絶妙な雰囲気に仕髪がります。
上品でクールな雰囲気が好きな人におすすめです。
パラパラブリーチが似合う人の特徴2つ
個性的に見えるパラパラブリーチですが、実は初心者でも挑戦しやすいデザインカラーなんですよ。
ここからは、パラパラブリーチが似合う人の特徴を2つ紹介します。
《1》ダメージをできるだけ抑えたい人
「全体ブリーチを試してみたいけど、ダメージが不安」という人もいるでしょう。
パラパラブリーチは、髪全体ではなく表面のみをブリーチするため、ダメージを抑えながらおしゃれでデザイン性のある髪色を楽しめます。
パラパラブリーチをしたあとに「全体ブリーチを楽しみたい」と思うなら、次はフルブリーチに挑戦してみてもいいでしょう。
《2》ブリーチカラー初心者の人
「デザインカラー初心者の人」は、全体でなくパラパラブリーチのような部分ブリーチがおすすめです。
一度もブリーチカラーに挑戦したことがない人の場合「色落ちのスピード」「髪のダメージ」などのイメージが湧きづらいでしょう。
人によっては「色落ちが早い」「色落ち後の見た目が気になる」など、デメリットに感じることもあるでしょう。
パラパラブリーチのような部分ブリーチなら、少ない範囲のみのブリーチで済むため「色落ち」「ダメージ」へのストレスを比較的抑えられます。
オーダー前に知っておきたいパラパラブリーチの頼み方
パラパラブリーチは「色の組み合わせ」「ブリーチする範囲」によって仕上がりが異なります。
ここからは、オーダー前に知っておきたいパラパラブリーチの頼み方についてご紹介します。
《1》色の組み合わせを決める
事前に「ベースカラー」「パラパラブリーチ部分」の色の組み合わせを考えておきましょう。
それぞれのカラーがどのような組み合わせになるかによって、雰囲気は大きく変わります。
同色系同士 (例:濃いピンク×明るいピンク) | 統一感のあるなじみのいいデザインになる |
異なる色味×異なる明るさ (例:ブラック×明るいベージュ) | 明るさの差が際立ち、デザイン性が高くなる |
異なる色味×同じ明るさ (例:ブラック×ブルー) | デザイン性はあるがなじみやすい |
「明るさや色味の差が目立つほうが好き」なのか「派手すぎない統一感あるのカラーが好き」なのかによって、選ぶ色味は変わります。
仕上がりをイメージしたうえで、どのような色の組み合わせにするか大体決めておくと、失敗を避けられるでしょう。
《2》ブリーチする範囲を決める
パラパラブリーチをする範囲によって「ベースカラー」「表面のブリーチ部分」の見え方が大きく変わります。
ブリーチ面積が広いとベースカラーが隠れやすくなり、ブリーチした部分の印象が強くなるでしょう。
逆に、ブリーチ面積が狭いと、ブリーチのすきまからベースカラーが見えるため、明るさの差が目立つおしゃれなデザインに仕上がります。
「異なる2色の組み合わせを感じられるデザインが好き」なのか「ブリーチの主張が強いデザインが好き」なのかによってブリーチ範囲を決めると、理想の仕上がりに近づきやすくなりますよ。
おしゃれなパラパラブリーチでトレンドカラーを楽しもう♡
パラパラブリーチは、髪表面にブリーチカラーが散らばったような仕上がりになるのが特徴のデザインカラーです。
デザイン性の高いおしゃれな髪色のため「ワントンカラーに飽きた人」「イメチェンしてみたい人」におすすめです。
また、ダメージが抑えられることから「髪の傷みが気になる人」「デザインカラー初心者さん」でも挑戦しやすいでしょう。
トレンドのパラパラブリーチで、おしゃれな髪色を楽しんでくださいね。