バレイヤージュって?ハイライトと何が違うの?種類豊富なデザインを色別にご紹介
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    バレイヤージュって?ハイライトと何が違うの?種類豊富なデザインを色別にご紹介

    欧米のヘアスタイルに注目が集まり、人気が急上昇した「バレイヤージュ」。バレイヤージュっておしゃれだけど、失敗したって声を耳にすることも……そもそもバレイヤージュってよく聞くけどハイライトとは何が違うの?意外とどんなカラーなのかはっきりわからない人も多いバレイヤージュを深堀りしていきましょう!

    ※安全のため事前にパッチテストを行ってください。
    ※効果には個人差があります。髪質や髪の履歴などによって、希望のヘアカラーにならない可能性があります。担当の美容師と相談のうえ、髪色を決めることをおすすめします。

    バレイヤージュとは?

    「バレイヤージュ」とは、”ほうきで掃く”という意味のフランス語の由来通り、ほうきの掃き跡のように明るいカラーを入れるヘアデザインのことです。

    バレイヤージュの特徴は、ベースの髪色にハイライトをなじませながら、トップから毛先に向けて広がるようにグラデーションさせること。

    部分的にハイトーンにすることで、髪全体に立体感が生まれます。

    また、トップに明暗差を作るデザインで白髪が目立ちにくく、似合わせによって世代や性別を問わず取り入れやすいカラーデザインともいわれています。

    バレイヤージュはいくつか種類がありますが、最もスタンダードなのは、毛先を明るいトーンにして、薄くとった毛束にV字のようにぼかしながら作るデザインのようです。

    よくある間違いとして、「バイヤレージュ」ではなく「バレイヤージュ」なのでご注意。

    バレイヤージュとハイライトの違いは?

    バレイヤージュと検索すると、よく一緒に出てくるハイライト。違いがイマイチわからないから、サロンでのオーダーの仕方に悩んでしまいますよね。ではどんな違いがあるのか深堀りしてみましょう。

    バレイヤージュ一例

    バレイヤージュはグラデーションにするのでハイトーン部分が多くハイライトよりも華やかな印象に。グラデーションカラーとハイライトを組み合わせた仕上がりで、トップまでエアリー感があります。ハイライトよりも透明感がでるのもポイントのひとつ。

    ハイライト一例

    一方ハイライトは、ベースよりもハイトーンのカラーを部分的にスジっぽく入れます。毛先にも暗い部分があり、立体的な仕上がりに。黒髪でも明暗差をつけることで、落ち着いた印象のままで垢抜けもできます。

    つまり、バレイヤージュとハイライトの大きな違いは、毛先全部が明るいか明るくないか。似ているようで、仕上がりの華やかさ大きく異なるのです。

    ・華やかにしたいけど全頭カラーは避けたい人や、エアリー感が欲しい人。立体感だけでなく透明感も欲しい人はバレイヤージュ

    ・オフィスで明るすぎるヘアカラーができない人や、髪へのダメージをなるべく抑えたい人はハイトーンを入れる範囲の少ないハイライト

    がおすすめです。

    バレイヤージュのメリット3つ

    ハイライトとの違いがわかったところで、バレイヤージュのメリットを3つ紹介します。

    ラフなスタイリングでもクールにキマる

    バレイヤージュは高いデザイン性がありヘアアレンジしなくてもおしゃれにキマります◎

    ひとつに結ぶだけのような簡単なアレンジでも地味見えせず華やかさアップ。パーマや軽くコテで巻くなどエアリー感をだすアレンジとの相性もばっちりなんですよ。

    髪に自然な立体感が生まれて若々しく見える

    髪は年齢を重ねるごとに細くなったり、コシが弱くなったりすることがあります。単色で陰影のないヘアカラーをするとボリューム感のないペタンとした雰囲気になることも。

    バレイヤージュならグラデーション+ハイライトで立体感がでるので、髪のボリューム感を演出できます。

    髪が伸びても目立ちにくく、長く楽しめる

    ハイトーンのカラーは根元から部分的かつグラデーションで入れるため、伸びてきたときこまめにリタッチしなくても目立ちにくいのがバレイヤージュのいいところ◎

    色味が抜けてきたらベースはそのままで、色味だけを入れて3~4ヶ月デザインを楽しむこともできます。

    代表的なバレイヤージュの種類

    ラインハイライトバレイヤージュ

    ラインという名前の通りハイライトのスジ感を強調させる、メリハリのあるバレイヤージュです。

    ハイトーンの色味次第で、パキッとコントラストをきかした仕上がりにすることもできますよ。

    シャドールーツ

    シャドールーツとは、1度フルブリーチして全体のトーンを明るくしてから、根元を中心に暗くカラーリングし、自然な陰影を作るカラーデザインのこと。

    フルブリーチしているので、全体的に透明感を出しやすいのがメリット。

    エアタッチバレイヤージュ

    エアタッチバレイヤージュとは、毛束にドライヤーの風をあて短い毛を飛ばし、残った長い毛をハイトーンにするカラー技法のこと。

    髪全体のうちハイライトにする割合が少ないので、かなり明るく染めたとしてもナチュラルで繊細な仕上がりになります。

    バレイヤージュで失敗しないためのポイント

    バレイヤージュは欧米でよく使われ、日本でも人気になったけれど日本人の一般的な髪質で施術するには高いテクニックが必要になります。

    バレイヤージュの経験が少ない美容師が行うと、修復の難しい失敗をされるケースも少なくないよう……

    失敗しないためにオーダーのポイントを見ていきましょう!

    施術前に仕上がりイメージを共有する

    トップに向かって細くなるように入るはずのハイライトがメッシュのように太くなっているバレイヤージュにありがちな失敗パターン。

    ハイライト部分がメッシュのように太くなるのは、ハイライトやメッシュに、明確な太さの基準がないから起きてしまうといわれています。

    バレイヤージュはハイライトの入り方でイメージが大きく変わるので、太すぎると古臭い印象になってしまうことも。施術前にハイライトの太さのイメージを共有しましょう。

    毛先がグリーンぽくなってしまっている失敗パターンは、今までの髪の履歴で色味が残っている場合に起こることがあります。

    施術前のカウンセリング時には、縮毛矯正やブリーチなど、髪の履歴を正確に伝えましょう。

    デザイン系カラーの経験が豊富な美容師にお任せする

    洗練されたバレイヤージュを作るには、繊細なブラシ使いと髪質に合った薬剤選定がキーポイント。バレイヤージュはハイトーンカラーを入れる位置・量・太さでイメージが大幅に変わります。1人ひとりのヘアスタイルや顔立ち、骨格など複合的な要素を考えてデザインをコントロールする必要があります。

    また、ハイトーンカラーはブリーチの技術が肝とも言われています。うまくぼかしながら脱色しないと、色抜けが甘いところは色味を入れてもムラになるので仕上がりが残念なことに……

    美容師の経験やセンスがバレイヤージュを成功させるための重要なポイントになるので、理想のスタイルを得意としている美容師に任せるのが◎

    料金だけで選ぶのではなく、施術写真をチェックしたり実際に施術を受けた人の口コミや評価も見たりして美容師を探すのがおすすめです。

    ミニモアプリなら事前にイメージ共有ができて安心!

    サロンスタッフ直接予約サービス「ミニモ」は、アプリ版なら「メッセージ機能」を使って、担当の美容師に「なりたいイメージ写真」を送ることができます。
    さらに、ミニモは”サロン単位”ではなく”サロンスタッフ単位”で掲載されているので、担当者の口コミ・評価やスナップフォトが見られるので安心です。担当者の掲載ページから口コミ・評価をチェックしてみてくださいね。

    色別・バレイヤージュカラーのカタログ

    暖色系カラー

    ホワイトピンク×バレイヤージュ

    ほんのりピンクで甘すぎないホワイトピンクのバレイヤージュ。

    ピンクと聞くと奇抜な印象を持つかもしれませが、淡いホワイトピンクなら大人っぽい雰囲気になります。

    ストレートロングもホワイトピンクのバレイヤージュなら、透明感のある柔らかい色合いで重たく見えませんよね◎

    レッドピンク×バレイヤージュ

    個性を出したいならレッドピンクのバレイヤージュは、周囲の注目を集められそう。

    日本人の髪質は赤みが強いので暖色系のヘアカラーと好相性です。レッド系は選ぶトーンや色の濃さで印象が大きく変わります。なりたいイメージの写真を美容師と共有しながら相談してみてくださいね。

    寒色系カラー

    シルバー×バレイヤージュ

    ブリーチ2回で作るシルバーのバレイヤージュは、かっこよくクールにキマリます。

    ベースが暗めでもシルバーのバレイヤージュで立体感があり、コントラストもでるので抜け感があっておしゃれ◎

    ラベンダー×バレイヤージュ

    個性あふれるラベンダーのバレイヤージュはパンキッシュな印象に。

    ラベンダーカラーは個人差がありますが、色落ち過程も楽しめると人気のカラーです。ブリーチの回数にも左右されますが、2回ブリーチのあとにいれた場合の色落ちはシルバーっぽくなるようですよ。

    明るさ別・バレイヤージュカラーのカタログ

    暗め×バレイヤージュカラー

    ブリーチなしで作るバレイヤージュは、柔らかな質感で落ち着いているのに奥行きがでます。

    コントラストをおさえたナチュラルな仕上がりなので、オフィスで派手にできない人やバレイヤージュ初挑戦でも取り入れやすいカラーです。

    明るめ×バレイヤージュ

    華やかなカラーにしたい人におすすめの明るめバレイヤージュ。

    明るめにすると気になるのがブリーチによる髪へのダメージですよね。バレイヤージュは部分的なブリーチで作り上げていくので、フルブリーチよりもダメージを軽減できます。

    レングス別・バレイヤージュカラーのカタログ

    ショート×バレイヤージュ

    バレイヤージュはロングヘアでウェーブのイメージが多いですが、実はショートヘアとの相性もいいんですよ。

    肌なじみのいいグレージュで垢抜けしながら、明暗差で立体感が出せるので大人女性にもおすすめです。

    ショートボブ×バレイヤージュ

    切りそろえたショートボブに合わせたバレイヤージュ。

    ボブはカラーに次第で重たい印象になることもありますが、バレイヤージュを取り入れるとフワッと軽い雰囲気になります。

    ミディアム×バレイヤージュ

    圧倒的な透明感のホワイトベージュと掛け合わせたミディアムヘアのバレイヤージュ。

    ボリュームあるヘアスタイルなのに奥行きあるバレイヤージュと、透け感たっぷりのホワイトベージュでふんわりと軽い印象になります。

    ロング×バレイヤージュ

    ロングウェーブのバレイヤージュはデザイン性が際立つので相性が抜群!バレイヤージュの王道スタイルです。

    つやつやの透明感のあるミルクティベージュで、海外セレブのようにゴージャス◎

    初めてのバレイヤージュFAQ

    バレイヤージュにした髪が伸びてきたら?

    バレイヤージュはグラデーションしながら根元に明るいところと暗いところがあり、境界線が曖昧でぼやけていています。地毛が伸びてきてもくっきりと色の差が出にくいので長くデザインを楽しめます。

    色落ちしたときは、デザインを残したまま色味を足すだけでもOK!色味を変えれば雰囲気をガラッと変えられます。

    また、バレイヤージュを部分的に足していくこともできます。

    ブリーチなしでもバレイヤージュはできる?

    もちろんブリーチなしでもバレイヤージュは楽しめます。

    しかしブリーチなしでは明るくするのに限界があるため、イメージした仕上がりに叶えるにはブリーチが必須なことも。イメージ写真などを共有しながらしっかりカウンセリングを受けるのがベターです。

    白髪を目立たせたくないときにバレイヤージュが良いって本当?

    バレイヤージュは根元に明暗があるので、白髪が目立つのではなくハイライトのデザインとして活かせます!

    「染めなきゃいけない」と急いで染め直しにいかなくても、白髪がヘアスタイルに溶け込むので気になりにくくなります。

    筆者は白髪がコンプレックスで悩んでいましたが、ハイライトを数か月ごとに行いヘアスタイルを育ててバレイヤージュにしました。
    根元が伸びてきても白髪がデザインの一部になるので白髪があることを忘れてしまうほど目立ちにくいですよ。

    おしゃ見えバレイヤージュを楽しもう!

    レングスや色味、バレイヤージュを入れる範囲などで雰囲気が大きく変わる「バレイヤージュ」。

    高いデザイン性でおしゃれに見えるバレイヤージュが気になっていた人は、ぜひ思い切って挑戦してみませんか?

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    text bymegu

    minimo room公式ライター|コンプレックスだった白髪を活かすためハイライトやバレイヤージュ、フェイスフレーミングなどさまざまなヘアスタイルを楽しんでいます。

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