シャギーカットとはどんなスタイルか知っていますか?
聞いたことはあるけど「今流行っているの?」「レイヤーと何が違うの?」と、疑問に感じている人もいるでしょう。
この記事では、シャギーカットの目的やレイヤーカットとの違いなど、疑問に感じることをまとめて解説します!
きっと読み終わるころには、シャギーカットを試してみたくなるはず♡
軽い質感や動きのあるヘアスタイルが好きな人は、特に参考にしてくださいね。
シャギーカットとは
シャギーカットとは、毛先を軽くするために髪を削ぐように減らして、毛量調整するカット技法のこと。
90年代ごろの平成初期に流行ったカット技法といわれており、40代・50代・60代の女性は知っている方も多いでしょう。
これだけ聞くと「シャギーカットは昔のスタイルなの?」と感じられがちですが、今でも活用されています。
令和のシャギーは、レイヤーと組み合わせて活用することが多く、毛先の軽さや動きを表現するために使われることが多いです。
流行りのウルフカットやレイヤースタイルでも、毛先にはシャギーが取り入れられているんですよ。
レイヤーカットとの違い
「レイヤーカットとシャギーカットは同じ」と勘違いされますが、これは誤りです。
シャギーカットは毛先が先細りになるよう、毛量を調整するのがメイン。
一方でレイヤーカットは、髪の表面を短くカットし軽さのある形に変えるのが目的です。
たとえば、顔まわりにウルフのような短い髪を作りたい際は「レイヤー」が必要。
髪の長さを上下で変えることで、ウルフのような動きのあるシルエットを表現できます。
逆にボブのぱっつん感を和らげたいときは「シャギー」が必要です。
重いボブシルエットをキープしたまま、毛先だけマイルドな質感に整えられるんですよ。
シャギーカットのメリット3つ
シャギーカットは、令和のトレンドスタイルでも活用される技法です。
今も変わらず活用される理由は、シャギーにしか出せないメリットがあるから!
ここからは、シャギーカットの魅力的なメリットを3つ紹介します。
シャギーカットのメリット3つ
- 動きが出る
- エアリー感が出る
- こなれ感が出る
《1》動きが出る
シャギーカットで毛先に軽さを作ると、ゆるやかな動きを表現しやすくなります。
ぱっつん前髪に少しシャギーを入れれば、重いシルエットを活かしたまま、毛先は束感のある質感に仕上げることが可能に。
最近ではレイヤーやウルフなどの軽いスタイルと組み合わせ、動きのあるラフなスタイルを作ることも多いんですよ。
《2》エアリー感が出る
硬くて重い髪質の人のなかには、シルクのようなふんわりした髪に憧れる方もいるでしょう。
シャギーカットを活かせば、毛量が多い人や髪が硬い人でもエアリー感を表現できるんですよ。
また、猫っ毛で髪がぺたんとなりやすい人も、シャギーカットで重みを取ってあげればふんわりすることもあります。
《3》こなれ感が出る
ぱつっとしたカットラインもかわいいですが、シンプルすぎると感じる人もいるはず。
シャギーカットを取り入れれば、単調なシルエットにアクセントをプラスでき、こなれ感あるスタイルに仕上がります。
カールスタイルやラフ感のある雰囲気が好きな人には、特におすすめなポイントです。
【レングス別】シャギーカットを活かした髪型15選
シャギーカット×ショート
シャギーカット×ショートウルフ
ショートウルフに、たっぷりシャギーを入れたスタイルです。
派手髪との相性も良く、個性的でモードな雰囲気に♡
まわりからの注目を集めたい人に、おすすめです。
シャギーカット×束感ショート
丸みとくびれのメリハリが美しいショートスタイルです。
襟足には、シャギーカットで束感をプラス。
首元が細くすっきりと見え、大人なシルエットに仕上がります。
シャギーカット×ボブ
シャギーカット×ぱっつんボブレイヤー
ぷつっとしたカットラインのワンレンボブに、顔まわりレイヤーを入れた重軽スタイルです。
髪全体はワンレンボブ特有の重さを残し、顔まわりには軽さをプラス。
メリハリある質感が、今っぽい雰囲気に仕上がります♡
シャギーカット×外ハネボブディ
ボブとミディアムのレングスでカットし、顔まわり・毛先にたっぷりシャギーを入れたスタイルです。
重くなりがちなボブですが、軽いラフな質感に仕上がります。
色気のある大人な雰囲気が好きな人におすすめです。
シャギーカット×ボブウルフ
重めのボブに、顔まわりハイレイヤーを入れたスタイルです。
レイヤーを高めの位置で入れると個性的になりがちですが、レイヤーの範囲が狭いことで自然な雰囲気に。
顔まわりにアクセントが入り、おしゃれに仕上がります。
シャギーカット×ワンレンボブ
重めのボブに、毛先中心のシャギーカットを組み合わせたスタイルです。
前下がりのワンレンシルエットをキープしながら、毛先は自然な軽さを表現しています。
毛先を巻く人や、自然なシルエットが好きな人におすすめです。
シャギーカット×ミディアム
シャギーカット×ミディアムレイヤー
ナチュラルストレートのミディアムに、顔まわりレイヤーを組み合わせたスタイルです。
シンプルなスタイルに、レイヤー×シャギーを取り入れれば、こなれ感ある雰囲気に仕上がります。
長さを変えずにイメージを変えたい人に、おすすめです。
シャギーカット×外ハネウルフ
レッドヘアと外ハネウルフを組み合わせた、モードスタイルです。
毛先にはシャギーをプラスし、アンニュイな雰囲気に。
自分だけのスタイルを楽しみたい人におすすめです。
シャギーカット×ラフカールウルフ
ハイレイヤーのウルフスタイルと、たっぷりシャギーを組み合わせた髪型です。
アンニュイなカールをプラスすれば、よりモードな雰囲気に。
ロングスタイルに飽きた人や、個性派な髪型が好きな人におすすめです。
シャギーカット×セミロング・ロング
シャギーカット×ロングストレート
ロングストレートに、顔まわりレイヤーを入れたスタイルです。
顔まわりレイヤーの毛先中心にシャギーをいれ、アンニュイな雰囲気に。
ヘアアイロンでワンカール巻けば、より軽い質感を表現できます。
シャギーカット×ワンホンレイヤー
くびれ感ある、ワンホンレイヤースタイルです。
毛先にはやや控えめなシャギーを入れ、華やかな動きをプラス。
上品かつ優しげな雰囲気に仕上がります。
シャギーカット×ニュアンスレイヤー
ロングのウルフに、ニュアンスのあるカールを組み合わせたスタイルです。
ラフなカールと毛先のシャギーが、抜け感あるアンニュイな雰囲気に。
個性的かつモードな雰囲気が好きな人に、おすすめです。
シャギーカット×ストレートハイレイヤー
ストレートセミロングに、頬から入れたハイレイヤーがポイントのスタイルです。
動きが少なく一見シンプルな髪型ですが、顔まわりのレイヤーとシャギーがアクセントに。
ニュアンス感あるスタイルにしたい人に、おすすめです。
シャギーカット×前髪
シャギーカット×束感オン眉
オン眉にカットした前髪を、シャギーで束感ある質感に仕上げたスタイルです。
ナチュラルな雰囲気ですが、少し変化をつけることが可能に。
髪全体の雰囲気を変えず、前髪だけで印象を変えたい人におすすめです。
シャギーカット×アシメバング
前髪をアシメにカットし、ざくざく感ある質感に仕上げたスタイルです。
すきまができることで軽さを表現でき、カジュアルな見た目に。
ショートスタイルとの相性も良いですよ。
シャギーカットの失敗しない頼み方2選
シャギーは簡単そうに見えて、技術力が必要なカット方法です。
少し入れ方が違うだけで、スタイル全体のバランスが崩れる可能性もあるため、注意が必要なんですよ。
せっかくシャギーカットをするなら、おしゃれな髪型にしたいですよね。
ここからは、シャギーカットを失敗されないための頼み方を2つ紹介します。
シャギーカットの失敗しない頼み方2選
- スカスカにならないようオーダーする
- 動きがほしい部分とのメリハリをつける
《1》スカスカにならないようにオーダーする
シャギーカットは毛先を軽くする技術なので、やみくもに取り入れるとスカスカになってしまいます。
適度な軽さならおしゃれに見えても、スカスカになるまで軽くなると、ぱさつきや手入れされていない印象に見えることも。
動きをたくさん出したいからといって「たくさん入れてほしい」とオーダーするのは、避けましょう。
動きや軽さを表現したいなら、シャギーだけでなくレイヤーやパーマとの組み合わせがおすすめです。
《2》動きがほしい部分とのメリハリをつける
シャギーカットは、メリハリをつけて入れることも大切です。
「たくさん入れれば、髪全体がふんわりするんじゃないの?」と感じる人もいると思いますが、実は間違い。
シャギーカットは全体に入れすぎると、ボんやりした印象になってしまいます。
軽さがほしい部分にはたくさん入れ、ほかは控えるなどのメリハリをつけると、バランス良く仕上がるでしょう。
最近では、顔まわりや髪表面にシャギーを入れるメリハリスタイルが人気ですよ。
シャギーカットが似合う人の特徴3つ
シャギーカットは、軽さや動きが特徴のスタイルです。
似合う人を選ばないカット方法ですが、特に相性が良い人の特徴が3つあります。
ここからは、シャギーカットが似合う人の特徴を理由とともに紹介します。
シャギーカットが似合う人の特徴3つ
- 毛流れのあるスタイルが好きな人
- モードな雰囲気が好きな人
- 髪が重い・直毛の人
《1》毛流れのあるスタイルが好きな人
表面や毛先に動きのあるスタイルが好きな人は、シャギーカットとの相性が良い傾向です。
毛先中心に軽さができれば、髪をかきあげたときに毛流れが表現しやすくなるメリットがあります。
ストレートよりカールやパーマなどが好きな人は、シャギーカットが似合うでしょう。
逆に、ワンレングスやぱっつんボブが好きな人は、シャギーカットが苦手な可能性があるため要注意です。
《2》モードな雰囲気が好きな人
モードな雰囲気が好きな人は、シャギーカットの質感と相性が良いでしょう。
シャギーカットは入れ方次第で、まわりとはかぶらない独特な雰囲気に仕上げられます。
ウルフカットやハイトーンカラーなど個性的なスタイルと組み合わせれば、より独特な雰囲気に仕上がりますよ。
《3》髪が重い・直毛の人
髪が重い・直毛だと、動きがなくのっぺりした雰囲気になりませんか?
シャギーカットで軽さを取り入れれば、立体感やメリハリが加わりふんわり動きのある質感に仕上がります。
髪質のデメリットもカバーできるので、ヘアにコンプレックスを抱えている人にはおすすめです。
シャギーカットのよくある質問
シャギーカットになじみがないと、疑問や不安に感じることもありますよね。
ここからは、シャギーカットに関するよくある質問をまとめました。
シャギーカットにする際の参考にしてくださいね。
シャギーカットはウルフカットと何が違う?
シャギーカットはカット技法のことで、ウルフカットはスタイル名のことです。
シャギーカットは毛量調整が目的ですが、ウルフカットは形づくりが目的。
ちなみに、ウルフカットはレイヤーカットの一種なので切り方はほぼ同じなんですよ。
シャギーカットは昔流行った古いスタイル?
平成初期である90年代には、シャギーカットを用いたロングスタイルが流行りました。
しかし令和の髪型でも、シャギーカットは活用されています。
今と昔ではトレンドに合わせて形を変えているので、古く見えることはありません。
シャギーカット、今の言い方は?
シャギーカットは、今も昔も変わらず「シャギー」と表現します。
オーダー時に伝え方を悩んだら、シンプルに「毛先を軽くしてほしい」と伝えてみてください。
シャギーカットはレザー(カミソリ)で切る?
昔のシャギーカットは、レザーカットが主流でした。
しかし髪への負担や・髪が引っ張られる不快感があることから、今はハサミで行う人もいるようです。
シャギーカットとショートとの相性はどう?
シャギーカットは、ショートスタイルとの相性が良いです。
シャギーの軽い質感や動きのあるスタイルは、ショートにも必要な要素です。
立体感や動きのあるショートスタイルが好きなら、組み合わせてみても良いですね。
シャギーカットのやり方は?
レザーで行う場合は、シャギーを入れたい部分から毛先にかけ、小刻みに動かして軽くします。
すきバサミを使う場合は、シャギーを入れたい部分から毛先にかけ、ハサミを開閉しながら滑らして毛量を調整します。
シャギーカットでこなれ感あるおしゃれ髪にしよう
シャギーカットは昔のスタイルと思われがちですが、形を変えて今でも愛されるカット技法です。
レイヤーやショートスタイルとの相性も良く、軽さや動きを出すために使われるんですよ。
軽やかでエアリーな質感に仕上げたいなら、ぜひシャギーカットを取り入れてみてくださいね♡