フェイスラインをカバーして小顔効果を高めてくれる触覚ヘア。今回は、誰でも簡単に取り入れられる触覚ヘアの作り方を伝授します◎
肝となる前髪のカット・セット方法はもちろん、おすすめの触覚ヘアデザインも併せてご紹介。「トレンド顔になって垢抜けたい!」という人は必見ですよ♡
触覚ヘアってそもそもなに?
触覚ヘアとは、前髪と後ろ髪の間をつなげるように作ったサイドバングのこと。
フェイスラインを覆うようなデザインが特徴です。
「どこからどこまでが触覚」と明確に決まっているわけではありませんが、基本的にはこめかみ〜もみあげあたりの髪を触覚と呼ぶ場合がほとんど。
触覚ヘアの幅・毛量にも決まりはなく、顔の形やヘア全体とのバランスを見ながら作ります◎
最近は韓国のオルチャンヘアが流行していることもあり、“エギョモリ=(韓国語で触覚ヘア)”と呼ばれることも。
細かなデザインの違いはありますが、どちらも同じサイドバングを意味します。
触覚ヘアを作る3つのメリット
触覚ヘアの主なメリットは3つです。
顔まわりのサイドバングを工夫すれば、いつもの髪型もぐっと垢抜けた印象になりますよ!
《1》小顔効果がアップする
1つ目のメリットは、小顔効果アップを狙えること。
前髪と後ろ髪の間を触覚ヘアで繋ぐことで、フェイスラインを自然にカバーできます◎
毛先に柔らかな動きも出るので、顔まわりを無理矢理隠しているような不自然な仕上がりにはなりません。
ヘアアレンジは、前から見たときはもちろん、横や後ろからのシルエットも重要です。
触覚ヘアでサイドバングを作れば、360度どこから見ても可愛いスタイルが完成するでしょう!
《2》重めなカット・カラーでも軽さを出せる
2つ目のメリットは、重めなカット・カラーでも軽さを出せること。
切りっぱなしや暗髪などは、場合によって重たく地味な印象になってしまうことがあります。
そんなときにも、触覚ヘアは大活躍!
サイドバングを短くカットすることで、顔まわりが一気に明るく華やかに見えます♡
ボリューム感のあるヘアスタイルにしたいときは、触覚ヘアで軽さを出してバランスを取るのがおすすめですよ◎
《3》こなれ感をプラスできる
3つ目のメリットは、こなれ感をプラスできること。
「触覚ヘアはダサい」といわれることもあるようですが、透け感のある柔らかいサイドバングにすることでヘア全体に自然なこなれ感・抜け感がプラスされます。
軽めの毛先は動きを出しやすい利点もあるので、コテで巻いてニュアンスを変えてみたり、スタイリング剤で束感を足したり、いろいろな楽しみ方ができるでしょう。
「いつもの髪型がマンネリ化してきているな」というときにもおすすめです♡
【前髪あり・なし】触覚ヘアの作り方
ここからは、触覚ヘアの作り方を解説していきます。
前髪ありverと前髪なしverに分けて紹介しているので、ご自身の髪型に合わせて参考にしてくださいね◎
《前髪あり》触覚ヘアの作り方
前髪ありの場合は、前髪と後ろ髪の隙間を埋める形で触覚を作っていきます。
《前髪あり》触覚ヘアのポイント
- 前髪と後ろ髪の間に段差ができないようにする
- 地肌が透けて見えないようにする
- 触覚の長さは前髪・後ろ髪とのバランスを考えて決める
段差ができないようにデザインするのがポイントです。
触覚部分が自然に馴染まないと、顔が余計に大きく見えたり、横顔のラインが崩れてしまったりする場合があります。
触覚の量は、多すぎても少なすぎてもNG。
地肌が若干透けて見えるくらいにしておけば顔周りが不自然に膨張することもありませんし、隙間ができて髪が薄く見える心配もありません。
触覚の長さは、前髪・後ろ髪のデザインに合わせてバランスを取ることが大切です。
上手にデザインできない場合は、顎のラインに揃えて長さをカットすると、比較的どんな髪型にもマッチしやすいでしょう。
カット方法
- 前髪〜もみあげまでの髪をコームでとかす。
- こめかみ〜もみあげの毛束を取り、指で押さえながらまっすぐ伸ばす。
- 顎より少し長めにカットする。
このとき、ハサミはまっすぐ横向きに入れてOK。 - 再び毛流れを整えて、今度は毛先が斜めになるようにカットしていく。
顔の内側から外側に向かって長くなるように切るのがコツ。 - ハサミを縦に持ち替えて、毛先に軽くレイヤーを入れる。
- 前髪と後ろ髪をおろし、全体のバランスを見ながら微調整を加える。
前髪と触覚部分が自然につながっていれば、完了。
ヘアセット方法
- コテを盾に持ち、頬の横あたりから挟み込む。
- 外巻きをしながら、毛先までゆっくり熱を通す。
- コテを外し、髪の毛が冷めるまで少し放置する。
- 熱が消えたらコームを通し、毛流れを整える。
- バームoオイルを毛先に少量馴染ませ、自然な束感をプラスする。
《前髪なし》触覚ヘアの作り方
前髪なしの触覚は、センターからもみあげまでの髪を使って作ります。
前髪がないぶん毛量・長さを自由に決められるので、より幅広いデザインの触覚ヘアを楽しめるでしょう◎
《前髪なし》触覚ヘアのポイント
- 毛量・長さは自由に決めて良い
- 好きな分目から触覚を作る
デザインに迷った場合は、髪をまとめたときに顔にかかる長さでカットしておくのがおすすめです。
顎のラインに沿って切ると、触覚の毛先が自然とフェイスラインを隠してくれます。
短い触覚を作る勇気がない人は、後ろ髪と長さを変えずに毛量だけ調節するのもOK!
毛先に透け感を持たせるだけで、長めのサイドバングも重く見えにくいですよ。
触覚前髪の分け目は、センターパートでも七三分けでも大丈夫です。
つむじの位置と毛流れに合わせて、分け目を作りましょう。
カット方法
- センターからもみあげまでの髪をコームでとかす。
- 好きな場所で分け目を作り、片方のサイドバングはピンで留めておく。
- 顎より少し長めにカットする。
このとき、ハサミはまっすぐ横向きに入れてOK。 - 再び毛流れを整えて、今度は頬骨のあたりから毛先に向かって斜めにカットしていく。
顔の外側にいくにつれて長くなるように切るのがコツ。 - ハサミを縦に持ち替えて、毛先に軽くレイヤーを入れる。
- 反対側のサイドバングも同じ要領で作っていく。
- 後ろ髪をおろして全体のバランスを整えたら完成。
ヘアセット方法
- トップの髪の毛を持ち上げて、コテで軽く熱を当てる。
根本がふんわりと立ち上がるように、100度前後の低い温度で巻くのがコツ。 - 毛流れに沿うようにして、触覚にカールをつけていく。
- コテを盾に持ち、中間に熱を当てる。
そのままゆっくりスライドさせ、緩めの縦巻きカールを作る。 - 毛先まで巻きおえたら、一度コテを外す。
熱が冷める前に毛束を指で摘み、頬骨の横にくびれができるよう数十秒間押さえておく。 - 熱が消えたら、コームでとかし、カールの状態をチェックする。
- バームoオイルを毛先に少量馴染ませ、自然な束感をプラスする。
【前髪スタイル別】触覚ヘアのおすすめデザイン12選
ここからは、触覚ヘアのおすすめデザインを前髪あり・なしに分けてご紹介します◎
ショート〜ロングまで幅広いスタイルをピックアップしているので、ご自身の髪の長さやお好みに合わせてチェックしてくださいね!
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×マッシュショート
丸みとくびれのバランスが絶妙なマッシュショートは、顔まわりに小さなレイヤーで触覚ヘアを作るのがおすすめ。
「ショート=顔が大きく見えそう」と不安な人もいるかもしれませんが、触覚ヘアを組み合わせたマッシュショートなら大丈夫です◎
気になるフェイスラインを自然にカバーしてくれますよ!
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×韓国風タンバルモリ
韓国風タンバルモリは、厚めのサイドバングでボリューム感たっぷりに仕上げるのがポイントです◎
コテで大きめのCカールを仕込むと、顔の余白をさりげなくカバーできます。
シースルーバングと合わせれば、より韓国っぽさがアップするでしょう♡
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×お団子ヘア(シニヨン)
清楚なお団子ヘアは、控えめな触覚ヘアですっきりまとめましょう!
毛量は控えめかつ長めにカットするのがポイントです。
毛先にオイルで束感を出すと、上品で可憐な印象の顔まわりに仕上がりますよ♡
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×くびれヘア
触覚ヘアはトレンドのくびれ巻きとも相性が良いです。
前髪と後ろ髪を繋ぐようにカットすると、統一感のある自然な仕上がりになります。
コテでくびれを作ったときに、触覚の毛先がしっかり馴染む長さにしておくのもポイントですよ!
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×ミディアムウルフ
ウルフカットと合わせる場合は、レイヤー感の強い触覚ヘアにアレンジするのがGOOD!
顔の外側に向かって長くなるようにカットすると、毛先に動きを出しやすくなります。
ヘア全体の軽さや透け感に合わせて、前髪やサイドバングも薄めにするのがおすすめです◎
前髪あり×触覚ヘアのおすすめデザイン×レイヤーロング
エアリーなシルエットのレイヤーロングは、高校生も挑戦しやすいスタイルです。
透け感のあるナチュラルな触覚ヘアを合わせるのがポイント!
少し長めに残しておけば、ポニーテールや団子などアップヘアにしたときもフェイスラインをカバーしやすいです◎
触覚部分の毛先だけ軽くカールして、ほんのりガーリーに仕上げても良いですね♡
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×ハンサムショート
ハンサムショートには、もみあげに作った控えめな触覚ヘアを合わせるのがおすすめ♡
中性的なかっこよさを残しつつも、柔らかで優しい印象に仕上がります。
部活をしている中学生や高校生にもぴったりのスタイルです!
長めのセンターパートはコテでニュアンスカールを加えながら、サイドバングにつなげましょう!
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×ワンレンボブ
切りっぱなしのラインが印象的なワンレンボブ。
顔まわりの触覚ヘアを作ることで、ヘア全体に自然な軽さをプラスできます◎
サイドバングも後ろ髪もあえて巻かず、ストレートアレンジでツヤ感たっぷりに仕上げるのがおすすめですよ♡
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×ハーフアップ
前髪なし×触覚ヘアのハーフアップは、もみあげの後ろからざっくりまとめるのがポイント!
顔まわりのサイドバングはしっかり残して、フェイスラインがむき出しになるのを防ぎましょう◎
触覚部分はトップの根元を立ち上げながら輪郭に沿ってウェーブさせると、頬の余白をさりげなくカバーできますよ。
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×かき上げバング
色気たっぷりのかき上げバングは、レイヤーカットを仕込んだ触覚ヘアと相性が良いです。
触覚部分を少し広めに設定しておくと、ボリューム感のある後ろ髪とも馴染みやすくなります◎
頬のあたりにくびれを作るようにコテ巻きして、小顔効果を狙うのも忘れずに♡
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×韓国風ヨシンモリ
ゴージャスで大人っぽい雰囲気に仕上がる韓国風ヨシンモリ。
触覚部分も一緒に外巻きさせることで、顔まわりに大きなカールが生まれ、ぐっと華やかに見えるでしょう♡
ほんのりレイヤーを入れておくと横から見たときに適度な透け感が出て、アンニュイな色気がアップしますよ!
前髪なし×触覚ヘアのおすすめデザイン×ポニーテール
定番のポニーテールを一気に垢抜けさせてくれる触覚ヘア!
コテで自然なニュアンスカールを仕込むと、触覚部分がよりフェイスラインにフィットしやすくなりますよ◎
正面のシルエットはもちろん、横から見たときのラインも綺麗です♡
触覚ヘアをマスターして目指せ小顔美人♡
顔まわりの自然な毛流れを活かして、輪郭補正や小顔効果が狙える触覚ヘア。
取り入れるだけで、普段の髪型がぐっと垢抜けて見えます◎
美容室へ行く際は、ぜひ自分に合った触覚ヘアをオーダーしてみてくださいね!