髪自体への刺激が弱いオーガニックカラーは、カラー時の髪ダメージを抑えてくれるので「せっかくなら髪に優しいカラー剤を使いたい!」という人におすすめです。
オーガニクカラーは暗い髪色だけでなくカラーバリエーションが豊富なので、おしゃれ染めだけでなく白髪染めや透明感のある髪色に染めることもでき、おしゃれの幅が広がりますよ。
いま美容師さんの注目するオーガニックカラー「N.カラー」についてもご紹介していますので、ぜひ、あなたにぴったりのカラースタイルを見つけてみてくださいね。
※カタログは一例で、髪質や髪色によって染まり方は個人差があります。
※なりたい色味に近づけるためには、担当美容師と相談のうえ、髪色を決めることをおすすめします。
※安全のためヘアカラー実施前にパッチテストを行ってください。
髪に優しい?オーガニックカラーとは
「なんとなく髪に優しそう」とイメージを持っている人も少なくないかもしれませんが、そもそもオーガニックカラーとは一体どのようなカラーなのでしょうか?
オーガニックカラーとは、一般的に天然由来の成分エキスを配合したカラー剤を指しますが、細かい指定はカラー剤のメーカーによって異なる場合があります。
- 「シリコンを使用していない」
- 「動物由来の成分を使用していない」
- 「頭皮への刺激や臭いが少ない」
- 「白髪でも発色が良い」
このような特徴があることから、実際に使われるカラー剤を確認したうえで、あなたの好みや目的に合っているかどうかを美容師さんに確認してみることをおすすめします。
オーガニックカラーのメリットは、何より一般的なカラー剤と較べて髪ダメージが少ないことがあげられます。
そのため「ブリーチをしてから髪を染めたい」という人の中には、少しでも髪ダメージを抑えるため、オーガニックカラーを選ぶ人も少なくないようです。
さらに、オーガニックカラーにはオイルを配合しているカラー剤が多く、髪に艶感を出してくれます。
頭皮や髪に優しいだけでなく、髪の艶感を引き出してくれるのは嬉しいですよね。
オーガニックカラーの定義
オーガニック(有機)の定義として、一般的には、農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農産物や農法を指します。
ただし、日本では有機栽培で作られた植物の成分が少しでも入っていれば「オーガニック」と定義されることが多いようです。
オーガニックカラーについても、必ずしも100%天然成分のカラー剤というわけではないことがほとんどなのでご注意。
注目のオーガニックカラー「N.カラー」って?
ヘアケア製品の総合メーカー「ナプラ」が開発したカラー剤「N.カラー(エヌドットカラー)」は、いま多くの美容師さんもおすすめする人気のオーガニックカラーの1つ。
N.カラーといえば、オーガニックカラーのなかでも色の彩度が高く、シングルカラー(ブリーチなし)でも美しい色味を楽しむことができるのが最大の魅力です。
ブラウン系の他、アッシュ系カラーやピンク系、バイオレットなど、幅広いカラーバリエーションがラインナップされているので、おしゃれの幅が広がりますよ。
さらに、カラー剤にはシアバターなどの油分が配合されているので、艶感たっぷりの仕上がりが期待できます。
髪に優しいオーガニックカラーで高発色・高彩度の髪色を楽しみたい人は、ぜひ「N.カラー」をチェックしてみてくださいね。
オーガニックカラーがおすすめな人
- カラー剤が頭皮に沁みやすい方
- カラーを繰り返していて、髪へのダメージが気になる方
- ナチュラルな仕上がりにしたい方
- 出来るだけ自然由来のものにこだわりたい方
最近では、主に食べ物や日用品でオーガニック志向の人が増えてきている流れで「カラー剤もオーガニックが気になる!」とオーガニックカラーを選ぶ人もいるようです。
ただし、上記には個人差があり、効果が保障されているものではありません。
カラー剤のアレルギー反応など、体への影響が気になる方は、必ず事前に美容師さんへご相談ください。
【色見本】オーガニックカラーを使った髪色6選
オーガニックカラーを使ったおすすめのヘアカタログを紹介します。
カラーバリエーション豊富なオーガニックカラーのなかから、あなたにぴったりの髪色を探してみてくださいね。
オーガニックカラーの人気色
オーガニックカラー×アッシュ系
オーガニックカラーではアッシュ系カラーを再現することができます。
赤みを抑えてくれるくすんだアッシュカラーは、髪の透明感を引き出してくれると色として人気があります。
オーガニックカラー×グレージュ系
グレージュは、グレーとベージュの良いとこどりカラー。
赤みを抑え、ベージュの温かみをプラスしたグレージュカラーは、透明感があり人気のカラーです。
オーガニックカラーではグレージュ系カラーもできるので、ブリーチで髪を傷めたくない人にもおすすめです。
オーガニックカラー×ブラウン系
オーガニックカラーではブラウン系のカラーもあります。
ブラウンカラーは色味も入りやすく、ナチュラルな仕上がりにしてくれる定番カラーです。
オーガニックカラーによって艶感もアップするので、透明感カラーにしたい方にもおすすめです。
オーガニックカラー×ミルクティー
人気急上昇中のミルクティー系ベージュはオーガニックカラーでも再現できます。
ベージュ系でミルクティーのようなクリーミーな色味が特徴で、柔らかいふんわりとした印象を与えてくれます。
お顔の印象も明るくしてくれるので印象アップすること間違いなしの髪色です。
オーガニックカラー×黒染め(白髪染め)
オーガニックカラーは白髪染めにも対応してるのがポイント。
通常の白髪染めと色持ちも変わらず、オーガニックなので頭皮にも優しいのが嬉しいですね。
綺麗に色も入るので、繰り返しがちなカラーで髪のダメージが気になる方におすすめです。
オーガニックカラー×ピンク
顔の印象を可愛らしくしてくれるピンクカラー。
ピンクはオーガニックカラーでも人気のあるカラーです。
オーガニックで髪本来の美しさをキープしたまま、艶感のあるピンクに仕上げることが可能です。
色味も入りやすく、ブリーチなしでも可愛いです。
オーガニックカラー×オリーブ
N.ルフレカラーのシリーズから「オリーブ系カラー」をチョイス。
髪の艶感を倍増させてくれるオリーブカラーは、レングスやヘアスタイルを問わない人気の色味です。
透け感カラーがトレンドの昨今、ぜひ試してみたい髪色です。
【色見本】人気ヘアスタイルとオーガニックカラーの髪型17選
ここからは、ヘアスタイルと組み合わせてオーガニックカラーの色見本を紹介します。
アッシュ系
オーガニックアッシュ×セミロング
ナプラの開発したオーガニックカラー剤「N.カラー」を使ったアッシュ系カラーは、透明感抜群の色味に仕上がります。
ゆる巻きセミロングと組み合わせることで、可愛らしい印象が作れますよ。
オーガニックアッシュグレージュ×ミディアム
アッシュのくすみ感とグレージュの組み合わせがとてもおしゃれなアッシュグレージュ。
オーガニックカラーだと髪に優しくしっかり色も入るので、ダメージが気になるに方もおすすめ。
オーガニックオリーブアッシュ×ミディアム
N.カラーを使ったオリーブアッシュ系のカラー。
アッシュが加わることで、パサつかず艶感のある色味を楽しむことができます。
寒色系のオリーブが落ち着いた雰囲気を演出してくれますよ。
グレージュ系
オーガニックグレージュ×ロング
グレージュカラーはベージュの暖かい色味がポイント。
秋を先取りでき、季節感も感じさせてくれるカラーです。
ミディアム〜ロングの巻きスタイルが合い、ニットなどの秋服とも相性抜群ですね。
オーガニックカーキグレージュ×外ハネボブ
カーキグレージュはカーキの緑感が周りと差別化してくれるおしゃれカラー。
オーガニックカラーにすることで、艶感がアップしてこなれヘアになれます!
外ハネボブもカーキの透明感を際立たせてくれるので、ぴったりな組み合わせです。
オーガニックラテグレージュ×ふわミディアム
ラテグレージュは、グレージュにブラウンがのったラテのようなカラー。上品で可愛らしい雰囲気に仕上がります。
ふんわりとしたミディアムヘアに、オーガニックのラテグレージュはお嬢様のような可愛い雰囲気に。
ブラウン系
オーガニックピンクブラウン×ミディアム
N.カラーを使ったピンクブラウン系カラーは馴染みのある仕上がりになります。
こっくり深みのあるピンクブラウンカラーは、ほんのりピンクが可愛い雰囲気を作れますよ。
あまり髪色を派手にしたくないけど垢抜けたい!という方にもおすすめです。
オーガニックモカブラウン×ストレート
N.カラー使ったモカブラウンは、ブラウン系カラーの中でも落ち着いた髪色に仕上がります。
大人っぽい魅力を引き出してくれる色味なので、幅広い世代におすすめです。
毛先に動きをつけた髪型とも相性抜群です。
オーガニックオリーブブラウン×ゆる巻きヘア
ブラウンにオリーブのくすみ感を合わせたオリーブブラウンは、おしゃれ度抜群のカラーです。
ショートからロングまで幅広い髪型に合わせやすく、誰でも取り入れやすいのがポイント。
さりげない垢抜けを叶えたい人におすすめです。
ミルクティーベージュ系
オーガニックミルクティーベージュ
ミルクティーベージュは柔らかい印象が特徴でガーリーにもフェミニンにも似合うキュートな色味です。
ヨシンモリや巻き髪との相性がよく、明るく垢抜けた印象に早変わりできますよ。
黒染め系
オーガニック黒染めカラー×ストレート
オーガニックカラーの黒染めは、髪に優しくナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。
ストレートだと艶感も出るので、不自然な黒染め感が出ないのが嬉しいポイント。
退色もきれいなので色落ち後も計算しながらカラーしてみましょう。
オーガニック白髪染め
オーガニックカラーは白髪染めにも対応しています。
繰り返しのカラーで髪へのダメージが気になる方は、オーガニックカラーでの白髪染めがおすすめ。
艶感もあり色持ちも良いので、髪に優しい白髪染めをしたい方はぜひ取り入れてみてくださいね。
ブルーブラック×ボブスタイル
黒は重たすぎる…という方におすすめしたいのがブルーブラック。暗髪だけど重くなりすぎず、青みが透明感と垢抜けを演出してくれます。
ハイトーンベースにN.カラーを使って染めたこちらのモデルさんは、とても綺麗な髪色ですね。
オーガニックカラー×インナーカラー
オーガニックカラーで全体を染め、インナー部分をマニキュアで染めた髪型。
髪ダメージを最小限に抑えながらデザインカラーを楽しみたい人にはもってこいの組み合わせです。
ピンク系
オーガニックピンク×ストレート
オーガニックカラーの中でも人気なピンクカラーは、ダメージレスで艶もある可愛いらしい色味です。
ピンクの赤みが顔の印象も明るくしてくれるうえに、いまっぽさがアップするので、トレンドの「天使の羽バング」やシースルーバングとの相性抜群です。
ピンクベージュ×ゆるふわミディアム
ピンクの甘さとベージュの柔らかさがマッチするピンクベージュカラー。
オーガニックカラーで発色良く、透明感のある仕上がりが叶います。
ベージュカラーに飽きてきた方も、ピンクをプラスしてトレンド感あるカラーにしてみましょう。
ヴァイオレットカラー×ロング
紫の印象が強いヴァイオレットカラーは、黄色みを消してくれて透明感を出してくれる人気カラー。
暖色系なので暗めでもカラーが入りやすく、馴染みやすいのが特徴です。
派手にしたくない方も、暗めのヴァイオレットカラーでトレンド感を演出しましょう。
【FAQ】オーガニックカラーに関する基礎知識について
オーガニックカラーとイルミナカラーの違いは?
ダメージレスなカラー剤として知られる「イルミナカラー」は、髪ダメージを抑えられるという点でオーガニックカラーと共通点はありますが、カラー剤としては別物です。
イルミナカラーはカラー剤の名称、オーガニックカラーは「天然由来の成分エキスを使ったカラー剤の総称」です。
イルミナカラーの特徴は以下の通り。
- 特殊な技術でブリーチなしでも明るいカラーができる
- キューティクルへのダメージが少ないのでツヤが出る
- 透明感のある髪色が叶う
オーガニックカラーは、天然由来のエキスを使用しているため髪や頭皮に優しいというところが特徴なので、その点で異なるものになります。
オーガニックカラーでハイトーンカラーにできる?
結論として、オーガニックカラーで再現できるトーン(明るさ)には限界があります。
ハイトーンに仕上げたいなら、ブリーチをしたうえでオーガニックカラーで染めるなら、明るくすることも可能です。
どうしてもブリーチによるハイダメージはありますが、髪を染めるときのダメージは多少抑えることができるはずです。
または「N.カラー」のように、オーガニックカラーのなかでも高発色のカラー剤を選ぶのもおすすめです。
オーガニックカラーの色持ちを長くするには?
オーガニックカラーは色落ちしやすいと思われがちですが、そんなことはありません。
髪の履歴や濃さにもよりますが、一般的なカラー剤と同じくらい色持ちするので、1ヶ月は綺麗な状態をキープできます。
色持ちを長くするには、毎日のヘアケアが大切です。
色落ちしにくいシャンプーを選んでみたり、お風呂後はしっかり髪を乾かして、寝るときの摩擦を減らすなどヘアケアに気をつけてみましょう!
色持ちを長くするコツはこちらの記事でも紹介しています。
根本が気になる方は1〜3ヶ月程度でメンテナンスするのがおすすめです。
色落ち後は一般的に、黄色味や赤みが出てくることが多いので、色落ち後のカラーを計算しながらチョイスすることもいいでしょう。
オーガニックカラーで白髪染めもできる?
オーガニックカラーではおしゃれ染めだけでなく白髪染めに対応しているカラー剤もあります。
オーガニックカラーならではのダメージレスや艶感を残しつつ、白髪染めも可能なのは嬉しいですよね。
白髪染めだと濃く染まりやすい人や、体質的に白髪染めのカラー剤が合わないというい人はオーガニックカラーを検討してみても良いかもしれません。
オーガニックカラーでおしゃれカラーを検討してみては?
髪ダメージを抑えることができるオーガニックカラーは、ナチュラルで艶のある発色が魅力。
カラー剤の色も種類豊富で、おしゃれ染めや白髪染めなど、幅広い用途に合わせて染めることができます。
どうしてもハイトーンとオーガニックは譲れない、という方はブリーチしてからオーガニックカラーという組み合わせも検討してみてください。
髪に優しいカラー剤で髪を染めたい人は、サロンなどでオーガニックカラーができるか相談してみてくださいね。