「この髪色にするにはブリーチが必要です」と言われたことはありませんか?
ブリーチをすると、髪のにごりや茶色味がなくなるため、鮮やかな髪色を表現できます。
本記事ではブリーチ1回でできる髪色や、なりたい髪色に近づくためのオーダーのポイントをご紹介します。
ブリーチ1回でできる髪色とは
《定期更新》最新のブリーチ1回でできる髪色一覧
最新版のブリーチ1回でできる髪色一覧は定期更新しています。
ブリーチ1回でできる髪色とは
ブリーチを1回おこなうと、髪は14から16トーンぐらいまで明るくなります。
目安として「14トーンはまだオレンジっぽさを感じる明るさ」で「16トーンはほぼ赤味のないイエローに近い明るさ」です。
明るく薄い色味やホワイト系の髪色を表現するのは難しいですが「深みのある鮮やかな色味」は表現可能になります。
ブリーチの回数とできる髪色の関係
そもそも「なぜブリーチなしだとできない髪色があるのか」理由を知っていますか?
髪色によってブリーチが必要になる理由には、日本人が持つメラニン色素が大きく関係します。
日本人の髪には「メラニン」という黒髪の色素が多く含まれています。
元から髪に黒い色素が多い日本人は、カラーをのせても黒の影響が強く出て、色がにごりやすくなるのです。
ブリーチをすると、メラニン色素が破壊されるためにごりがなくなり、鮮やかな色味を再現可能になります。
さらにブリーチの回数が多くなるにつれてメラニン量が少なくなるため、より明るく透明感のある髪色を楽しめます。
ブリーチ1回でできる髪色には個人差がある
ブリーチをおこなうと、誰でも施術前より髪が明るくなりますが、どれくらいトーンアップするかは個人差があります。
ブリーチ後の明るさに個人差がある理由としては、以下3つの理由があります。
- キューティクルの厚みで薬剤の浸透率が変わる
- メラニンの量が多いか少ないかで明るくなりやすさが決まる
- ブリーチ前の髪が明るめか暗めかでも変わる
人によっては、ブリーチ1回で2回相当の明るさにできたり、逆にブリーチ2回でも1回相当の明るさにしかならない可能性も。
どれだけ明るくできるかによって、オンカラーで表現可能な髪色も変わることを知っておきましょう。
ブリーチ1回でなりたい髪色に近づくためのオーダー方法
ここからは、ブリーチ1回でなりたい髪色に近づくためのオーダー方法を解説します。
失敗したくない人はぜひ参考にしてくださいね。
ブリーチ1回でなりたい髪色に近づくためのオーダーポイント3つ
- 髪色の写真を3枚ほど用意する
- 濃いめに染めてもらう
- ブリーチ1回でなるべく明るくしてもらう
《1》髪色の写真を3枚ほど用意する
オーダー時には、髪色のイメージ画像を3枚ほど見せましょう。
1枚だけでなく複数枚見せるのは「イメージを正確に伝えやすいから」です。
何枚も画像を用意しておくと「明るさ」「色味」などそれぞれの画像に共通するポイントが伝わりやすいため、再現性が高まります。
《2》濃いめに染めてもらう
ブリーチをすると髪表面のキューティクルが剥がれてしまうため、普通のヘアカラーと比べると色落ちしやすくなります。
色持ちがいいカラーでも2週間ほどで色落ちしてしまうため「髪色を長く楽しみたい人」は濃いめに入れてもらいましょう。
濃く染めると完全に色落ちするまでに時間がかかるため、色味を長く楽しめるメリットがあります。
ただし「次のカラーで明るくする予定がある人」「ハイトーンをキープしたい人」は、濃いめに入れると支障が出るリスクもあります。
明るめにする予定がある場合は、あらかじめ美容師に相談してみましょう。
《3》ブリーチ1回でなるべく明るくしてもらう
ブリーチは、塗布の方法や放置時間で明るくなる程度が変わります。
ブリーチを2回するより、1回で済ませるほうがダメージ・コストを抑えられるため、なるべくブリーチ1回で明るくしてもらうようにオーダーしましょう。
【ヘアカラー別】ブリーチ1回でできる髪色18選
ここからは、ブリーチ1回でできる髪色をカラー別にご紹介します。
ヘアカラー選びの参考にしてくださいね。
ブリーチ1回×ミルクティー
《ブリーチ1回でできる髪色》ハイトーンミルクティー
ほんのりくすみ感のあるハイトーンミルクティー。
やわらかさのあるやさしげな質感で、ハイトーンでも派手な見た目になりにくいです。
華やかでフェミニンな雰囲気が好きな人におすすめですよ。
《ブリーチ1回でできる髪色》ミルクティーブラウン
深みのある濃いめのミルクティーブラウンです。
赤味のない透明感あるブラウンで、抜け感のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
落ち着きとこなれ感を表現したい人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》透明感ミルクティー
にごりの少ない透明感のあるミルクティーカラーです。
くすみとあたたかみのバランスが絶妙で、華やかな雰囲気に仕上がります。
やさしげなヘアカラーが好きな人におすすめです。
ブリーチ1回×ピンク・赤系
《ブリーチ1回でできる髪色》ビビッドピンク
鮮やかな色味が特徴のピンクカラーです。
目も引くビビットカラーで、フレッシュかつ若々しい雰囲気に仕上がります。
個性を出したい人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ピンクレッド
深みのあるピンクレッドカラーです。
濃いめのカラーなため、艶やかで統一感のある雰囲気に仕上がります。
華やかで抜け感のあるスタイルが好きな人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ピンクブラウン
ほんのり、ピンクっぽさを感じるナチュラルなピンクブラウンです。
主張しすぎないやさしいピンクの色合いが、さりげないおしゃれ感を表現します。
髪色で少しアクセントを出したい人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ピンクベージュ
明るめのオレンジベージュに、ほんのりピンクっぽさをプラスしたカラーです。
光の下でほんのり感じるピンクの色合いが、アクセントになります。
抜け感と華やかさがほしい人におすすめです。
ブリーチ1回×グレー・シルバー系
《ブリーチ1回でできる髪色》グレーラベンダー
深みのある艶やかなグレーラベンダーです。
色味に深みがあることで艶が生まれ、統一感のある仕上がりになります。
クールで落ち着きのある雰囲気が好きな人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ダークグレー
深みのあるシックな色合いのダークグレーです。
黒髪に近い髪色のため大人な雰囲気ですが、透明感がありこなれた印象に仕上がります。
かっこいい色味のヘアカラーが好きな人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ブルーグレー
光に透けたときに、青みを感じるブルーグレーです。
黒髪と同じくらい深みがありますが、艶やかさと透明感が際立ち、垢抜けた印象に仕上がります。
きれいめでかっこいい雰囲気が好きな人におすすめです。
ブリーチ1回×グレージュ
《ブリーチ1回でできる髪色》グレー多めのグレージュ
グレーが多めに配合されたグレージュです。
深みのあるシックな色合いなため、上品でこなれた雰囲気に仕上がります。
大人かわいいヘアスタイルが好きな人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ベージュ多めのグレージュ
ベージュが多めに配合されたグレージュです。
ベージュ特有のやさしげな雰囲気が際立ち、大人フェミニンな見た目に仕上がります。
ナチュラルながらも上品さを感じる髪色に仕上げたい人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ナチュラルグレージュ
ベージュとグレーが、同じバランスで配合されたナチュラルなグレージュです。
透明感とやわらかさが絶妙なバランスで、華やかでやさしげな雰囲気に仕上がります。
ナチュラル・フェミニンなスタイルが好きな人におすすめです。
ブリーチ1回×紫
《ブリーチ1回でできる髪色》ラベンダーピンク
深みのあるラベンダーピンクです。
シックなラベンダーカラーに、鮮やかなピンクが加わり、大人ガーリーな雰囲気に仕上がります。
かわいい系のヘアカラーが好きな人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》ラベンダーグレージュ
深みのあるシックなラベンダーグレージュ。
落ち着いた髪色ですが、ほんのり感じるラベンダーに上品な華やかさを感じられるカラーです。
こなれ感ある上品なヘアカラーが好きな人におすすめですよ。
《ブリーチ1回でできる髪色》深みラベンダー
艶やかでシックな深みラベンダーです。
透明感があり、肌の白さを際立ててくれるメリットがあります。
肌のトーンを明るく見せたい人や、ブルベさんにおすすめです。
ブリーチ1回×アッシュ
《ブリーチ1回でできる髪色》アッシュグレー
青味のある髪色特有の艶やかさを感じるアッシュグレーです。
透明感あるクールな質感が、きれいめな雰囲気に仕上がります。
大人向けの上品カラーを探している人におすすめです。
《ブリーチ1回でできる髪色》アッシュブルー
深みのある鮮やかなアッシュブルーです。
根元から毛先にかけてグラデーションのように色味が変わり、抜け感のあるおしゃれを楽しめます。
こなれた雰囲気のヘアカラーを求めている人におすすめです。
ブリーチ1回でできる髪色に関するよくある質問
ここからは「ブリーチ1回でできる髪色」に関して、よくある質問を紹介します。
ブリーチ1回の髪にムラシャンは効果がある?
ブリーチ1回の髪に、ムラシャンは効果的です。
髪の黄ばみを抑え、色落ちが汚くならないよう対策してくれたり、寒色系の色味を長持ちさせてくれたりする効果があります。
ほかにも「ピンクシャンプー」「ブラウンシャンプー」なども効果的ですよ。
ブリーチ1回でできる髪色はどれくらい持つ?
ブリーチ1回でできる髪色は、3〜14日ほど色持ちします。
ただし「色の種類」「色の深さ」によって差があります。
アッシュやグレーなどの寒色系は色落ちが早く、ピンクやレッドなどの暖色系は色落ちしづらい傾向です。
また、濃い色ほど色持ちしやすく、薄い色ほど色落ちが早いため「髪色を長く楽しみたい人」は濃く深いカラーに染めてもらいましょう。
ブリーチ1回だと赤みは残る?
ほとんどの人は赤みのない状態にできます。
ただし「薬剤が浸透しづらい髪が太い人」や、「暗い髪色を続けていた人」「白髪染めをしていた人」は、ブリーチ後も赤みが残りやすいです。
上記の条件にあてはまる人は、ブリーチをしてもらう際に「薬剤をたっぷりのせてもらう」「時間を長くおいてもらう」などの工夫をしてもらいましょう。
ブリーチをしたら一生金髪?
ブリーチをした部分は、カットしてなくなるまで金髪です。
ただし染め方によっては、地毛と同じくらいの明るさまで落ち着いた色味になる場合も。
髪を暗くしたい人は「完全に色落ちする前に髪を染める」「濃いめのカラーを繰り返す」などの工夫を取り入れて、髪色を落ち着かせましょう。
ブリーチした髪が緑色になるのはなぜ?
ブリーチをして緑色になる理由は「ブリーチのベース(黄色) +青い染料」が混ざるからです。
緑色になるのを防ぎたい人は、緑の反対色である「ピンクなどの補色を加える」「アッシュやグレーなど青みの強い髪色にしない」などの工夫が必要です。
ブリーチ1回でできる髪色でおしゃれを楽しもう♡
ブリーチ1回でできる髪色は「深みのある鮮やかな色味」です。
個人差はありますが、基本的には茶味のない鮮やかなヘアカラーを楽しめます。
まずはブリーチ1回でできる髪色を試してみて「より透明感のある髪色にしたい人」は2回目ブリーチも考えてみましょう。