まつ毛パーマのなかでも高い人気を誇る「パリジェンヌラッシュリフト」。
どんな人に似合うのか・従来のマツパとの違いはあるのかと疑問に思っている人は多いはず。
今回は、そんなみなさんに向けてパリジェンヌラッシュリフトの気になる疑問を徹底解決します！
自分に合ったマツパデザインを探している人は必見です◎
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
今更聞けない！パリジェンヌラッシュリフトとは
パリジェンヌラッシュリフトとは、「まつ毛の根元にだけカールをかけて毛先を80度に立ち上げたマツパ施術」のこと。
日本人の目に合わせて開発されたマツパデザインで、根強い人気を誇っています。
特徴的な80度カールは、瞳が綺麗に見える角度とされているそう◎
根元からグッと引き上げることでまつ毛の影が目に落ちるのを防ぎ、瞳に光が入りやすくなるんです。
「パリジェンヌ」という名前の由来は？
フランス人のまつ毛が元々上向きに生えていることからきています。
パリジェンヌのようにナチュラルな上向きまつ毛が作れるので、この名前が付けられたようです。
今回は、そんなパリジェンヌラッシュリフトの詳しい特徴やメリット・似合う人などを徹底解説！
まぶたの構造別の施術事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください♡
パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマの違い
パリジェンヌラッシュリフトと従来のまつ毛パーマは、カールの付け方・薬剤の強さ・ロッドの3つの項目でそれぞれ違いがあります。
| 比較項目 | パリジェンヌラッシュリフト | 従来のまつ毛パーマ |
|---|---|---|
| カールの付け方 | 根元にのみ立ち上げカールを仕込む | 根元〜毛先まで全体的にカールさせる |
| 薬剤の強さ | 弱め （軟化スピードの遅い薬剤を使用） | 強め （軟化スピードの速い薬剤を使用） |
| ロッドの種類 | 1種類 （立ち上げデザインのみ） | 十数種類 （デザインカールor立ち上げカール） |
パリジェンヌラッシュリフトでは、根元にだけカールを仕込んでデザインを作ります。
そのため、横から見たときのシルエットも直線的。
くるんとしたカーブ感は控えめで、スタイリッシュな印象に仕上がります。
また、使用する薬剤も従来のマツパで使うものより刺激が少ないです。
まつ毛パーマでは、毛質を軟化してカールをつけやすくするための薬剤を用います。
この「軟化」のスピードが速い薬剤ほど刺激が強く、まつ毛への負担も大きいです。
パリジェンヌラッシュリフトで使用する薬剤は軟化スピードが遅めのため、まつ毛へのダメージを抑えながら施術できます。
ただし、その分通常のマツパよりも施術時間が少し長くなるので把握しておきましょう。
また、パリジェンヌラッシュリフトのロッドは立ち上げカールのみ。
通常のマツパのようにCカール・Dカール・Jカールなど、デザインを選ぶことはできません。
このようにそれぞれにメリット・デメリットがあるので、仕上がりの好みや条件に合わせて選ぶと良いでしょう◎
パリジェンヌラッシュリフトのメリット
パリジェンヌラッシュリフトのメリットは大きく分けて4つあります。
《1》自まつ毛をできる限り長く見せられる
1つ目のメリットは、自まつ毛をできる限り長く見せられること。
パリジェンヌラッシュリフトは、毛先に丸みやカーブを作らない「根元からの立ち上げカール」です。
そのため、本来ならカーブの角度で内側に入ってしまうはずの毛先までまっすぐ伸ばせます。
やや直線的なシルエットなので、正面から見たときに自まつ毛がより長く見える効果も♡
まつ毛の長さが強調されると、目の縦幅も自然とアップします。
上下両方のまつ毛に仕込めば、目の重心を下げつつもパッチリとしたデカ目をゲットできますよ！
《2》まぶたが引き締まって見える
2つ目のメリットは、まぶたが引き締まって見える効果があること。
パリジェンヌラッシュリフトの立ち上げ力は強力なので、まつ毛と一緒に目元全体を引き上げてくれます◎
そのため、重ためまぶたや開きの悪い目元との相性が良いです◎
白眼に光が入りやすくなって、瞳がより美しく見えるでしょう。
目頭〜目尻まで同じ角度（80度）でしっかり立ち上げるため、目元の皮膚が薄い人は一重・奥二重が二重になる副次的効果も期待できるかもしれません♡
《3》まつ毛の矯正力に優れている
3つ目のメリットは、まつ毛の矯正力に優れていること。
くせの強い下がりまつ毛や頑固な逆さまつ毛なども、パリジェンヌラッシュリフトの矯正力を使えば綺麗な上向きまつ毛にデザインできます。
パリジェンヌラッシュリフトはまつ毛パーマの一種ではあるものの、カールを「調整」する施術ではないので、イメージとしては「矯正」のほうが近いです。
まつ毛の根元の角度を80度に揃えることで、まつ毛の生え方を根本から整えられます。
「従来のマツパではまつ毛がしっかり上がらなかった」という人でも効果を感じやすいでしょう！
《4》マツエクと併用できる
4つ目のメリットは、マツエク施術と併用できること。
基本的に、従来のまつ毛パーマはまつ毛エクステと併用できません。
それぞれの施術で使用する薬剤や効果の相性が悪く、同時に行うとまつ毛にダメージを与えたり持ちを悪くしたりする原因になるといわれています。
パリジェンヌラッシュリフトと併用できるマツエクは「パリエク」と呼ばれるものです。
従来のまつ毛パーマよりもまつ毛に与えるダメージが少ないパリジェンヌラッシュリフトは、このような専用のエクステと組み合わせることでよりボリューム感のある華やかな目元を演出できます♡
パリジェンヌラッシュリフトはこんな人におすすめ！
「パリジェンヌラッシュリフトをやってみたいけど自分に合うかわからない」と悩んでいる人に向けて、パリジェンヌラッシュリフトがおすすめな人の特徴をまとめました！
パリジェンヌラッシュリフトがおすすめな人の特徴
- 自まつ毛の長さを活かしたい
- まつ毛をできるだけ長く濃く見せたい
- 日頃からすっぴんor薄いメイクのことが多い
- まぶたが重たく目の開きが悪い
- 眠たそうな目とよくいわれる
- マツエクとまつ毛パーマの両方を同時にしたい
- まつ毛に負担のかからないまつ毛パーマがしたい
パリジェンヌラッシュリフトは、自まつ毛を活かしたスタイリッシュなデザインが魅力です。
自分のまつ毛をできるだけ長く見せたい・ナチュラルなデカ目効果が欲しいという人は、パリジェンヌラッシュリフトの魅力をより実感しやすいでしょう◎
マツエクとの相性も良く、普段からエクステやつけまつ毛でボリュームをプラスしている人にもおすすめです。
また、矯正力・立ち上げ力の強さが特徴なので、重ためまぶたをグッと引き上げてや目元をパッチリ見せることもできます。
特に目の開きが悪くて眠そうに見られる人は、パリジェンヌラッシュリフトで理想のパッチリEYEに近づけるでしょう♡
パリジェンヌラッシュリフトが不向きな人
以下の項目に当てはまる場合は、パリジェンヌラッシュリフトで理想とする効果を感じられない可能性が高いです。
パリジェンヌラッシュリフトが不向きな人の特徴
- まぶたが分厚い人
- 部分的にまつ毛が生えていない箇所がある人
- 毛先に丸みのあるマツパデザインが好きな人
一重・奥二重・二重問わずまぶたの皮膚が分厚い人は、パリジェンヌラッシュリフトで綺麗にまつ毛が上がらないことがあります。
これは、まつ毛の根元がまぶたの皮膚に埋もれてしまっているから。
仮に根本から持ち上がっても、自然な目元に仕上がらない場合があります。
理由は、パリジェンヌラッシュリフト特有のデザインが影響しているから。
まつ毛パーマなら、根本から毛先にかけてカールをつけるので、瞼に厚みがあってもそれに沿うようなかたちになるので自然に見えます。
一方のパリジェンヌラッシュリフトは、カールはつけず、根本から毛先にかけてぱっちりと80度立ち上げる直線的なデザインです。
そのため瞼が厚い人だと、まつ毛の中間あたりと瞼が不自然にぶつかってしまう場合があります。
このタイプの目元には、根本から引き上げるパリジェンヌラッシュリフトよりも、まつ毛全体にカールを付ける従来のまつ毛パーマのほうが綺麗に見える場合があります。
毛先の丸みやカーブを活かしながら、まつ毛がしっかり上向きになりますよ。
また、部分的にまつ毛が生えていない場所がある人も要注意！
自まつ毛を活かしたパリジェンヌラッシュリフトのデザインでは、まばらなまつ毛を返って強調することになりかねません。
まつ毛の長さ・生えている場所にバラつきがある場合は、束感のあるデザインカールでバランスを調整すると良いでしょう。
まつ毛の先がくるんと丸まっているデザインが好きな人・可愛らしい印象の目元に仕上げたい人も、従来のマツパのほうが満足度の高い仕上がりになります◎
【まぶたの構造別】パリジェンヌラッシュリフトの施術事例
ここでは、パリジェンヌラッシュリフトの実例をまぶたの構造別に紹介します。
一重まぶた × パリジェンヌラッシュリフト
立ち上げカールで憧れのロングラッシュに
まつ毛の影が目に落ちるのを防ぐと、目に光が入りやすくなります。
白目の範囲が増えれば、顔全体がすっきりして小顔に見える・目の横幅が広く見えるなどの効果も期待できますよ。
短いまつ毛でもしっかりキャッチ
頑固な一重まぶた＆短めまつ毛で悩んでいる人にも、パリジェンヌラッシュリフトはおすすめ◎
根元から上向きまつ毛に矯正するので、目の縦幅がアップして目がパッチリ見えます。
瞼を引き上げて二重線をゲット
まぶたの皮膚が薄い一重さんの場合、パリジェンヌラッシュリフトで副次的に二重幅が出現する可能性があります！
まつ毛の生え際も見えやすくなり、アイラインやアイシャドウも潰れにくくなるでしょう。
奥二重まぶた × パリジェンヌラッシュリフト
すっぴんにも馴染みやすいナチュラルさ
毛先にカーブがつかないシンプルなパリジェンヌラッシュリフトは、すっぴんやナチュラルメイクとも相性ばっちり。
奥二重の優しげな目元にもしっかりフィットします。
目頭の立ち上げでアーモンドEYEに
パリジェンヌラッシュリフトで目頭のまつ毛からしっかり立ち上げることで、目の開きがグッと良くなります。
丸みと直線のバランスが取れたアーモンドEYEは、洗練された印象を与えてくれるでしょう。
縦ラインの強調でキュートな丸目に
パリジェンヌラッシュリフトでは毛先にカールはつけられませんが、目の縦幅を強調できるので丸目っぽく見せられます。
下まつ毛とセットで行い、目の重心を下げて中顔面を短く見せることも可能です。
二重まぶた × パリジェンヌラッシュリフト
幅広二重を活かした束感アレンジ
幅広の二重には、ボリューム感のある束感デザインが似合います。
カールの角度は変えられませんが、目尻の束を太めにして切れ長風にアレンジするのもGOOD。
アイライン効果で目力アップ
まつ毛の生え際がしっかり見える二重さんは、パリジェンヌラッシュリフトでアイライン効果をゲットしましょう！
すっぴんでも目力アップさせたい人におすすめです。
パリエク合わせでとことん盛る
長さもボリュームも欲しいというときは、パリエク合わせがおすすめ。
まつ毛の生え方にバラつきがある人やまつ毛が少なくて悩んでいる人にもぴったりですよ。
パリジェンヌラッシュリフトのQ&A
最後に、パリジェンヌラッシュリフトに関するFAQをまとめました。
パリジェンヌラッシュリフトの料金相場は？
パリジェンヌラッシュリフトは、6,000〜10,000円くらいが相場となります。
通常のまつげパーマの相場は4,000〜7,000円程度なので、少し金額は上がると認識しておきましょう。
ただし、上まつ毛のみ・下まつ毛とセット・パリエクとセットなど内容次第で上下するので、詳しくは各サロンの料金表で確認してみてください。
パリジェンヌラッシュリフトはセルフでできる？
パリジェンヌラッシュリフトは、Parisienne Beauty Groupである株式会社ILが提供する技術講習を受けた公認資格保有者だけが提供できるアイラッシュ技術です。
市販で類似商品が販売されていますが、これらはパリジェンヌラッシュリフトではありません。（2025年12月時点）
一般的に、セルフのまつ毛パーマは化粧品登録されていない薬剤が含まれる場合が多く、使用者によるトラブルの相談が年々増加しています。
セルフのまつ毛パーマを使用するリスクとして、カールの左右差が目立つ・まつ毛へのダメージが加速する可能性が高いです。
また、薬剤が目に入ると失明するリスクも否定できません。
パリジェンヌラッシュリフトの公式講習は、美容師免許保有者のみが受けることができます。
つまり、パリジェンヌラッシュリフトの資格保有者は適切な技術と知識を持っているといえるでしょう。
目元の不安や健康被害は金額に変えられないほど重要です。
安全性・仕上がりの側面から考えても、サロンでプロにお願いしましょう。
パリジェンヌラッシュリフトでよくある後悔と対処法は？
パリジェンヌラッシュリフトでよくある後悔
- まつ毛が上がらない
- 毛先がチリチリになった
- まつ毛が上がりすぎた
まつ毛が思うように上がらない場合は、まぶたの形とパリジェンヌラッシュリフトのロッドがフィットしていない可能性が高いです。
まぶたが重すぎる・皮膚が分厚い場合も根元から立ち上げにくいので、別のデザインのマツパに変更すると良いでしょう◎
毛先のチリチリ感は、施術によるダメージが主な原因です。
まつ毛美容液で保湿するなど「まつ育」をして、一時的にマツパ・マツエクの施術は控えてください。
まつ毛が上がりすぎて肌にくっついている場合は、サロン側の施術ミスの可能性があります。
仕上がりに不備がある場合は、ほとんどのサロンでお直し可能です。
「失敗したかも？」と思ったら、できるだけ早く連絡して見てもらうのがおすすめですよ。
パリジェンヌラッシュリフトで映える自まつ毛に！
80度に立ち上がった根元と直線的なデザインで、垢抜けEYEに仕上げてくれるパリジェンヌラッシュリフト。
自まつ毛を活かしたナチュラルなデザインなので、幅広い目元にフィットしますよ♡
気になる人は、ぜひパリジェンヌラッシュリフトを取り入れて見てくださいね。
